文房具は、年々進化している。あまり世間に大きく喧伝されることもないが、より使いやすく、便利になっているのだ。ここでは、驚きの高機能を持つ新定番の傑作を紹介しよう。
ノック部でゴシゴシ消せるボールペン
三菱鉛筆
ユニボール R:E
194円
消せるボールペンといえば、長らく「フリクション」シリーズ(パイロット)の独壇場だったが、その対抗馬として登場したのが、この「ユニボールR:E」。
“熱消去性インクに摩擦熱を与えることで無色にする”というのが消える仕組みだ(基本的に「フリクション」と同じ)。
実際に使ってみたが、予想以上にきれいに消えるという印象。
専用消し具に弾力性があり、消している感触は消しゴムに近い感じだ。
書き味も滑らかで、発色もいい。
普通の消しゴムで消せる色付きのシャーペンの芯
三菱鉛筆
ユニ ナノダイヤ カラー
216円
色を使い分け、わかりやすく印象的なノートを取れるということで、学生を中心にシャープペンシルのカラー替芯が人気。
この「ユニ ナノダイヤ カラー」は、その最新モデル。
製法を一から見直したことで、高い消去性を実現しており、市販の消しゴムできれいに消せるようになった。
自動で芯が出続け、しかも折れにくいシャーペン
ぺんてる
オレンズネロ
3240円
シャーペンを使う際のストレスといえば、「芯が折れること」と「定期的にノックして芯を出さなければならないこと」。
それを両方とも排除したのが、この「オレンズネロ」だ。
スライドする先端パイプが常に芯を守り続ける「オレンズシステム」により、極細芯でも折れない筆記を実現。
さらに、ペン先を紙面から離すたびに芯が繰り出される「芯出し機構」により、最初のワンノックのみで最後まで書き続けられる。
はがれにくく、削れにくい修正テープ
プラス
ホワイパースライド
345円
修正テープは手軽に使えて便利だが、再筆記時にテープが削れたり、はがれたりしやすいのが欠点だった。
本品は、それを克服するため、削れにくい新開発テープを採用。
修正したテープの上にも、スムーズに書き込みが行える。また、テープの貼りやすさも向上している。
好きな長さにカットできるケース入りの付箋
ヤマト
テープノフセン
345円
“サイズが決まっている”という付箋の常識を覆したのが、この「テープノフセン」。
セロテープのようなロールタイプで、好きな長さにカットできる。
これなら、目的に合わせて必要な分だけ使えるのでムダがない。
しかも、裏面は全面粘着剤付きなので、ぴったり貼れて剥がれにくいのも魅力。
付箋本来の用途に加え、容器のラベル貼りなどにも利用できる。
メモを貼っておける静電気吸着ボードの小型バージョン
キングジム
ラッケージRK20
3780円
「ラッケージ」は、メモ、名刺、領収書などの紙類を静電気の力で掲示する吸着ボード。
落ちないようにしっかり掲示できるので、ピンなどで掲示物に穴をあけないで済む。
この「RK20」は、幅10センチのスリムタイプなので、狭いスペースにも設置できる。
解説/生島 保 (フリーライター)
※価格は標準価格(税込み)です。