モニターヘッドホンのロングセラー定番モデルの一つが、オーディオテクニカのATH-M50X。これをベースにブルートゥースでワイヤレス化したのが「 ATH-M50xBT」。今回は本機を実際にテストした。派手さはないが、操作性・装着感もよく、聴き疲れのしない音質が特徴で、毎日使うような"道具"としての完成度が高いワイヤレスモデルだ。

オーディオテクニカ「ATH-M50xBT」をテスト

ブルートゥースヘッドホン
オーディオテクニカ ATH-M50xBT

実売価格例:2万4710円

【プロフィール】
プロ用途でも利用される同社の有線モニターヘッドホン、ATH-M50xをベースに、ブルートゥース対応でワイヤレス化したモデル。SiriやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントにも対応。有線接続用のケーブルも付属する。

定評あるモニターヘッドホン、ATH-M50xをベースにブルートゥース化。外観は、ボタンやスイッチ類を除けばM50xと非常に似ており、華美な装飾などはなく、道具感が強い。

SPEC

●型式/密閉ダイナミック型●ドライバー/45㎜径●出力音圧レベル/99dB/mW●再生周波数帯域/15~2万8000Hz●Bluetooth/Ver.5.0●対応コーデック/aptX、AAC、SBC●電源/内蔵リチウムポリマー電池●充電時間/約7時間●使用可能時間/最大約40時間(連続通信、音楽再生時)●重量/310g

定番モニターモデルATH-M50Xをベースにワイヤレス対応

モニターヘッドホンのロングセラー定番モデルの一つが、オーディオテクニカのATH-M50X。今回テストしたATH-M50xBTは、そのワイヤレス版だ。45ミリの大口径ドライバーはそのまま受け継ぎ、プロ仕様っぽいシンプルな外観もほぼそのままに、ワイヤレスの便利さを手に入れたと考えればいい。

対応コーデックは、AAC/aptx/SBCで、aptx HD やLDACといった、いわゆるハイレゾ級コーデックには未対応。だが、ケーブルも付属されていて、本気でじっくり聴きたいときは、有線接続で使えるのも頼もしい。デザインはシンプルだが、仕上げがよくプロの道具感が伝わってくる。装着してみると、頭をしっかりと挟み込む印象を受けるが、長時間聴き続けても不快な締めつけ感はない。ホールド性のよさと、疲れない装着感がうまくバランスされている。イヤパッドも超ソフトではないが、個人的には、このくらい腰があるほうが好ましい。

まとまりがよく聴き疲れのしない音

ハイレゾ音源で試聴してみると、高域の鳴り分けがハッキリしていて、分解能と解像感が高い。一つ一つの音が認識しやすいのは、モニターらしいサウンドといえるが、まとまりがよく聴き疲れしない。低域も強すぎず、スピード感のある音で気持ちがいい。

左ハウジングに集中したスイッチやボタンも使いやすい。長押しで曲スキップ、短く押して音量調節という操作は、初めは違和感もあったが、ボタンの位置やクリック感、サイズが適切なため、すぐに慣れた。音声アシスタント機能の呼び出しも、自然に使える。また、ヘッドホンの左右がわかりづらいシンプルデザインでありながら、L/Rの表示が明確で、手探りでもわかるような工夫が、左アームに施されている。

音声アシスタントを呼び出せる

左ハウジング中央に2秒間触れ続けることでSiriやGoogleアシスタントが起動、着脱時に誤動作することもない。ハウジングは回転・折り畳みができ、持ち運びや収納もしやすい。

確実で操作性に優れる物理的スイッチ

電源は、あまり見かけないスライド式スイッチ。再生/停止と二つの音量/選曲ボタンも押しやすく、確実に操作できるのは美点だ。

同社のスマホ用アプリ「Connect」にも対応。接続コーデックが画面で確認できるほか、最後にヘッドホンを使った場所が地図上で確認できる。職場に忘れてきた場合など、確認することで安心できる機能だ。

ここが〇

聴いていて気持ちのいい音質。手探りでも確実に使える操作性も良好。毎日使うような"道具"としての完成度が高いワイヤレスモデル。

ここが×

対応プレーヤーを使っていなければ気にならないだろうが、LDACやaptX HDといったコーデックに対応していない。また、NFCには未対応。

解説/大坪知樹 (フリーライター)

※価格は記事作成時のものです。

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