PayPay(ペイペイ)の意外な注意点まとめ 残高の有効期限やポイント付与、買えないものは?

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お得なキャンペーンも実施され、対応店舗も急激に増えて、注目されている電子決済サービスPayPay(ペイペイ)。財布や現金を取り出さずにスマホだけで決済できて便利なサービスだが、新しいサービスだけに、他の支払方法とは使い勝手が違う部分もある。今回はPayPayの独特な部分を中心に、ちょっと心に留めておきたいことを紹介しよう。

複数の支払い方法は併用できない

スマホで利用できる電子決済サービス「PayPay(ペイペイ)」(https://paypay.ne.jp/)。執筆時点(2018年12月14日)では、PayPayに登録するだけで、だれでもその場で500円分のPayPay残高がもらえる「PayPayはじめ特典」というキャンペーンが実施されている。

もらったPayPay残高にいくらか足して欲しいものを買おう、と考える人は多いだろう。ここでまず注意が必要なのは、PayPayには「PayPay残高」「Yahoo!マネー」「クレジットカード」と3種類の支払い方法が用意されているが、複数の支払い方法を併用して決済することはできない。わかりやすくいうと、まず先にPayPay残高で500円分を支払い、足りない分をクレジットカードで払う、ということはできないのだ。
PayPay残高を使って支払うには、購入金額以上の残高が必須となる。つまり、足りない場合は事前にPayPay残高へのチャージが必要だ。なおPayPay残高が足りない場合は、自動的に次はYahoo!マネー、最後はクレジットカードを使って全額が支払われる。

「PayPayはじめ特典」や「PayPay残高チャージ方法」については前回の記事を参照

PayPay残高のチャージは1円単位(最低チャージ額は100円)で行える。

PayPay残高の有効期限に注意!

PayPay残高の種類は2種類

電子マネーであるPayPay残高には、2つの種類がある。「PayPayライト」と「PayPayボーナス」だ。
PayPayライトは金融機関口座や登録クレジットカード(Yahoo!JAPANカードのみ)からチャージできる。それに対し、PayPayボーナスは特典やキャンペーンで付与されるものだ。「PayPayはじめ特典」でもらえる500円や、「100億円あげちゃうキャンペーン」で戻ってくる20%相当の還元はPayPayボーナスとなっている。
買い物の支払いに使う場合、PayPayライトとPayPayボーナスで使い勝手に差があるわけではないが、PayPayボーナスの残高から優先して先に使われる

PayPay残高はアプリの「残高」で確認できる。
「内訳を見る」ではPayPayライトとPayPayボーナスそれぞれの残高もわかる。

PayPayボーナスもPayPayライトも有効期限がある

なお注意したいのは、PayPayボーナスもPayPayライトも有効期限があるということ。どちらかの残高額が変動してから2年後が期限となっている。つまり一度でも使えば期限が2年後に延長されるため、日常的に利用していればほとんど気にする必要はないだろう。

PayPay残高は現金には戻せない!

チャージしすぎたPayPayライトや、還元されたPayPayボーナスは、現金に変えることはできるのだろうか。これは現時点では出金機能は用意されていないので、できない。
ただし、PayPay公式の「よくある質問」には、銀行口座に出金する機能については今後提供予定、と記載されている。具体的な時期や方法については不明だが、今後の発表や提供を待ちたい。

PayPay残高の銀行口座出金機能は、今後の提供が予定されている。(2018年12月14日現在)

PayPayで買えないものがある!

PayPayは便利なサービスで、対応店舗も急激に増えているが、各店舗が販売している商品、または提供しているサービスの代金をすべてPayPayで支払えるというわけではない。PayPayで買えないものもあるのだ。
たとえばコンビニではいち早くファミリーマートがPayPayに対応した。ファミリーマートでは非常に多くの商品とサービスが提供されているが、公共料金の支払いや宅急便の送料、他の電子マネーへのチャージ、Amazonギフト券やiTunesカードといったプリペイドカード類などはPayPayでは支払えない。またAmazon.co.jpや楽天市場といったショッピングサイトでコンビニ払いを選択し、PayPayで支払うといったこともできない。

ファミリーマートではPayPay以外にも「LINE Pay」などさまざまなバーコード決済に対応しているが、バーコード決済で払えない商品やサービスは共通だ。(2018年12月14日現在)

ポイントの付与率に注意!

PayPayで支払えるが、現金とは少し扱いが違う、というケースもある。家電量販店でよくあるのが、独自ポイントの付与率が異なる場合だ。たとえばビックカメラでは、ほとんどの商品は現金払いだと基本的に10%相当のビックポイントが付与されるが、PayPay払いだと少し減って8%となる。これはPayPayだけに限ったことではなく他の電子マネーやクレジットカードで支払った場合、つまり現金以外で支払うとよくあることだが、注意しよう。
PayPayは新しいサービスだけに、まだ戸惑うところもあるはず。お店のレジに行ってから慌てないよう、独特のポイントは確認しておこう。

◆大坪知樹
オーディオやPCといった記事を多く手がけてきたが、ガジェットはもちろん白物家電、クルマ・バイク、模型や玩具、時計に服・靴など基本的にモノが好きな物欲系フリーランスライター。

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