ご飯のハリや味、食感などどれを取っても頭一つ抜けたクオリティの象印とタイガー
炊飯器は、基本的に象印とタイガーが頭一つ抜けている。
ご飯のハリや味、食感、どれを取ってもクオリティが高い。
炊飯器は、各社で標榜するおいしさが違うが、それを知らずに選んでしまうと、さっぱり系好きが、もちもち系を買ってしまうなどのミスマッチが生じる。
そんなときは、炊き分け機能が充実していれば安心だ。
炊き上がり状態が対極にあるご飯は、同じ炊飯器で炊いたとは思えないくらい、仕上がりに違いがある。
ちなみに、三菱が15種類、パナソニックが9種類、象印が7種類、タイガーが5種類、日立が3種類の炊き分けが可能。
象印は、121とおりから好みの食感に近づける「わが家炊き」機能を搭載しており、好きな食感がより見つけやすくなっている。
使い勝手で光っているのが、日立の内釜。
1〜2キロのものが多い中、720グラムという軽さで、扱いやすさがピカイチ。
それでいて、おいしさもしっかり両立しているあたりにも、好感が持てる。
発熱効率に優れた南部鉄器の内釜と大火力、高圧力でかまど飯を再現
1位
象印
南部鉄器 極め羽釜 NW-AT10
実売価格例:10万1530円
伝統工芸品・南部鉄器の高級内釜を採用。
発熱効率に優れた内釜に、大火力(最大1450ワット)と高圧力(最大1.5気圧)を加えることで、かまど飯を再現。
お米を豪快にかき回しながら、ふっくらと甘み豊かに炊き上げる。
最新機種では、前回炊いたご飯のアンケートに答えることで、121とおりの中から好みの食感に近づける「わが家炊き」がグレードアップ。
より幅広い食感に炊き分けられるようになった。
本物の土のかまどを本体内に装備。より高温の炊飯を実現
2位
タイガー
THE炊きたて JPG-X100
実売価格例:13万8240円
好評のプレミアム本土鍋に「炭化ケイ素」を配合し、熱伝導が2.5倍に。
本物の土のかまど「遠赤大土かまど」を本体内に装備し、土鍋と土かまどの二重発熱構造+可変圧力で、より高温の炊飯を実現した。
「押麦」「もち麦」の2メニューを搭載し、麦飯にもこだわった。
使い勝手のいい軽量な内釜で、おいしく炊けることを証明した一台
3位
日立
ふっくら御膳 RZ-AW3000M
実売価格例:6万2760円
軽量の内釜でもおいしく炊けることを証明した一台。
アルミ合金の内釜の底に鉄の粒子を打ち込むことで、効率的な発熱に成功。
約720グラムという軽さで、使いやすさにこだわった。
ご飯の専門家「ご飯ソムリエ」の約85%が高評価するなど、味のクオリティも高い。
10ミリ厚の本炭釜で粒の立ったみずみずしいご飯を炊き上げる
4位
三菱
本炭釜 NJ-AW108
実売価格例:8万3670円
IHと相性のいい本物の炭をくり抜き、10ミリ厚に作った「本炭釜」を使用。
内釜全体の発熱と噴きこぼれのない連続沸騰技術により、粒の立ったみずみずしいご飯を炊くことができる。
柔らかく、甘みと粘りが強いご飯に仕上がる「Wおどり炊き」モデル
5位
パナソニック
Wおどり炊き SR-SPX107
実売価格例:6万1330円
大火力と可変圧力でお米を激しく対流させる「Wおどり炊き」に加え、炊飯の終盤にさらに加圧して高温にする「加圧追い炊き」を採用。
柔らかく、甘みと粘りが強いご飯に仕上げる。
解説/諏訪圭伊子(フリーライター)
※価格は記事制作時のものです。