Amazon Drive とGoogleドライブ クラウドストレージを比較 プライムフォトとGoogleフォトの料金の違いも解説

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「Googleドライブ」は15Gバイトまで、「Amazon Drive」も5Gバイトまで無料

GoogleもAmazonも、ユーザーのデータファイルをインターネット上で保存する「クラウドストレージ」を提供している。

【関連記事】Amazon Drive(アマゾンドライブとは?)料金と使い方について

「Googleドライブ」は15Gバイトまで無料、「Amazon Drive」も5Gバイトまではプライム会員でなくても無料で利用できる。

それ以上の容量に関しては、両社とも有料となり、最大で30Tバイトまで対応している。

なお、Amazonには昨年秋まで「Amazon Drive Unlimited」という保存容量無制限のプランが存在したが、残念ながら新規申し込みは終了。

現在契約中のユーザーも次回の更新日までに、容量が有限のプランに移行しなければならない。

両社のクラウドストレージサービス

データをアップロードするとテキスト化してくれる「Googleドライブ」

さて、Googleドライブは、同社の無料オフィスアプリと連係しているのが特徴で、ブラウザーや専用アプリからGoogleドライブに保存したファイルを開こうとすると、対応するGoogleのオフィス系アプリで開かれる。

最近実装された機能としては、「OCR機能」が便利だ。

これは、画像やPDFファイルをGoogleドライブに保存し、それを「アプリで開く」→「Googleドキュメント」(「ワード」に相当するアプリ)と選択すると、元ファイル内の文書が文字認識されてテキストデータ(Googleドキュメント形式)になるというもの。

一般的に、自分でOCRを実行しようとすると、スキャナーやOCRアプリの準備という手間がかかるが、Googleドライブなら、紙の書類をスマホのカメラで撮影し、それをGoogleドライブにアップロード→Googleドキュメントで開けばテキスト化が完了する。

スキャナーのようなハードウエアもアプリのインストールも不要だ。

画像ファイル内の文字をテキスト化

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PNGやPDFなど、文字の画像が含まれたファイルをGoogleドライブに保存し、パソコンなどの画面上で、そのファイルを選択。

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操作メニューを開き、「アプリで開く」→「Googleドキュメント」を選択する。数秒間処理待ちとなる。

3

処理が完了するとGoogleドキュメントが起動し、画像ファイル内の文字がテキスト化される。

4

ドライブには、元の画像データと並んで、テキスト化されたドキュメントファイルが自動保存される。

「Googleフォト」は無料かつ無制限。「プライムフォト」は、プライム会員なら静止画は無制限

また、GoogleもAmazonも、クラウドストレージにフォトスレージの機能が組み込まれている。

Googleの「Googleフォト」の場合、1600万画素までの静止画とフルHDまでの動画は無料かつ無制限で保存可能(それより高解像度だと、自動的に圧縮される。無圧縮も選べるが、その場合、持ち分のストレージが消費される)。

Googleフォトは、Androidスマホの「フォト」アプリと連係しており、いわばスマホの純正機能でもある。

iPhone用のアプリもあり、検索機能や自動アルバム機能、顔認識などが使いやすい。

また、WindowsやMacでも利用できるので、iOS端末とAndroid端末、さらにはパソコンでデータを共有できる便利なサービスといえる。

Amazonの「プライムフォト」は、プライム会員(年3900円または月400円)に限り、静止画データを無制限で保存できる。解像度などの制限はなく、ユーザーの手元にあるデータファイルがそのまま保存できる。

対象となる画像ファイルは、JPEGをはじめとする一般的な画像ファイルと、大手カメラメーカーが採用するRAWファイルなど。

撮影した元データやRAWデータもそのまま保存できるので、写真撮影を趣味にしている人におすすめ。なお、動画ファイルは無制限の対象にならず、Amazon Driveの契約容量が消費される。

パソコンのハードディスク(HDD)に保存してある写真データをバックアップするのに最適な手段といえる。

Google/Amazonのフォトストレージ

解説/福多利夫(フリーライター)

※料金は記事制作時のものです。

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