シャーク掃除機のハンディタイプ【 EVOPOWER W30】を徹底テスト!

掃除機

ダイソンキラーの異名で話題となった、米国の掃除機メーカー・シャーク。延長パイプが曲がるユニークなコードレス掃除機「EVOFLEX」に続き、日本の住環境向けに発売したハンディ型の「EVOPOWER」を徹底テストした。

シャーク EVOPOWER W30
実売価格例:2万2680円

細身でコンパクトなのにパワフルな吸引力のハンディ掃除機。リビングなどにさりげなく置いてあっても違和感のないスタイルが◎。SPEC●運転時間/約12分(バッテリー1個)●充電時間/約2.5時間●電源/リチウムイオンバッテリー●サイズ(使用時)/幅53.5mm×高さ419.1mm×奥行き60.96mm●重量/660g(本体)、370g(充電ドック)

約12分間稼働するバッテリーを2個同梱。本体と充電器で二つを同時に充電できる。

●プロフィール “ダイソンキラー”の異名で話題となった、米国の掃除機メーカー・シャーク。延長パイプが曲がるユニークなコードレス掃除機「EVOFLEX」に続き、日本の住環境向けに発売したのが、このハンディ型の「EVOPOWER」である。

ここがマル〇 ハンディ掃除機ながらも、吸引力の強さをしっかり実感。使い勝手はもちろん、バッテリーを二つ同梱し、スタミナ面も不安なし。

ここがバツ✖ 便利なノズル群を充電器にセット・収納できないのはもったいない。小さなことかもしれないが、ストレスになるポイントだ。今後の改良に期待。

見た目が良く棚の上に置いておける

まず、目を引くのが500ミリリットルのペットボトルよりスマートな本体だ。ハンディ掃除機はホコリなどが気になったときに、サッと掃除できるのが売りだが、わざわざ収納場所から取り出さなければならないとなると、その利便性は半減してしまう。その点、見た目がいい本機は、人目に触れるリビングでも、棚上や家具と家具のすき間などに違和感なく置いておけるため、十分にそのメリットを享受できる。

わが家には5歳の娘がいて、片付けても、常にソファーやテーブル、棚の上などにおもちゃだったり、文房具だったりが散らばってしまう。そういったところには、当然ホコリもたまりやすいが、本機なら、細かな部分もノズルを使い分けながら、小回りを利かせて掃除することができるので便利だ。

■3種のノズルが付属する

ソファー表面などを掃除するマルチノズルのほか、布団用ノズル、家具のすき間や引き出しなどを掃除するすき間用ノズルを同梱している。

これまではスティック掃除機をハンディタイプにして使っていたが、専用機を一度使ってしまうと、もうその環境には戻れなくなりそうだ。

シチュエーションに合わせてノズルをセレクト出来る。

凹凸のある車内の掃除にも活躍する

さらに便利だと感じたのが、車内の掃除をしたときだ。車内には複雑な凹凸が多数存在し、特にシート下やハンドル周りは、通常のスティック掃除機のハンディタイプでも掃除がしにくい。でも、本機は本体がスマートなので、狭い車内でも手元で自由に角度を変えながら、棒を突っ込むような感じでストレスなく掃除できる。シートのすき間に入ったお菓子の食べカスなども、ブラシが付いたすき間用ノズルで掃き出しながら、取り除けるのもいい。

ゴミ捨ても非常に簡単で、ゴミ箱の上でボタンを押すだけでダストボックスのふたが開き、ゴミが落ちる。指で触る必要もないので、清潔だ。

■ゴミ捨ても簡単

ゴミ捨てはボタンを押すだけで、簡単に捨てられる。本体が小さいため、ダストボックスもコンパクトだ。

一方で、気になったのは、同梱ノズルの収納に関して。三つのノズルが付属するが、本体の充電時に一つのノズルしか充電器に装着することができないため、それ以外のノズルの収納に困ってしまう。今後は、すべてのノズルを収納できるように、充電器を改良してもらえることを期待したい。

テキスト/滝田勝紀(家電スペシャリスト)

※価格は記事制作時のものです。

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