8世代目となる992型・新型ポルシェ911がワールドプレミアされる予定だが、先駆けてプロトタイプのテスト画像が公開されている。中東湾岸地域や米国デスバレーなどの過酷な暑さの中、フィンランドでのマイナス35℃の極寒の状況下、世界の名だたるサーキットやコースなど、約300万kmの走行テストを終えて、スポーツカーのアイコン・新型ポルシェ911がデビューする。(特選街web編集部)
画像: プロトタイプだが、基本はこのスタイルだろう。

プロトタイプだが、基本はこのスタイルだろう。

並外れたパフォーマンスと日常性を両立させるのがテストの目的

スポーツカーのアイコン、ポルシェ911の公道テストが終了した。間もなくL.A.オートショーで8世代目の新型ポルシェ911がワールドプレミアされる予定だが、先駆けてプロトタイプのテスト内容と画像が公開されている。

世界中のどこでも、サーキットで走りを楽しんだ後、基本的にノーメンテで自宅まで快適に帰る。例えばそんな状況が911に求められている。そのための過酷なテストが、開発プログラムに当然のように組み込まれている。その一端が垣間見える。

画像: あらゆるシチュエーションが織り込まれ耐久性がテストされる。

あらゆるシチュエーションが織り込まれ耐久性がテストされる。

温度差85℃の区間、標高差4km区間の往復。主要な大都市の渋滞、サーキットで最速タイム出す作業など、テストの全行程が終わった。その過酷なテスト後でも、特別なメンテナンスすることなく、通常走行出来るのが911であり「並外れたパフォーマンスと、911が提供する日常性を両立させる。世界中のあらゆる地域と天候の中、クルマが問題なく走行し続けられるか?それがテストをする理由です」とプロジェクトマネージャーのAndreas Pröbstle氏は語る。

画像: 都市部での渋滞での走行チェックも当然行われている。

都市部での渋滞での走行チェックも当然行われている。

テストはスポーツカーとしてのパフォーマンスの部分、全く新しい機能のチェック、クルマに過激なストレス与えるものなど複合的だ。コクピットでの新しい操作コンセプト、計器類やディスプレイ、新しいドライバー支援システムや、進化したコネクトシステムのチェックがなされた。激しい公道テストによる課題の他、国により異なるコネクトシステムの開発は特に時間の掛かる作業だったという。

画像: 延べ約300万kmの過酷な走行テストが行われた。

延べ約300万kmの過酷な走行テストが行われた。

中東湾岸地域や米国デスバレーなどの過酷な暑さでのテストでは、エアコン、エンジンの燃焼状態や熱管理について試験。気温50℃までの機能試験で内装部品は膨張と収縮を繰り返し、異音を発する。フィンランドでのマイナス35℃の気温でエンジンが問題なく始動するのか、暖房、空調、けん引、ハンドリング、ブレーキなどの分野をテスト。中国では主に耐久性のテストが行われた。

画像: 50℃からマイナス35℃の気温差85℃でも問題が起こらないかテストされる。

50℃からマイナス35℃の気温差85℃でも問題が起こらないかテストされる。

画像: どんな状況下でも快適性が求められるのが911。

どんな状況下でも快適性が求められるのが911。

「最新のポルシェが最高のポルシェ」というフレーズが再び聞こえてくる

画像: 高いパフォーマンスと耐久性とデイリーユースを両立する。

高いパフォーマンスと耐久性とデイリーユースを両立する。

そして、ドイツ・ニュルブルクリンクは伝統的にポルシェのテスト&開発プログラムの一部という。ドイツからベルギーにかけてのアイフェルでの山岳路での走行テストはエンジン、トランスミッション、ブレーキ、シャシーの優秀性を証明するために行われる。イタリアのナルドサーキットでは高速で周回し、冷却性やハンドリングのチェックが行われた。またアメリカ・コロラド州エバンスデでは標高4300mの薄い空気による燃料とターボチャージャーシステムの課題を試験。完了すると延べ約300万kmを走行したという。その他、地味ではあるが、都市部での快適性テスト、つまり高いパフォーマンスと耐久性とデイリーユースを両立させるという、工業製品として熾烈なテストが行われた。

過酷なテストを経て「最新のポルシェが最高のポルシェ」というフレーズが再び聞こえてくる。

リリース元/Porsche AG

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