高級クラスのIH炊飯器の人気が続いている。ご飯をおいしく炊くための工夫を各社が追求していて、最近は、米に合わせた炊き分けが話題。さらに、内釜の素材や火力コントロールへのこだわりも尽きることがない。最新モデルのご飯とはどんなものか、試してみる。
米の鮮度をセンシング。一粒一粒がしっかりした食感
パナソニック
SR-VSX108
実売価格例:9万7470円
可変圧力でお米を激しく対流させる「Wおどり炊き」に、「鮮度センシング」機能をプラス。釜内の圧力を検知し、米の鮮度に合わせて炊き方を調整することで、乾燥した米も新米のようなおいしさに炊き上げる。
好評の食感炊き分け機能も、9とおりから13とおりに拡充した。
真空テクノロジーが進化。玄米もふっくら炊き上げる
東芝
RC-10ZWM
実売価格例:13万5280円
独自の真空テクノロジーが進化した最新モデル。
浸し時の真空力がアップし、給水時間をさらに短縮、メインの「かまど名人コース」が、わずか38分で炊けるようになった。玄米もしっかり給水し、ふっくらと炊き上げる。
タッチパネル式の操作部も使いやすくて◯。
新方式「炎舞炊き」を採用したニューモデル
象印
NW-KA10
実売価格例:12万940円
かまど炊きの激しくゆらぐ炎を、独立制御する三つのIHヒーターで再現。ランダムな加熱で複雑な対流を起こし、釜内の米を大きくかき混ぜて米の甘みをしっかりと引き出す新方式「炎舞炊き」を採用した。
「とらひめ」専用メニューを搭載した調理器
タイガー
JPE-A10Z
実売価格例:5万1840円
こんにゃくなどを原材料とした加工食品「とらひめ」専用のメニューを搭載したモデル。糖質やカロリーが白米の約半分で、白米を食べているようなかみごたえがあるとらひめを、自宅で手軽に炊くことができる。
大人気の炊飯土鍋「かまどさん」を電気化
シロカ
かまどさん電気
実売価格例:8万6184円
累計出荷80万台の炊飯土鍋「かまどさん」を電気化した炊飯器。複雑な火加減なしに、料亭のような土鍋ご飯を、手軽に炊くことができる。
土鍋のヒビ割れ防止のため、30分で乾燥させるお手入れモード付き。
解説/諏訪圭伊子(フリーライター)
※価格は記事制作時のものです。