世界に無数に存在する家電の中には、斬新すぎる発想を持った製品が少なくない。本連載では、思わず人に話したくなる、世界の知られざる「やりすぎ家電」を、家電スペシャリストの滝田勝紀が、丹念に発掘、レポートする。

測るストレスをとことん減らしたスタイリッシュすぎる上腕式血圧計

オムロン ヘルスケア
上腕式血圧計「HEM-7600T」
実売価格例:2万1080円

本機は、本体とカフが一体化したチューブレスタイプの上腕式血圧計だ。

表示部は、視認性のいい有機ELディスプレイを採用。ブルートゥース通信機能を搭載し、「OMRON connect」アプリにデータを転送すると、測定した血圧データをグラフで確認できる。

画像: 測るストレスをとことん減らしたスタイリッシュすぎる上腕式血圧計

血圧は、これまで病院で測ることが正しいとされていた。

だが、病院で測ると、緊張からか血圧が高くなりがち(白衣高血圧)なので、最近は、自宅で測った家庭血圧データが重視されるようになってきている。

とはいえ、血圧を測るのはめんどうなので、自宅で定期的に測り続けることができる人なんてあまりいないだろう。

それを解決すべく、やりすぎた血圧計が、オムロン ヘルスケアの上腕式血圧計「HEM-7600T」である。

まず、通常の血圧計と最も異なる点が、本体と腕に巻くカフをつなぐ空気を送り届けるチューブがないところ。

同社によれば、「そもそも測定や収納時にチューブの存在が煩わしく、それこそが血圧を測り続ける習慣化の障害となっていた」ことから、本体とカフの一体型に強くこだわったそうだ。

画像: 本体とカフが一体化され、チューブがない。

本体とカフが一体化され、チューブがない。

さらにカフ自体にも、煩わしさを排除するやりすぎな工夫が込められている。

従来の血圧計は、カフの一部の空気袋で腕を圧迫し、血圧を測定していたため、カフを装着する最適な位置や向きなどが決まっていた。

だが、本機はカフの360度すべてが袋となっていて、どこでも圧迫できるため、上腕にピッタリ装着するだけで、向きや位置などを気にせずに正確なデータが取れるという。

このように、血圧測定に潜んでいた何気ないストレスみたいなものを極力排除しているのである。

そして、さらにやりすぎているのが、このデザインだ。

画像: オーディオ機器のようにも見えるデザインも特徴的。

オーディオ機器のようにも見えるデザインも特徴的。

いわゆる血圧計というと、やぼったいイメージのものが多いが、本機は異様にスタイリッシュ。

ボタンも最低限のものしかなく、ちょっとしたオーディオ機器のようにも見えることから、テーブルなどに置いてあっても違和感がなく、何となく触れてみたくなるような趣すらある。

しかも、スマホと連係し、コードレスで専用アプリにデータを保存・管理できるところも、記録するというストレスを低減。まさに、隅々までやりすぎな上腕式血圧計なのだ。

画像: ホーム画面

ホーム画面

画像: 血圧グラフ(月間)

血圧グラフ(月間)

ズバリ、ココがやりすぎ!

●チューブレスでカフと本体が一体型

そもそも違和感があるチューブを排除し、本体とカフを一体化。チューブレスの上腕式血圧計そのものが、実は国内初といえるものなのだ。

●カフは360度が空気袋なので、どこでも圧迫できる

通常の血圧計では意識しなければならない、カフの位置や向きなどを気にする必要なし。カフは、360度全体が空気袋になっているので、どこでも圧迫できる。

●各種デザイン賞も受賞。有機EL液晶も搭載

出しっぱなしにしておきたくなる、オーディオ機器のようなクールなルックス。美しい有機EL液晶は視認性が高く、グラフィカルで情報などが非常に見やすい。

画像: ズバリ、ココがやりすぎ!

解説/滝田勝紀(フリーランスライター)
◆Profile/フリーランスの編集者で「All About」の家電ガイド。ITメディアの「滝田勝紀の白物家電スゴイ技術」ほか連載多数。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。電子雑誌「デジモノステーション」ディレクターも兼任している。

※価格は、記事制作時のものです。

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