衣類を家庭でリフレッシュできるアイテムが話題だ。出かける直前にケアをしたり、外から持ち帰った嫌なニオイを除去したり、また、食事中についた汚れをその場で落としたりと多彩な製品が登場している。今回は、そんな衣類ケア家電を用途別に紹介しよう。

ハンディ洗濯機/超音波ウォッシャー
外出時に付着した汚れを、その場で落とせる

襟、袖の皮脂汚れやソースのシミなど、洗濯してもなかなか落ちない汚れは少なくない。そんな汚れをピンポイントで洗い落とそうというのが、ハンディ型の部分洗いアイテムだ。手洗いでは落ちにくいガンコな汚れも、部分洗いアイテムで予洗いしてから洗濯機に入れると、よりきれいに落とせるし、おしゃれ着などの傷みやすい衣類の場合は、クリーニング代の節約にもなる。

このタイプで、今話題となっているのが、アクアのコトンと、シャープの超音波ウォッシャーだ。

まず、コトンは、水を噴射しながら、たたいて汚れを落とす。汚れた部分に液体洗剤を塗り、毎分約700回の上下振動をする先端部を当てると、汚れが洗剤成分と一緒に繊維から押し出されて、下に敷いたキッチンペーパーなどに移るという仕組みだ。

アクア
コトン HCW-SHW10
実売価格例:4420円

画像1: ハンディ洗濯機/超音波ウォッシャー 外出時に付着した汚れを、その場で落とせる
画像: 付属マットの上にキッチンペーパーを敷き、そこに汚れた衣類を裏返しにして乗せ、裏側から先端部を当てる。使用中の音はやや大きめだが、ケチャップの汚れはみごとに落ちた。 ●電源/単4×3本●サイズ/幅46㎜×高さ176㎜×奥行き46㎜●重量/200g

付属マットの上にキッチンペーパーを敷き、そこに汚れた衣類を裏返しにして乗せ、裏側から先端部を当てる。使用中の音はやや大きめだが、ケチャップの汚れはみごとに落ちた。
●電源/単4×3本●サイズ/幅46㎜×高さ176㎜×奥行き46㎜●重量/200g

また、シャープの超音波ウォッシャーは、汚れた部分を水に浸し、毎秒3万8000回の超音波振動が、水を含んだ繊維のすき間に真空の泡を発生させ、泡が弾けるときに生じる強力なパワーで汚れを弾き飛ばすというもの。

家庭での洗濯をサポートする標準タイプ(UW-A2)と、軽量・コンパクトで携帯に便利なスリムタイプ(UW-S2)がある。

特に、UW-S2はスリムなので、カバンやポーチなどに入れやすく、食事会、旅行、出張などに携行しても便利。シャツに飛んだスープやソース、着替えるときに付いたファンデーションや口紅など、外出先での思わぬ汚れを、その場できれいにすることができる。

シャープ
UW-A2
実売価格例:1万4850円

画像2: ハンディ洗濯機/超音波ウォッシャー 外出時に付着した汚れを、その場で落とせる

シャープ
UW-S2
実売価格例:1万4850円

画像3: ハンディ洗濯機/超音波ウォッシャー 外出時に付着した汚れを、その場で落とせる
画像: 汚れた部分を水に浸し、先端部を当てると、超音波振動で汚れが落とせる。UW-S2はコンパクトで外出時にも好適。パフケースを携行すると、出先でも使いやすい。汚れ落ちも優秀だ。 ※写真では、UW-A2を使用。S2付属のパフを利用している。 【UW-S2】●充電時間/5時間●サイズ/幅26㎜×高さ165㎜×奥行き22.5㎜●重量/100g 【UW-A2】●充電時間/5時間●サイズ/幅40㎜×高さ168㎜×奥行き40㎜●重量/200g

汚れた部分を水に浸し、先端部を当てると、超音波振動で汚れが落とせる。UW-S2はコンパクトで外出時にも好適。パフケースを携行すると、出先でも使いやすい。汚れ落ちも優秀だ。
※写真では、UW-A2を使用。S2付属のパフを利用している。
【UW-S2】●充電時間/5時間●サイズ/幅26㎜×高さ165㎜×奥行き22.5㎜●重量/100g 【UW-A2】●充電時間/5時間●サイズ/幅40㎜×高さ168㎜×奥行き40㎜●重量/200g

衣類スチーマー/脱臭ハンガー
スチームでシワ伸ばし、イオン機能で消臭も可能

簡単にサッと衣類のシワを伸ばしたいときは、衣類スチーマーが活躍する。製品は多々あるが、中でも、トップファッショニスタに高評価なのが、大量のスチームが連続してパワフルに噴き出す、ティファールのアクセススチームシリーズだ。毎分平均20グラムのスチーム量で、繊維の奥まで浸透し、シワの原因をしっかりとほぐすため、きれいにシワを伸ばすことができる。

電源を入れてからスチームが出るまでの立ち上がり時間は40秒ほどで、忙しい朝や出かける前などでも、サッとケアができて快適だ。コートやジャケットなどはハンガーに掛けたままで使えるし、アイロンとは違って、気になるシワだけが伸ばせて、かつ立体的に仕上げられるため、形が崩れにくいという利点もある。

ティファール
アクセス スチーム プラスDT8100J0
実売価格例:1万500円

画像: ハンガーに掛けたまま使える。コートやジャケットは、アイロンいらずだし、おしゃれ着も形が崩れにくい。

ハンガーに掛けたまま使える。コートやジャケットは、アイロンいらずだし、おしゃれ着も形が崩れにくい。

水タンクは185ミリリットルの容量。スイッチオンから約40秒で立ち上がり、約18分の連続使用が可能。

画像: 業界トップレベルの毎分平均20グラムのスチーム量。繊維の奥まで浸透してシワの原因をしっかりとほぐす。 ●電源/AC100V●タンク容量/185ml●サイズ/幅130㎜×高さ283㎜×奥行き141㎜●重量/1220g

業界トップレベルの毎分平均20グラムのスチーム量。繊維の奥まで浸透してシワの原因をしっかりとほぐす。
●電源/AC100V●タンク容量/185ml●サイズ/幅130㎜×高さ283㎜×奥行き141㎜●重量/1220g

また、昨今は、ニオイに対する意識も高まっているが、特に、飲食店で衣類に付着したニオイは厄介なもの。そんなとき、衣類スチーマーもニオイ消しに一役買う存在だ。

さらに、ニオイの原因物質を分解・抑制する機器も登場している。パナソニックの脱臭ハンガーは、同社のイオン機能である「ナノイー X」を放出し、衣類のニオイを消してくれるハンガー型アイテムだ。

ナノイー Xとは、ニオイや花粉を抑制するOHラジカルがナノイーの10倍も多い微粒子イオン。衣類をこのハンガーに掛け、電源を入れると、八つの吹き出し口からナノイーXが放出。これが衣類の隅々に行きわたり、繊維の奥まで入り込んで脱臭に高い効果を発揮する。運転音は気にならないレベルだし、設置スペースも取らず、普通のハンガーと同じ感覚で使えるのがいい。

パナソニック
MS-DH100
実売価格例:1万4660円

画像: 衣類スチーマー/脱臭ハンガー スチームでシワ伸ばし、イオン機能で消臭も可能

ハンガーに掛けるだけで、衣類の内側の汗臭などを脱臭。5時間の通常コースと7時間のロングコースから選べる。

衣類の外側についたタバコ臭や花粉などは付属カバーをかぶせると効果大。

画像: 肩、襟、脇、胴体に向け、全8ヵ所の吹き出し口からナノイーXを放出。衣類の隅々まで行きわたって脱臭する。 ●電源/AC100V●サイズ/幅400㎜×高さ281㎜×奥行き88㎜●重量/520g

肩、襟、脇、胴体に向け、全8ヵ所の吹き出し口からナノイーXを放出。衣類の隅々まで行きわたって脱臭する。
●電源/AC100V●サイズ/幅400㎜×高さ281㎜×奥行き88㎜●重量/520g

ホームクリーニング機
振動するハンガーと充満するスチームでシワを除去

家庭で洗濯しにくいスーツや制服などは、クリーニングに出すことが多いが、頻繁に利用すると費用がかさむし、かといって、クリーニングに出さないわけにもいかない。

そこで話題となっているのが、ホームクリーニング機のLG Stylerだ。帰宅したら、ここに洋服をセットしてスイッチを入れるだけで、服がリフレッシュできる。そもそもは、クリーニング事情が日本と大きく異なる韓国や米国で評判を得た製品だが、日本仕様が登場した。

LG
LG styler S3MF/S3BF
実売価格例:20万8880円

「リフレッシュコース」では、衣類についたタバコ、汗、食事などのニオイを除去すると同時に、振動するハンガーラックと充満するスチームの力で衣類のシワを取り除く。センターラインのあるスラックスなどは、ドアの内側にある「ズボン折り目ケア」にセットすることで、きれいな折り目をつけることができる。

「乾燥コース」も装備していて、衣類の湿気を取り除いたり、濡れたコートやジャケットを乾燥させたりすることが可能。衣類の縮みや傷みを最小限に抑える設計なので、カシミヤなどの水洗いできない素材、ウールのセーター、手洗い指定のニット、平干し乾燥が必要な衣類も手軽に乾燥することができる。

毎日着るスーツや制服から、クローゼットの奥に眠っていたおしゃれ着や小物まで、この中に入れて運転させるだけで約50分でリフレッシュできる。
※収納アイテム数/ハンガー×3、 ズボン×1 ※付属品/ハンガー×2、ズボンハンガー×1、棚×1

本格的なシワ伸ばしという点では、アイロンや衣類スチーマーにかなわないが、掛けておくだけで服がリフレッシュできるのは、とにかく楽。新しいライフスタイル製品としても注目される。

画像: 幅45センチのスリムスタイルなので、サニタリールームの狭い空間にも設置可能だ。 ●収納容量/5.2kg●消費電力/489Wh(リフレッシュコース/標準)●サイズ/幅445㎜×高さ1850㎜×奥行き585㎜●重量/83kg

幅45センチのスリムスタイルなので、サニタリールームの狭い空間にも設置可能だ。
●収納容量/5.2kg●消費電力/489Wh(リフレッシュコース/標準)●サイズ/幅445㎜×高さ1850㎜×奥行き585㎜●重量/83kg

まとめ

衣類のメンテナンスは、ライフスタイルにもかかわるので、目的も志向も単純には分類できないが、「シワ伸ばし」「脱臭」「部分洗い」にそれぞれ最新ツールが登場していて、いずれも高い注目を集めている。また、従来製品でも、ハンガーに衣類を吊るして脱臭する洗濯機や、ハンディなスチームアイロンなど、さまざまな工夫がある。ふだんの使い方に合わせて、最適なアイテムを選びたい。

監修/中村 剛(「TVチャンピオン」スーパー家電通選手権優勝)
◆Profile/「TVチャンピオン」スーパー家電通選手権で優勝の実績を持つ家電の達人。家電製品総合アドバイザー、消費生活アドバイザー。東京電力「くらしのラボ」所長。現在、暮らしに役立つ情報を動画(Facebook)で配信中。→「くらしのラボ」はこちら

取材・執筆/市川政樹(テクニカルライター)

※価格は記事制作時のものです。

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