過熱水蒸気から遠近赤外線、カーボンヒーターまでタイプの違いを見極めよう
昨今、盛り上がりを見せているトースター。
パッと見はどれも似ているが、加熱の方式はさまざまだ。
シャープのヘルシオグリエは、過熱水蒸気による加熱で、外はサクッと、中はモッチモチに仕上げ、ほかでは出せないおいしさが魅力。
このサイズで、本家ヘルシオよろしく同時調理ができるのも特別感がある。
マイコン式のパナソニックは、ボタン一つでトーストできる簡単操作が大好評。遠赤と近赤のW加熱で、トースト時間が2分半とスピーディだ。
バルミューダは、蒸気+ヒーターで、パンの外側をこんがりと焼き上げ、おいしさを閉じ込める。味やデザインは魅力的だが、焼くごとに水を入れる手間がかかる。
タイガーは、蒸気と熱風で外をカリッ、中はしっとりと焼くタイプ。コンベクションオーブンなので、やや価格が高く、広めの設置場所も必要となる。
省スペースで手早く焼くなら、ポップアップトースターという選択肢も。デロンギの新製品は、安価で機能がそろっていて見栄えもよく、買い得モデルだ。
通常のオーブンの8倍の熱量でパンを焼きたての状態に戻す
1位
シャープ
ヘルシオグリエ AX-H2
実売価格例:3万4020円
以前から評判のよかったヘルシオのトースト機能を、丸ごと抜き出した一台。
通常のオーブンの約8倍の熱量で、中心まで加熱しながら表面を素早く焼き上げ、パンを焼きたてのようにリベイクすることも可能だ。
冷凍食品やお総菜も、作りたての味を再現できる。
誰でも簡単に操作できるダイヤルで、使いやすさにも配慮した。
発売当初は4万円以上したが、今は3万円台となり、値ごろ感が出てきた。
1800とおりの制御からベストな焼き加減を自動でチョイス
2位
パナソニック
コンパクトオーブン NB-DT51
実売価格例:1万2690円
間違えようがないくらいの簡単操作で、リピーターが多い人気シリーズの最新機。
パンを焼くときは「トースト」キーをタッチ。
するとセンサーが庫内温度とパンの温度上昇を検知して、1800とおりからベストな焼き方を設定。
湿気ったお菓子を復活させるドライ機能もユニーク。
スチームと細かな温度制御で香り高く焼き上げる
3位
バルミューダ
BALMUDA The Toaster
実売価格例:2万4730円
高級トースターブームの火付け役。
スチームと細かな温度制御で、トーストを香り高く焼き上げる。
特に、チーズトーストとお餅がおいしいと好評。
それぞれをおいしく焼くため、クロワッサン、バゲットなどの専用モードも用意されるが、始めは使い分けに戸惑うことがあるかも。
速熱カーボンと遠赤ヒーター、スチームの合わせ技が特徴
4位
タイガー
スチームコンベクションオーブン KAX-X130
実売価格例:2万9760円
速熱カーボン+遠赤ヒーターとスチームの合わせ技で、炭火で焼いたようなサクッとしたトーストに焼き上げる。
ロールキャベツやミートローフも、オートキー一つで調理することが可能。
上位機並みに機能が充実したオシャレなポップアップ機
5位
デロンギ
CTLA2003J
実売価格例:5270円
低価格でありながら、「冷凍パン」「温め直し」「リフトアップ」、6段階の焼き目調整など、上位機種並みに機能が充実。
デロンギのオシャレ感もあり、インテリア性も高い。
解説/諏訪圭伊子(フリーライター)
※価格は記事制作時のものです。