【カメラ女子におすすめ】おしゃれでかわいい!しかも性能が良くて個性的なカメラ「5選」

文具・ホビー・カメラ

デザインやカラーリングがかわいくて、小型軽量で扱いやすい。これらは“カメラ女子”におすすめするカメラの条件である。しかし、せっかく新しいカメラを買うのなら、かわいいだけじゃなく、性能(写りや操作性など)が良くてライバル機とはひと味違う特長を持った機種を選びたいもの。今回は、人気のミラーレスカメラやインスタントカメラなど個性的な5機種を紹介しよう。

オリンパス OM-D E-M10 Mark III

オリンパスのミラーレスカメラには、ファインダー非搭載のPENシリーズと(PEN-Fは搭載)、一眼レフ風のデザインで電子ビューファインダーを搭載するOM-Dシリーズがある。当然「OM-D E-M10 Mark III」は、後者のモデルになる。一般的にカメラ女子に好まれるのは、コンパクトでスタイリッシュな(人によって価値基準は違うと思うが)PENシリーズの方かもしれない。

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だが、ファインダー内蔵モデルには、周囲の明るさが変わっても撮影画面が見やすい、しっかり構えられるので望遠撮影などで構図が安定しやすい、画面情報に集中できる、といったメリットがある。

しかも、このモデルは一眼レフ風スタイルのカメラとしては、かなり小型で可愛らしい。ボディの重さもわずか約362g(本体のみ)。また、ボディは小型でも、操作ダイヤルやボタンは大きめで操作性が良く、グリップ部も握りやすい。

そして、OM-Dシリーズの下位モデルでありながら、ボディ内手ぶれ補正機構の方式は、中・上位モデルと同じ補正能力の高い「5軸手ぶれ補正」である(下位モデルの多くは3軸補正)。だから、マクロ撮影時に起こりやすいシフトぶれも補正できるのだ。

マイクロフォーサーズ規格(センサーサイズ4/3型)のミラーレスカメラ。センサー有効画素数:約1605万画素。装着レンズは、携帯性抜群の電動式パンケーキ標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」。

ペンタックス Q-S1

各社からいろんな“レンズ交換式のデジタルカメラ”が発売されている。だが、ペンタックスのQシリーズほど小さくて可愛らしいカメラは、ちょっと見当たらない。その初号機となるペンタックス Qは2011年に発売され、今回紹介する現行モデルの「ペンタックス Q-S1」は2014年に発売されたもの。

キャッチフレーズは「手のひらサイズのプレミアムスモール一眼カメラ」。幅105mm×高58mm×厚34mm・本体のみ約183gのボディは、まさに手のひらに収まる小ささ。

このボディサイズだから、センサーサイズもあまり大きくはない。それでも、1/1.7型の裏面照射型CMOSイメージセンサーと高速画像処理エンジン「Q ENGINE」との組み合わせ、ジャイロセンサーを採用した手ぶれ補正機構「SR”」の搭載、アルミ素材で高級感を演出するクイックダイヤルとグリップ部…などなど、手のひらサイズのボディに、魅力的な機能や仕様が凝縮されている。

そして、このQ-S1ボディと同様に魅力的なのが、これまた小さくて可愛らしい8本のQマウント交換レンズ群。一般的な標準ズームや望遠ズームもラインナップされているが、F1.9と明るくて高画質設計の広角レンズ「01 STANDARD PRIME」や、ワイドな画角で手軽に魚眼効果が得られる「03 FISH-EYE」といった、個性的なレンズの存在も見逃せない。

センサーサイズ1/1.7型のミラーレスカメラ。センサー有効画素数:約1240万画素。“超コンパクトなミラーレス”というだけでなく、金属素材とレザー調フロントシートで上質に仕上げた高品位デザインも魅力。

キヤノン Power Shot G9 X Mark II

この「Power Shot G9 X Mark II」は、1.0型の大きめのセンサーを採用した、高画質がウリのカメラである。一般的なコンパクトデジカメでは1/2.3型センサーが採用されているが、その約4倍の面積になる1.0型CMOSセンサーを採用しているのだ。それによって、立体感が得られるボケ効果や、白トビや黒つぶれしにくい豊かな階調再現が実現できる。また、高感度時の画質にも余裕が感じられる。

こういった大型センサー(1.0型よりも大きいタイプも含め)を採用するコンパクトデジカメは各社から発売されている。だが、スマートフォンや1/2.3型センサーのカメラと比べると、ボディはやや大柄になるし、手にすると結構重みを感じてしまう。

その点、Power Shot G9 X Mark IIは1/2.3型センサーの小型モデルと見紛うコンパクトボディ。レンズ鏡筒部も含めた厚みは31.3mmで、バッテリーとメモリーカードも含めた重さは約206g。だから、上着のポケットに入れても違和感はないし、小さめのバッグやポーチにも楽に収納できる。

また、前モデルのPower Shot G9 X(外観デザインや28-84mm相当の光学3倍ズームなどは同じ)と比べると、画像処理エンジンが「DIGIC 7」に進化して、より高解像度で低ノイズの高画質を実現している。手ブレ補正機能の性能も向上。さらに、一眼レフやミラーレスのEOSでお馴染みの仕上がり設定機能「ピクチャースタイル」も、しっかり搭載されている

センサーサイズ1.0型のコンパクトカメラ。センサー有効画素数:約2010万画素。クラシックとモダンを融合させた高級感のあるデザイン。グリップの部材には、樹脂にゴム調の特殊塗装を施し、高品位な質感を実現。

ソニー α5100

2010年、ソニーが発表・発売した1台のミラーレスカメラが、多くの写真関係者やカメラファンを驚かせた。そのカメラの名は「NEX-5」。コンパクトデジカメと大差ない圧倒的なコンパクトボディに、デジタル一眼レフと同じAPS-Cサイズの大型センサーを搭載していたのだ。

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現行モデルの「α5100」は、そのNEX-5を彷彿とさせるデザインの、スタイリッシュで小型軽量なミラーレスカメラである。ボディの重さは約224g(本体のみ)と、APS-Cサイズのミラーレス機としては驚異的に軽い。現在、ソニーのAPS-Cサイズミラーレスカメラには、他にもα6000シリーズ(6500・6400・6300・6000)がラインナップされている。しかし、それらの機種は、ファインダー内蔵タイプという事もあり、ボディサイズが一回り大きくなり、重さも数十から百数十gほど重くなる。

さて、撮影機能にも注目してみよう。現在のソニー製ミラーレスカメラの強みのひとつに“AF追従性能の高さ”が挙げられる。α5100は現在のαシリーズ(APS-Cサイズミラーレスカメラ)の下位モデルで、発売から時間も経っている。だから、最新のα6400を筆頭とするα6000シリーズと比べると、AF追従性能や連続撮影速度は、やや見劣りするかもしれない。

それでも、高速性に優れた進化したファストハイブリッドAF(位相差検出AF+コントラストAF)や、画面のほぼ全域をカバーする179点像面位相差AFセンサーの採用など、そのポテンシャルは高い。さらに、AF撮影に関しては、タッチシャッター・タッチフォーカス・顔検出・瞳AF・ロックオンAF、といった人物や動く被写体をサポートする機能もしっかり搭載されている。また、α6000シリーズと比べると安価なのも魅力的なポイントだ。

センサーサイズAPS-Cのミラーレスカメラ。センサー有効画素数:約2430万画素。180度チルト可動式液晶モニターを搭載。だから、画面を見ながら思い通りの構図で自分撮影が可能。

富士フイルム instax SQUARE SQ20

撮影と同時に自動的に現像され、その場で写真プリントが完成するインスタントカメラ。古くから「ポラロイドカメラ」などが知られてきたが、現在では富士フイルムが発売するinstaxシリーズ「チェキ」が馴染み深いだろう。

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2017年に発売されたinstax SQUARE SQ10は、インスタントカメラinstaxに初めてデジタルカメラ機能(イメージセンサーや記録メディア)を搭載したモデルである。だから、撮影画像をプリントで残すだけでなく、通常のデジタルカメラと同じように、画像データが保存(内蔵メモリー、またはmicroSD/microSDHCメモリーカード)できる。もちろん、記録された画像データを後からプリントすることも可能。

「instax SQUARE SQ20」は、そのSQ10の後継モデルである。新たに「モーションモード」が搭載された。動きのある被写体などを動画(※音声なし)で撮影して、気に入った瞬間を選んでスクエアフォーマットのチェキプリントが作れるのである。また、モーションモード専用の新たなフィルター機能「残像フィルター」を使えば、被写体の動きを残像付きでプリントできる。

さらに「時間差撮影モード」では、被写体の動きを4つのコマに時間差で自動表示し、シャッターボタンのワンプッシュで1枚のプリントにすることも可能。「コラージュ撮影モード」では、画面を不規則に分割し、分割したコマごとに撮影して1つの作品として完成させられる。こういった、撮影者の創作意欲をそそる新撮影モードが、一層充実したのである。

instaxシリーズの象徴“中央のレンズリング”のデザインを継承。水の波紋のようなレンズ周囲の形状とデザインは、持ちやすさにも貢献する。ハイブリッドインスタントカメラ。記録画素数:約370万画素。

まとめ

近年のスマートフォンに搭載されるカメラの性能向上は目を見張るものがある。しかし、カメラ専用機(変な表現だが)には、それ以上に優れた描写や、魅力的な特長がある。

画質に関して言えば、1つの画素が大きくなり取り込む光の量が多くなる、センサーサイズが大きいカメラが有利になる。ソニー α5100Aやオリンパス OM-D E-M10 Mark IIIなどが、そういったモデルになる。また、これらAPS-Cや4/3型のカメラに次いで、1.0型のキヤノン Power Shot G9 X Mark IIも、かなりの高画質が期待できる。

また、レンズ交換式のカメラ(と交換レンズ)としては圧倒的に小さいペンタックス Q-S1の趣味性の高さも見逃せない。ブラック×チャコールブラック・ピュアホワイト×クリーム・ガンメタル×カーマインレッド・シャンパンゴールド×クリーム。この4タイプのカラーバリエーションは、他のレンズ交換式カメラとはひと味違うオシャレさだ。

さらに、インスタント写真とデジタル画像の記録の両方が楽しめる富士フイルム instax SQUARE SQ20で得られる“オリジナル写真を作る楽しさ”にも注目したい。

◆吉森信哉
広島県生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業後、フリー。長年に渡り、カメラ専門誌等での撮影&執筆活動を続けている。趣味は実益を兼ねた鉄道旅行(いわゆる乗り鉄)で、旅先での“生活感のある風景”を好んで撮影。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。カメラグランプリ2108選考委員。
Blog:写真&カメラ、日々のあれこれ

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