コンデジにない点として「デュアルカメラ」がある。望遠と広角など、さまざまな画角で撮れる。カメラが2つあることで、人間の目のような働きができるため、背景をぼかす撮影も得意になる。さらに、3つのカメラを搭載する機種も出てきた。ファーウェイ・Mate20Proは広角、望遠に加えて超広角のレンズを搭載。またGoogle・Pixel3はカメラは一つしかないが、同社が得意とするAIを駆使して、画質を向上させるのが特徴だ。
デュアルカメラが増え超広角からマクロまでOK/簡単にキレイに撮れる。
まず、コンデジにない点として「デュアルカメラ」がある。望遠と広角など、さまざまな画角で撮れるのが特徴だ。カメラが二つあることで、人間の目のような働きができるため、背景をぼかす撮影も得意になる。iPhone XSなどでは、ポートレート撮影後、あとからボケ具合を調整することも可能だ。
アップル iPhone XS/XS Max
実売価格例:12万8952円(XS)
ドコモ/au/ソフトバンク/SIMフリー
カメラ●1200万/1200万(背面)、700万(前面)
さらに、3つのカメラを搭載する機種も出てきた。ファーウェイ・Mate20Proは広角、望遠に加えて超広角のレンズを搭載。マクロ撮影時は2・5センチまで寄れるなど、新しい使い方ができる。
ファーウェイ Mate 20 Pro
実売価格例:12万960円
ソフトバンク/SIMフリー
カメラ●4000万/2000万/800万(背面)、2400万(前面)
一方、Google・Pixel3はカメラは1つしかないが、同社が得意とするAIを駆使して、画質を向上させるのが特徴だ。例えば、トップショット機能により、撮影時に目をつむってしまったと思っても、目をつむっていないときも撮影されていて、そこからベストショットを保存できるようになっている。
また、ファーウェイも同様だが、夜景モードではAIがきっちりと手ブレ補正をかけ、人物や照明などをしっかりと撮影してくれる。ユーザーは余計なことを考えず、シャッターを押すだけできれいに撮影できるので、とても心強い。
Google Pixel3/Pixel3 XL
実売価格例:9万8496円(Pixel3)
ドコモ/ソフトバンク/SIMフリー
カメラ●1220万(背面)、800万(前面)
もう一つユニークなのが、OPPOのFindだ。スマホの画面がフレームレスのデザインになることで、前面のカメラをどこに配置するかが問題となる。ノッチという切り欠きを入れることでカメラを収納するメーカーがほとんどだが、本機はカメラ部分を可動式にして、撮影しないときには本体内に収納できる機構を備えた。撮影のたびにカメラが飛び出してくる動作が楽しい。
OPPO Find X
実売価格例:11万9730円
SIMフリー
カメラ●1200万/1200万(背面)、700万(前面)
●解説/石川 温(ジャーナリスト)
※価格は記事作成時のものです。