家庭用の掃除機を”水洗い掃除機”に変身させる、世界初のクリーナーヘッドが登場!
シリウス
switle(スイトル)
実売価格例:1万8230円
掃除機に水が入ってしまうという心配もない
子供がテーブルにジュースをぶちまけた、お父さんが床にカップラーメンをひっくり返した、ペットが室内でおしっこをしてしまった……。
こういった失敗はよくあるものだが、後始末のことを考えると、イラっとしてしまうのも事実。
そんなめんどうな汚れと、憂鬱な気持ちの両方を取り除いてくれるのが、この「スイトル」だ。
本機は、手持ちのキャニスター掃除機につないで使う、新タイプのお掃除ツール。
液体や個体、ゲル状のものが吸い込めるのはもちろん、カーペットやマットレスなどについたシミや汚れを、水洗いして落としてくれる点が、大きな特徴になっている。
じょうろ型の本体は二重構造になっており、掃除機のスイッチを入れると、内側のタンクに入れた水をノズルから噴射して、汚れを洗浄。
同時に吸い込み口から洗い終わった汚水を吸引し、外側のタンクにためていく仕組みだ。
掃除後にカバーを外せば、汚水は簡単に捨てることができる。
しかし、ここでよぎるのが、「掃除機に水が入るのでは?」という不安だが、その心配はない。
吸い込んだ水と空気を完全分離する技術や、空気のシールドを作って水の染み込みを防ぐ技術(いずれも特許を取得)によりガードしているほか、本体が倒れたときの逆流を防ぐ弁を装備するなど、二重、三重の安全対策が施されている。
さらには、スイトルの使用で手持ちの掃除機が壊れた場合は、掃除機の補償もしてくれるという。
ノズルを往復させるとみるみる汚れが落ちた
洗浄力も高く、白いラグにしょうゆをこすりつけてノズルを往復させたところ、消しゴムで消していくみたいに、みるみる汚れが落ちていった。
乾いたあとは、どこが汚れていたかわからないほど。
また、ラグに以前からついていた謎のシミも簡単に除去してくれて、ちょっと得した気分になれた。
ただし、使う際には、キャニスター掃除機を用意して、スイトルに水を入れて、それを掃除機に取り付けて……といった準備が必要なので、機動性はあまり高いとはいえない。
だが、汚れの処理作業は格段に楽チンだ。
これまで大量に消費していたティッシュや、ぞうきんを洗う手間、何より「も〜〜! 誰が掃除するの!?」という小言が、かなり減りそう。
床だけでなく、精神衛生の向上にも、一役買ってくれそうである。
【主な仕様】 ●サイズ/幅148mm×高さ283mm×奥行き506mm ●重量/本体:約1.2kg、鋼球弁パイプ:130g、ホース:約300g ●タンク容量/清水タンク:500ml、汚水タンク:FULLラインで600ml
解説/諏訪圭伊子(フリーライター)
※価格は記事制作時のものです。