【ソニーのウォークマン】ネックバンドイヤホン付きで音質も心地いい「NW-A55WI」

家電・AV

ただ音楽を聴くならスマホでも十分といえる今、ポータブルオーディオというとハイエンド機が注目されがちだが、ソニーのウォークマン・NW-A50シリーズは、お手ごろ価格が魅力。「A55WI」は、容量が16Gバイトでネックバンド型ワイヤレスイヤホンが付属する。普及モデルながらアルミ削り出しの本体を採用し、作りの面からも高音質化を目指したポータブルオーディオだ。今回は、この「NW-A55WI」をテストした。

ソニー「NW-A55WI」をテスト!

ソニー NW-A55WI
実売価格例:3万7610円

普及モデルながらアルミ削り出しの本体を採用し、作りの面からも高音質化を目指したポータブルオーディオ。メモリー容量やイヤホンの有無などでラインアップがあり、A55WIは、容量が16Gバイトでネックバンド型ワイヤレスイヤホンが付属。

スマホよりかなりコンパクトなサイズ。画面タッチに加え、右側面にあるボタンやホールドスイッチで、ひととおりの操作が可能だ。有線イヤホン付属モデルやイヤホンなしモデル、メモリー容量違いのモデルなども選べる。

【SPEC】

●内蔵メモリー容量/16GB●ディスプレイ/3.1型●対応フォーマット/MP3、WMA、ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、FLAC、WAV、AAC、HE-AAC、Apple Lossless、AIFF、DSD、APE、MQA●ブルートゥース/【送信】SBC、LDAC、aptX、aptX HD、【受信】SBC、LDAC、AAC●電源/内蔵リチウムイオン●充電時間/約4時間●サイズ/幅55.7mm×高さ97.3mm×奥行き10.8mm●重量/99g

高剛性な本体でサイズもコンパクト

ただ音楽を聴くならスマホでも十分といえる今、ポータブルオーディオというとハイエンド機が注目されがちだが、このウォークマン・NW-A50シリーズは、お手ごろ価格が魅力だ。見た目は前作のA40シリーズに似ているが、音質を追求して、上位製品と同等の高剛性なアルミ削り出し筐体に進化。同社独自の「高音質はんだ」も採用するなど、贅沢な作りである。

機能も非常に充実しており、DSDはPCM変換再生だが、おおよそ考えられるものは、すべてカバー。同社のハイエンド機と比べての大きな違いは、ヘッドホンとのバランス接続に非対応という程度。メモリー容量は、microSDカードで拡張することができる。

手に取ると、ガッシリした良好な感触が伝わり、物理的なボタンによる操作性の高さも、プレーヤー専用機ならでは。これは、スマホには望めない利点だ。サイズもかなり小さく、スマホとの2台持ちも苦にならない。

■優れた操作性は前作を継承

操作性は良好で、目当ての楽曲が快適に探し出せる。CDや圧縮音源をハイレゾ相当の高音質で楽しめる「DSEE HX」は、AIの導入で、より最適な処理が行われるようになった(写真右)。

新機能のブルートゥースレシーバーがユニーク

ユニークな新機能が、ブルートゥースレシーバーだ。これは、スマホとブルートゥース接続することで、Wi-Fi機能を持たない本機でも、「Spotify」などのネット音楽配信サービスをスマホ経由で受信できるというもの。ただし、ブルートゥースイヤホンと同時に使用することはできない。

A55WIには、人気の高い首掛け型ワイヤレスイヤホン、WI-H700が付属。ハイレゾ相当の高音質で聴けて、また、使い勝手もいい。同時に2台の機器につながるマルチポイント対応のため、ウォークマンで音楽を聴きつつ、スマホの着信も可能だ。音声アシスト機能にも対応しているので、音楽に限らず幅広く活用できるだろう。

■ネックバンドイヤホンが付属

使い勝手のよさで人気のあるWI-H700(本体と同色)が同梱。ネックバンド部分は、リスニング中もじゃまにならない。

実際にハイレゾ音源を聴いてみると、低域の音場が自然で広く、かつ響きがタイトに締められている。全体的にシャープでメリハリに富み、聴いていてとても心地いい。ネックバンドも気にならず、バッテリーのもちがいいのもうれしい。流行の完全ワイヤレスではなく、本機を選ぶ理由が十分に感じられる。

ネックバンド型のワイヤレスイヤホンの使い勝手がよく、音質も心地いい

ココが○
磨き上げられた音質と、練られた操作性、充実した機能とすべてにバランスがいい。付属ワイヤレスイヤホンの使い勝手が、とても優れている。

ココが×
特にないが、しいて挙げるなら、バランス接続を求める人には向かない。ワイヤレスイヤホン使用中には、FMラジオ機能が使えない。

文/大坪知樹 (フリーライター)

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