ネットで同じパスワードの使いまわしは危険だ。利用する全てのサイトで別々のパスワードを設定するのが安全だが、全部を記憶しておくのは難しい。そこで、おすすめなのがWindows用パスワード管理アプリ「ID Manager」と「コアパスワード法」だ。
すべてのサイトで別のパスワードを使った方がいい
パスワード全部を記憶しておくのは難しい
ネットでは、数多くのサービスを利用する。そのため、使うパスワードをすべて同じものにしていると、もし一つのサイトからIDとパスワードが漏れたとき、自分が利用しているすべてのサイトやサービスが、他人にアクセスされてしまうかもしれない。それを防ぐためには、すべてのサイトで別のパスワードを使わなければならない。しかし、全部を記憶しておくのには無理がある。
パスワード管理アプリ・コアパスワード法がおすすめ
そこで、「パスワード管理アプリ」の出番だ。「ID Manager」は、古くからあるWindows用パスワード管理アプリで、Windows10でも作動する。このアプリを管理するマスターパスワードを設定しておけば、サイトごとのIDとパスワードを記録し、クリップボードコピーで利用できる。サイトにアクセスした際の自動入力機能もあり、安全かつ便利なアプリである。
また、最近話題のコアパスワード法も、おすすめのパスワード作成方法といえる。
パスワード管理アプリの「ID Manager」を利用

「ID Manager」で、サイト名、ID、パスワード、サイトのURLを入力。「URLボタン」をクリックするとブラウザーが起動し、そのサイトが表示される。「一括貼り付けボタン」をクリックすれば、IDとパスワードが自動で入力される。
「ID Manager」の入手先⇒http://www.woodensoldier.info/soft/idm.htm
コアパスワード法とは
まず、単語や短文から類推されにくい文字列を作り、日本語をローマ字にして、その一部を大文字や数字に置き替える。

そのように作ったコアパスワードにサービスごとの記号を付加する。記号は前でも後ろでもいい。

解説/福多利夫(フリーライター)