新4K8K衛星放送のスタートに向け、各社からチューナー内蔵のテレビや外付けチューナーが発売されている。これらにUSB HDDを接続すれば、新放送の番組録画は可能。また録画はUSB HDDを接続して行うが、従来の放送の録画と同様、一般的なUSB HDDならどれでも使える。そして現在、4Kのダブルチューナー機でも2番組同時録画は技術的な問題でできない。ダブル録画可能な製品は発売されていないというのが現状だ。

基本的に今までのテレビでの番組録画と同じ感覚で使うことができる

12月1日の新4K8K衛星放送のスタートに向け、各社からチューナー内蔵のテレビや外付けチューナーが発売されている。これらにUSB HDDを接続すれば、新放送の番組録画は可能。基本的に、今までのテレビでの番組録画と同じ感覚で使うことができる。

USB HDDを接続して録画

4K放送の録画の基本は、4Kチューナー内蔵テレビまたは単体チューナーに、USB HDDを接続して行う。テレビまたはチューナーの背面に「HDD専用」などと書かれた端子があるので、そこにUSBケーブルを差し込み、HDDと接続する。

ただし、4Kチューナーでは、8K放送の視聴・録画はできない。8K放送の視聴・録画には、シャープから発売されている8Kチューナー(8S-C00AW1)や8Kチューナー内蔵テレビ(8T-C80AX1など)、専用のHDDレコーダー(8T-C80AX1)が必要になる。

このほか、4Kチューナーを内蔵したBDレコーダーも、シャープとパナソニックから登場している。シャープには4B-C40AT3、4B-C20AT33の二つのモデルがあり、HDD容量はそれぞれ4Tバイト、2Tバイトとなっている。

パナソニックは、DMR-SUZ2060の1モデルのみ。容量は2Tバイトだ。いずれも4Kチューナーを1基内蔵しており、内蔵のHDDに4K放送を録画することができる。現行放送と4K放送の同時録画も可能で、4K+地デジ×2などの3番組同時録画ができる点も共通だ。ちなみに、8Kチューナー内蔵BDレコーダーは、まだ発売されていない。

なお、USB HDDもBDレコーダーも、4K放送の録画はDRモードのみとなっており、長時間録画のモードはない。4K放送は情報量も増えるので、より大容量のHDDを用いるのがおすすめだ。

4Kチューナー内蔵のBDレコーダーも登場

パナソニック DMR-SUZ2060

実売価格例:11万8670円

画像: 4Kチューナーを1基、地上/BS/110度CSチューナーを3基搭載したBDレコーダーで、内蔵HDDは2Tバイト。4K放送の録画に加え、UHD BDの再生にも対応するなど、充実した機能を持つ。写真や音楽などを内蔵HDDに保存し、スマホで手軽に活用できる機能も備える。

4Kチューナーを1基、地上/BS/110度CSチューナーを3基搭載したBDレコーダーで、内蔵HDDは2Tバイト。4K放送の録画に加え、UHD BDの再生にも対応するなど、充実した機能を持つ。写真や音楽などを内蔵HDDに保存し、スマホで手軽に活用できる機能も備える。

シャープ 4B-C40AT3

実売価格例:15万1070円

画像: 4Kチューナーを1基、地上/BS/110度CSチューナーを3基搭載。HDD容量も4Tバイトと、データ容量の大きい4K放送に合わせて大容量化している。UHD BD再生にも対応。また、4K解像度のEPG(電子番組表)や録画済み番組リストを新採用しており、見やすく、操作もしやすい。

4Kチューナーを1基、地上/BS/110度CSチューナーを3基搭載。HDD容量も4Tバイトと、データ容量の大きい4K放送に合わせて大容量化している。UHD BD再生にも対応。また、4K解像度のEPG(電子番組表)や録画済み番組リストを新採用しており、見やすく、操作もしやすい。

8Kテレビ&チューナーには専用のHDDが用意されている

シャープ 8R-C80A1

実売価格例:14万270円

画像: シャープの8Kテレビや8Kチューナーと組み合わせて使う専用HDDレコーダー。HDD容量は8Tバイトで、8K番組を約170時間録画可能。もちろん、8K放送だけでなく、4K放送や従来の2K放送の番組の録画もできる。データの高速書き込み/読み出しを実現し、8K放送を録画しながら録画済み8K番組を再生できる。

シャープの8Kテレビや8Kチューナーと組み合わせて使う専用HDDレコーダー。HDD容量は8Tバイトで、8K番組を約170時間録画可能。もちろん、8K放送だけでなく、4K放送や従来の2K放送の番組の録画もできる。データの高速書き込み/読み出しを実現し、8K放送を録画しながら録画済み8K番組を再生できる。

画像: シャープ 8R-C80A1

USB HDDはどの製品でも使えるの?追いかけ再生もできる?

4Kチューナー内蔵テレビや単体チューナーでの録画はUSB HDDを接続して行うが、従来の放送の録画と同様、一般的なUSB HDDならどれでも使える。

また、放送を録画しながら、録画中の番組の最初から再生を行う「追いかけ再生」も、基本的に可能と考えていい(原稿執筆時点では新4K8K衛星放送が始まっておらず、実機で試すことができないため、断言はできない)。製品により「追いかけ再生」ができない可能性もあるが、その場合も、ソフトウエアのアップデートなどで早期に改善されるものと思われる。

なお、パソコン向けの汎用HDDでもほぼ問題なく使用できるが、録画失敗などの万が一のトラブルを考えると、テレビ録画用モデルや、各社が動作保証をした推奨製品を選ぶのがベターだろう。おすすめは、バッファローのHD-LDS-Aシリーズ。故障予測機能を備えていることが特徴で、故障が予測された場合、4K放送番組も含めて新しいHDDへ引っ越しできる有償サービスを用意している。自分の好きな4K放送の番組を長期間保存したいという人も、これなら安心だ。

テレビ録画ならこれがおすすめ!

バッファローのHD-LDS-Aシリーズ。コンパクトなボディのUSB HDDで、故障を知らせる予測機能に加え、データ復旧やデータの引越サービスなどが用意されている。ファンレス設計など静音性の高さも魅力だ。4Tバイトで実売1万7250円。

4K放送の裏番組録画ができるチューナーはある? ダブル録画は?

各社から発売されているチューナーやテレビのうち、ソニーの単体チューナーであるDST-SHV1D、シャープの8Kチューナーの8S-C00AW1、4Kチューナー内蔵テレビの三菱・RA1000シリーズは、4Kがダブルチューナーとなっている。これらの製品なら、4K放送の視聴をしながら、ほかの4K番組を録画することが可能だ。

4Kの裏番組録画が可能なチューナー

新4K放送対応の単体チューナー、ソニー・DST-SHV1。他社よりもやや高価だが、4K視聴+4K録画ができるのは大きなメリットといえるだろう。

現在、8K放送はNHKの1チャンネルのみだが、4K放送はBSで8チャンネル、110度CSも8チャンネルと、けっこう多いので、裏番組録画の可否は重要だ。特に、有料となる110度CSの新4K放送を視聴する人は、裏番組録画ができる機器を選ぶほうが安心だろう。

ただし、現在、4Kのダブルチューナー機でも2番組同時録画はできない。技術的な問題なので、将来的には解決されると思われるが、ダブル録画可能な製品は発売されていないというのが現状だ。4K放送を今までの感覚でたっぷり録画したい人にとっては、しばらく多少不便なことになりそうだ。

画像: 4Kの裏番組録画が可能なチューナー

解説/鳥居一豊(AVライター)、イラスト/中山 昭(絵仕事 界屋)

※価格は記事作成時のものです。

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