豪雨情報、台風情報を事前に収集したいなら、このアプリ! 人気の気象アプリ5種をチェック!

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自然災害は、いつ何どき、誰のもとを襲うかわからない。やはり、備えは不可欠である。では、今、自分に何ができるかと考えたとき、まず第一歩は情報収集であろうと考える。ということで、今回は、スマホ用の気象アプリを比べてみた。

天気予報部分は大差なし。プッシュ通知の中身が鍵

Yahoo!天気
気象関連ではトップクラスの人気アプリ。地域指定できる天気・気温情報のほか、雨雲レーダーもすぐに見られる。時系列で危険度がわかる気象警報や、河川水位情報マップなど雨期対策も強化された。頻繁なアップデートで機能が増える。

ウェザーニュースタッチ
日本の民間気象情報会社「ウェザーニューズ」がリリースしたアプリ。同社のアプリはたくさんあるが、これが最も総合的なものとなる。豊富な気象関連の情報には「メニュー」からアクセスできる。いくつかの機能は、会員しか利用できない。

tenki.jp
テレビやラジオに気象情報を提供する日本気象協会がリリースするアプリ。同協会のウエブサイトのアプリ版ともいえる。天気予報、地震情報、読み物、天気図の4種の情報を簡単に確認できる。朝・昼・夜・晩の天気をプッシュ通知する設定が可能。

気象庁レーダー
登録地域の雨雲レーダー、全国の雨雲レーダー、気象衛星の写真、天気図をタブで切り替えられるアプリ。当日を含め、10日間の天気予報も確認できる。表示される雨雲レーダーなどの画像は、気象庁のサイトで発表されたものが使われている。

amehare
スマホで最も見やすい形を追求した気象アプリで、グッドデザイン賞を受賞している。縦スクロール前提の画面デザインが使いやすいだけでなく、体感温度表示や高温注意のプッシュ通知など、機能的にも新しくて使いやすいものになっている。
※「amehare」のAndroid版は「リリース予定」となっています。

上記のように、今、人気のある気象アプリから5種をチョイスしたが、まずは、各アプリのねらいを見てみよう。

「Yahoo!天気」「tenki.jp」は、総合的で情報盛りだくさんの全部入りだ。「ウェザーニュースタッチ」も全部入りだが、天気に関する読み物もあるなど、「ウェザーニュース」の会員向けポータル的な雰囲気も感じる。「気象レーダー」は、気象庁が提供する雨雲レーダー、衛星写真、天気図をワンタッチで切り替えながら見られるアプリで、天気図が読める人に向く。「amehare」(現在はiOSのみ)はグッドデザイン賞を受賞し、見やすいデザインが特徴。全部入りというほどではないが、日常生活で必要となる天気情報がシンプルにまとめられている。

「雨雲レーダー」「1時間単位予報」「日単位予報」は、予報データなどの期間の長さの差こそあれ、ほぼすべてのアプリが搭載しており、天気予報の面だけを見れば、どれを使っても大差ないといえる。やはり、各アプリの色は、細部の作り込みによって決まってくるだろう。

どのアプリも、アプリ自体は無料だが、「ウェザーニュースタッチ」「気象庁レーダー」「amehare」はアプリ内課金がある。といっても、「気象庁レーダー」と「amehare」は課金のメリットは広告削除のみなので、無料でもフル機能を利用できる。

一方、「ウェザーニュースタッチ」はウェザーニュース会員にならないと、いくつかの機能が利用できない。中でも、プッシュ通知機能(スマートアラーム)などが利用できないのが、ほかのアプリに比べてやや不利となる。

無料で、プッシュ通知とiPhoneのウィジェットに対応しているのは「Yahoo!天気」「amehare」の二つだが、表示できる内容の多さは「Yahoo!天気」の圧勝。特に、プッシュ通知の各情報が通知される時間帯や通知内容を細かく設定できるのがいい。これは、日常的にも役立ち、傘を持たずに外出しても、雨に降られる可能性を下げられる。

たとえ基本的な天気予報だけでも、プッシュ通知はあったほうが便利だ。朝に「今日の天気」、夜に「明日の天気」を通知によって確認すれば、さまざまな失敗を回避できる。例えば、どのアプリのプッシュ通知でも、最高/最低気温がわかるが、これを確認すれば、洋服の選択ミスを減らすことができるだろう。

気温、特に人間が感じる「暑い」「寒い」という体感温度と、それに伴う服装の準備という点では、「amehare」が一歩リード。アプリ内の72時間予報の項目で、体感温度のグラフを表示し、寒暖が直感的にわかる。また、「薄いシャツ」や「厚手のコート」といった服装のアドバイスも表示される。女性向けの機能と思われるかもしれないが、こういう機能は、むしろファッションに無頓着で場違いなカッコをしてしまいがちな、筆者のようなおじさんにこそありがたいといえる。

日常使いの気象アプリを、あえて一つだけ選ぶなら、情報量の多い「Yahoo!天気」となる。

ただ、実際には、ウィジェットと通知は「Yahoo!天気」を利用し、天候や気温・湿度を知るなら「amehare」、雨雲予想などは「気象レーダー」と、複数を組み合わせて使うといいだろう。

「河川水位情報」など、雨期対策が強化された「Yahoo!天気」が情報量ではNo.1

解説/福多利夫 (フリーライター)

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