Wズーム&ボディセットで40万円~おすすめフルサイズミラーレス6選

文具・ホビー・カメラ

予算別ミラーレス一眼を考えるうえで重要なのが、どんな交換レンズを選ぶかということ。なのでカメラ単体ではなく、標準ズームと望遠ズームを組み合わせたトータル8万円~/15万円~/30万円~/40万円~の予算でカメラ選びをしている。ここではWズーム&ボディで40万円~選んだ。

一眼レフのEOSと共通の操作性を実現

キヤノン EOS R
ボディ実売価格例:25万6500円

大口径のRFマウントを採用した同社初のフルサイズミラーレス一眼。防塵・防滴のマグネシウム合金ボディに高精細EVF、バリアングル液晶モニターを備える。

画面の左右88%×上下100%の範囲をカバーするデュアルピクセルCMOS AFを搭載。ピント合わせは快速で精度もいい。AF追従での連写が遅いのは物足りない点だが、一般的な撮影シーンなら気にならないだろう。

同社の中級以上の一眼レフでは背面に装備されていたサブ電子ダイヤルが上面に移動。新しい操作部材としてマルチファンクションバーとレンズ側のコントロールリングが追加されたものの、基本的な部分は一眼レフのEOSと共通で使い勝手はいい。また、新露出モードのフレキシブルAEなど、注目ポイントは多い。

発表済みの専用レンズは4本でレンズキットはない。望遠ズームには一眼レフ用の70~200ミリF4ISIIをチョイスした。

ニコン初のボディ内手ブレ補正搭載モデル

ニコン Z7
ボディ実売価格例:43万7400円

大口径化を図った新規格のZマウントを採用したフルサイズ機。防塵・防滴仕様のマグネシウム合金製ボディに、有効4757万画素CMOS撮像センサーを搭載する(Z6は有効2450万画素)。手動でのピント合わせも容易に行える高精細なEVF、チルト液晶モニターのほか、同社のレンズ交換式カメラでは初となるボディ内手ブレ補正も備える。

画面の左右90%×上下90%をカバーする493点測距のハイブリッドAFは、スピードも精度も良好。素早い測距点選択操作が可能なジョイスティックも備えている。多画素機ながら連写性能も高めで、露出は固定になるものの、最高9コマ/秒でAF追従連写が可能となっている。

標準ズーム付きのレンズキットもあるが、一眼レフ用レンズに対応するマウントアダプターが同梱のキットもある。ここでは一眼レフ用望遠ズームの70~200ミリF4を組み合わせた。

コンパクトボディにハイスペックを凝縮

ソニー α9
ボディ実売価格例:43万5820円

積層型CMOS撮像センサーを搭載した同社のフラッグシップモデル。AFは693点の像面位相差検出を併用するハイブリッドで、画像データの読み出しの高速化に加えて、動く物が変形して写る動体歪みを低減した電子シャッターの採用などによって、AF/AE追従で20コマ/秒もの高速連写を実現。比較的コンパクトなボディにハイスペックを凝縮しているのが見どころだ。

ここでは高級タイプのGレンズから2本を選んだが、できればさらにワンランク上のGMレンズをねらいたい。

風景からスポーツまで対応できる高い汎用性

ソニー α7RIII
ボディ実売価格例:35万3520円

有効4240万画素CMOS撮像センサーを搭載した高精細モデル。AFは399点の像面位相差を併用するハイブリッドだが、画面周辺部はコントラスト検出となる。連写最高速は10コマ/秒。4枚の画像を連写合成して高画質を実現するピクセルシフトマルチ撮影機能も見どころ。緻密な描写力が欲しい風景にも、AFや連写の速さが必要なスポーツにも一台で対応できる汎用性の高さが大きな魅力となっている。

本機の画質を目いっぱい堪能したいなら、高価でも高性能な24~70ミリGMや70~200ミリGMを選んでほしい。

高感度性能に特化したスペシャルモデル

ソニー α7RII
ボディ実売価格例:25万2210円

画素数を有効1220万画素に抑えることで高感度化を図ったスペシャルモデル。ノイズの少ない高感度撮影が可能なうえにダイナミックレンジも広いので、白飛びや黒つぶれが少ないのも見どころだ。AFは従来モデルよりも高速化を図ったコントラスト検出方式。画面中央部を144点に細分化することでピントの検出精度を高めている。ボディ内手ブレ補正も備えており、暗いシーンに強いところは見逃せない。

上位の2機種同様レンズキットはない。ここでは高級タイプの24~105ミリGや70~200ミリGを選んだ。

身近な価格で高性能な最新機能を味わえる

ソニー α7III
ボディ実売価格例:24万5510円

同社のスタンダードモデルの3世代目。画面のほぼ全体をカバーする693点の像面位相差検出を併用するハイブリッドAFを搭載。動体追従10コマ/秒のスピードでJPEGの最高画質で163枚まで連続で撮れる。素早い測距点選択が可能なマルチセレクター、タッチ機能などの最新スペックも追加された。上位のα9などと比べるとファインダーの解像度がやや低いなどの差異はあるが、身近な価格は魅力的だ。

お手ごろ価格の28~70ミリズームとのレンズキットが用意されている。望遠ズームには70~200ミリGを選んだ。

解説/北村智史(カメラライター)

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