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ドライバー、定規、栓抜きなど七つの機能を持つボールペン
オウルテック
OWL-TPSE07
標準価格:1880円

センチ(7㎝)とインチ(3inch)の定規付き。
重量感のあるアルミニウムボディに、役立ちツールを組み込んだ多機能ボールペンだ。
その機能はボールペン、マイナスドライバー、プラスドライバー、タッチペン、定規、スマホスタンド、栓抜きの七つ。
ボールペンにそんな機能が必要なのか? と疑問の向きもあろう。
だが、ボールペンも一つの機能と考えれば、本品は超コンパクトなツールキットであることがわかる。
筆記には、ふだん使いのボールペンを持ち、必要時にドライバーなりタッチペンを出して使う。
といいつつ、栓抜きを使うシーンはあまりないような気がするが、そのパーツがスマホスタンドにもなるので「まあ、まあ、まあ」ということなのだろう。
ドライバーはNo.0サイズのマイクロ形状、メガネの応急処置などに活躍する。

栓抜き部はスマホスタンドにもなる。

栓抜きは、あるといざというとき便利。

軸内にタッチペンを内蔵。手書きメモ時に便利。
【チェックポイント】
いつもバッグに忍ばせておけば、いつか役立つマルチツール。というかスマホスタンドは普通に便利。ただし、対応スマホは画面サイズ5.5型程度まで。
消せるボールペンのフリクションにありそうでなかった2色タイプが登場
パイロット
フリクションボール2
標準価格:400円
消せるボールペン「フリクションボール」が、ノック式になったときはうれしかった。
さらに3色が出たときは、すぐに買いに走った。そして、4色になったときは狂喜乱舞した。
それがなぜ2色に? 退化したのであろうか。
否。2色に抑えることでスマートな軸になり、バッグや手帳のペンホルダーに挿しやすくなったのである。
2色にすることで軸のスリム化を図った。0.38ミリと0.5ミリの2タイプがある。
【チェックポイント】
日ごろ使うのは、2色あれば十分という人におすすめ。ボール径は、手帳記入に便利な0.38ミリと0.5ミリの2種を用意。クリップにはバネが入り、ノートや胸ポケットでしっかりホールドされる。
ワンタッチで底が開き、削りくずを簡単に捨てられる充電式鉛筆削り器
ナカバヤシ
PACATTO
標準価格:4600円

スケッチをしたり色鉛筆画を描いたりなど、鉛筆を使う機会の多い人におすすめの電動鉛筆削り器である。
電源は充電池で、満充電で約400回削ることができる。電池式に比べてパワーがあり、電源コードがないので持ち運んで使えるのがいい。
電動に限らず、鉛筆削り器は、柔らかい芯だと折れることがあったが、本機は2B程度の鉛筆や色鉛筆も、無駄な力を加えない機構によってきれいに削れる(赤青鉛筆ユーザーとしてはうれしい)。
自動で鉛筆を引き込み、削り終わると自動的に排出するフルオートタイプだ。
で、ここが肝心。
ワンタッチで底が開くので、削りくずが簡単に捨てられる。くずが散らばることなく、デスクトップを汚すこともない。完璧である。

底蓋をパカッと開くと削りくずが落下。くずが散らばることなく、手も汚れない。
【チェックポイント】
サイクロン式掃除機のように、ゴミ箱の上でポンと捨てられる「ワンプッシュ底蓋パカット機能」を装備。同じ機能を持つ手動式も併売されている(1450円)。
キャップを外したまま24時間おいてもすぐに書けるマーカー
パイロット
パーマネントマーカー100/400
標準価格:100円

「100」は中字丸芯。全長145.8ミリ×最大径16.4ミリ。
フェルトペンのペン先が乾燥してしまうことを、俗に「風邪を引く」などというが、さしずめこの商品は、風邪を引かない元気な油性ペンである。
なんと、キャップを外して24時間経っても、すぐに書けるのだ。
その秘密は、新開発の「CSPインキ」。
このインキは、配合された添加剤が皮膜となりペン先を覆うので、揮発を防ぐ。筆記の際には覆っていた皮膜が破れ、すぐに書き始められるというわけだ。
いわば、使わないときはマーカー自身が、自発的にキャップをしてくれるという感覚だ。
キャップを開けたまま繰り返し筆記する業務用途に向くとメーカーはいうが、確かに。
ディスカウント店のドン・キホーテで名物ポップを書く人に、ぜひともすすめたいマーカーだ(もう使っておられるかもね)。

「400」は中字平芯。ともにインキ色は黒、赤、青。
【チェックポイント】
プラスチックやガラスなどにもくっきり書ける。紙に書いても筆跡が広がりにくいインキ配合になっているので、しっかりとした筆跡と鮮やかな色が残る。
バッグの中に収まりやすく、中身が取り出しやすい薄型のペンケース
レイメイ藤井
パタリーノペンケース
標準価格:1000円(S)/1400円(L)

ありそうでなかった薄型のペンケース。
バッグの中にも収まりやすく、中に入れた筆記具が重ならないので、必要なものが取り出しやすい。
下の写真のように上蓋を半開きにすれば、ペントレーのような使い方ができる。
サイズはSとLがあるが、個人的には大容量のLがおすすめ。
これだけ入れてもかさばらず、薄いボードを運ぶ感覚で使える。


Lは、幅122ミリ×高さ200ミリ×厚さ24ミリ。


Sは幅62ミリ×高さ200ミリ×厚さ2ミリ。L、Sともに5色展開。
【チェックポイント】
半分開けた蓋はマグネットによって固定されるので、ゾンビのように起き上がってくることもない。ペン先を保護する仕切りや小物ポケットなど内部の仕上げも上々。これは使いやすい!
解説/宇野正樹