パソコン(PC)を長く使っていると、だんだんと動作が遅くなり、イライラさせられることが増えてくる。そんなときはまず遅くなった原因を調べ、それを改善する対処法を試してみるといい。PCを修理に出したり、買い替えたり、初期化したりするのは、それからでも遅くはないはずだ。それに、うまくいけば意外とあっさり「軽く」「速く」なることも多い。今回は、Windows10や8.1、7のほか、最新OSの「Windows11」にも一部対応したテクニックを紹介する。

対処法③ 起動が遅い理由はスタートアップアプリかも?

▶対応OS:11/10

「スタートアップアプリ」とは、パソコン起動時に自動的に開始するアプリのこと。数が少ないうちは大きな問題はないが、増えすぎるとシステムに負荷が掛かりやすくなり、パソコンの起動時間を長引かせてしまうことがある。

改善策-1 スタートアップアプリの数を減らす

10は「設定」→「アプリと機能」→「スタートアップ」、11は「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」を開く。

画像: スタートアップアプリの設定は、アプリ関連の設定項目から利用できる。

スタートアップアプリの設定は、アプリ関連の設定項目から利用できる。

一覧から不要なアプリを選んで、スイッチをオフにする。この際、リストの並び順を「スタートアップへの負荷」に変更し、システムへの「影響」が大きいと思われるアプリから優先して無効化したほうが、より大きな効果を見込める。

画像: アプリによってはスタートアップを無効化すると、動作に支障をきたす場合もある。なるべく問題なさそうなアプリを選んでスタートアップを無効化しよう。

アプリによってはスタートアップを無効化すると、動作に支障をきたす場合もある。なるべく問題なさそうなアプリを選んでスタートアップを無効化しよう。

改善策-2 バックグラウンドアプリの無効化

Windowsでは、様々なアプリがバックグラウンドで実行されている。もし明らかに不要なアプリがある場合は、システムへの負荷を軽減するため無効化してしまうのも手だ。

10では、バックグランド動作の無効化は、設定の「プライバシー」→「バックグラウンドアプリ」から実行可能。使用頻度の低いアプリなど、問題なさそうなものから無効化していくといいだろう。

画像: バックグラウンド動作の停止によりパソコンの負荷が減り、ノートパソコンのバッテリー持ちをある程度延ばせる場合もある。

バックグラウンド動作の停止によりパソコンの負荷が減り、ノートパソコンのバッテリー持ちをある程度延ばせる場合もある。

一方、11では設定の「アプリ」→「アプリと機能」からバックグラウンドアプリの動作を制御可能。まずアプリ一覧の右端にある三点リーダーから「詳細オプション」を表示する。

画像: バックグラウンドで動作するアプリのみ、プルダウンメニューに「詳細オプション」が表示される。

バックグラウンドで動作するアプリのみ、プルダウンメニューに「詳細オプション」が表示される。

あとは「バックグラウンドアプリのアクセス許可」を「常にオフ」にすれば、バックグラウンド動作が無効化される。

画像: 初期状態では、消費電力を考慮した「電力最適化(推奨)」が適用されている。

初期状態では、消費電力を考慮した「電力最適化(推奨)」が適用されている。

なお、アプリと機能から詳細オプションを選べるのは、バックグラウンドで動作するアプリのみとなっている。詳細オプションが表示されないアプリの場合は、そもそもバックグラウンドアプリではないので設定は不要だ。

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対処法④ 視覚効果の無効化でイライラを解消する

▶対応OS:11/10/8.1

Windowsには、ウインドウの最大化や最小化を滑らかなアニメで表現したり、写真ファイルのアイコンをサムネイルで表示したりなど、目を引くエフェクト効果が多数用意されている。

こうした演出は見た目こそ華やかだが、システムに負荷を掛ける原因にもなりがちだ。パソコンのパフォーマンスを少しでも改善したいなら、こうした視覚効果は思い切って無効化してしまおう。

改善策 視覚効果を「パフォーマンス優先」に

視覚効果の変更は「システムのプロパティ」から行える。8.1は「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」、10は「設定」→「システム」→「詳細情報」→「システムの詳細設定」からそれぞれ「システムのプロパティ」を開こう。

一方、11の場合、「設定」→「システム」→「バージョン情報」→「システムの詳細設定」から「システムのプロパティ」を表示可能だ。

画像: 10では8.1と同様、コントロールパネルからも「システムのプロパティ」を開ける。一方、11ではコントロールパネルからは「システムのプロパティ」を開けなくなっているので注意しよう。

10では8.1と同様、コントロールパネルからも「システムのプロパティ」を開ける。一方、11ではコントロールパネルからは「システムのプロパティ」を開けなくなっているので注意しよう。

「システムのプロパティ」が開いたら、「パフォーマンス」項目の「設定」ボタンをクリック。

画像: 「システムのプロパティ」では、パソコン上級者向けの各種システム設定を利用可能。安易に変更するとOSの動作に支障をきたす可能性が高いので注意して欲しい。

「システムのプロパティ」では、パソコン上級者向けの各種システム設定を利用可能。安易に変更するとOSの動作に支障をきたす可能性が高いので注意して欲しい。

視覚効果から「パフォーマンスを優先する」を選んで、OKボタンをクリック。これでシステムに負荷を掛ける演出をまとめて無効化できる。

元の視覚効果に戻すには、「パフォーマンスを優先」から「コンピューターに応じて最適なものを自動的に選択する」に変更すればOKだ。

画像: 「カスタム」を選択すれば、リストの視覚効果を自由に変更することも可能だ。

「カスタム」を選択すれば、リストの視覚効果を自由に変更することも可能だ。

対処法⑤ なぜか遅いファイル検索を高速化する

▶対応OS:11/10/8.1

ファイルの検索時間が遅いときに試してほしいのが、「インデックスの作成」。ファイルの索引ともいうべき「インデックス情報」をあらかじめ作成しておくことで、検索速度を飛躍的に短縮化することが可能だ。

改善策 インデックスファイルを作成する

インデックスの作成は、「コントロールパネル」→「インデックスのオプション」から行える。

まず「コントロールパネル」の表示方法を「大きいアイコン」もしくは「小さいアイコン」に変更したうえで、「インデックスのオプション」をクリックする。

画像: カテゴリー別の表示方法では「インデックスのオプション」は表示されない。

カテゴリー別の表示方法では「インデックスのオプション」は表示されない。

「インデックスのオプション」→「変更」ボタンをクリック。

画像: ウィンドウ右側の「含まれる場所」にあるフォルダーは、初期状態でインデックスファイルが作成されるようになっている。

ウィンドウ右側の「含まれる場所」にあるフォルダーは、初期状態でインデックスファイルが作成されるようになっている。

「選択された場所の変更」欄からインデックスを作成するストレージを選択し、「OK」をクリック。これで直ちにインデックスの作成が開始する。

画像: 初回のインデックス作成は時間が掛かる。

初回のインデックス作成は時間が掛かる。

対処法⑥ 自動メンテナンスのバックグラウンド動作を停止する

▶対応OS:11/10/8.1

「自動メンテナンス」は、バックグラウンドでシステムスキャンやソフトウェア更新などを自動で行ってくれる、いわばパソコンの見守り役。しかし、メンテナンスの実行中はパソコンに負荷が掛かるため、OSの動作がどうしても重くなりがちだ。

従って、パソコン作業を妨げられたくないときには、念のため自動メンテナンスを無効化しておいたほうがいいだろう。

改善策-1 自動メンテナンスの停止方法

「自動メンテナンス」の状態は、「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」からチェックできる。

自動メンテナンスの実行中は、「メンテナンス」項目の「自動メンテナンス」に「メンテンナスは進行中です」と表示されている。中断する場合は「メンテナンスの停止」をクリックすればOKだ。

画像: 「自動メンテナンス」項目に「メンテナンスの開始」と表示されている場合は、メンテナンスは実行されていないので特に操作を行う必要はない。

「自動メンテナンス」項目に「メンテナンスの開始」と表示されている場合は、メンテナンスは実行されていないので特に操作を行う必要はない。

改善策-2 自動メンテナンス時刻を変更する

自動メンテナンスのスケジュールは「自動メンテナンス」項目の「メンテナンス設定の変更」から行える。深夜や早朝に設定しておけばパソコン作業を妨げることもないだろう。

画像: 「メンテナンス設定の変更」をクリックすると、別画面が開く。ここでメンテナンスを実行する時刻を設定しよう。

「メンテナンス設定の変更」をクリックすると、別画面が開く。ここでメンテナンスを実行する時刻を設定しよう。

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