Q
iPhoneで撮影した写真や動画を、パソコンを使わずに安全に保存しておく方法はありませんか? (E・Hさん 静岡県 24歳)

A
──これは、ガジェットライターの篠原義夫さんに聞きましょう。
篠原
自分で撮影した写真や動画は人生を彩る大切な思い出ですから、なくさないように保存しておきたいですよね。
パソコンを使わないで保存するには、ストレージ系の専用機器を使う方法と、クラウドサービスを使う方法の2種類があります。
まず、専用機器については、さまざまな製品がありますが、最も有名なのは、バッファローのおもいでばこシリーズでしょう。
最大2TバイトのHDDを内蔵し、iPhoneとはUSBケーブルで接続して写真や動画を取り込めます。さらに、テレビにつないで写真や動画を再生することも可能です。。
また、iPhoneだけでなく、デジカメやビデオカメラのデータも取り込めるなど、一台で何役もこなしてくれます。
ただし、こうした専用機器は家庭用の電気製品なので、予期せぬ事故や災害などでデータを失う可能性もないとはいい切れません。
したがって、確実な保存にこだわるなら、現時点ではストレージ系のクラウドサービスを利用することも検討しましょう。
──インターネット上にデータを保存できるサービスですね?
篠原
はい。こうしたクラウドストレージには無料・有料を問わず、数多くの種類がありますが、より信頼性の高い大手のサービスを利用したいところです。
そして、動画の保存も考慮すると、ストレージ容量をたっぷり使えるサービスのほうが、あとで窮屈な思いをしなくて済みます。
そういった条件を考慮すると、容量無制限のクラウドサービス、「Googleフォト」がイチ推しといえます。
1600万画素までの写真およびフルHDの動画であれば、無料でいくらでも保存可能と、実に太っ腹です。これらを超えるデータの場合は自動的に圧縮保存されますが、それでも十分高画質です。
また、画質はどうしても譲れないというなら、オリジナルサイズでバックアップできる有料プランを使うといいでしょう。
──これならiPhoneから簡単にデータをアップロードできるので、パソコンなしでも安心ですね。