トマトジュースには抗酸化作用の高いβカロテンや、リコピン、ビタミンが豊富に含まれています。甘酒にはアミノ酸の一種である「エルゴチオネイン」が含まれていることが近頃明らかになりました。「最強の抗酸化物質」と呼ばれ、特に美容関係で注目を集めている成分です。【解説】佐藤やすみ(恵比寿やすみクリニック院長)

解説者のプロフィール

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佐藤やすみ(さとう・やすみ)
恵比寿やすみクリニック院長。順天堂大学病院で研修後、都内スキンケアクリニック院長を経て、2011年、恵比寿やすみクリニック開業。美容皮膚科、レーザー治療、各種注入療法などの経験は2万例を超える。女性誌の美容ページなどでオリジナルの美肌術を紹介することも多数。

強力な抗酸化力で活性酸素を消去する

私たちの肌は、紫外線を浴びると、シミシワたるみなどの老化が進みやすくなります。

紫外線を受けると肌はシミの原因となる黒色メラニンを作り出し、肌の深部に紫外線が届くのを防ごうとします。

紫外線によって発生した活性酸素は、肌の土台である真皮層で、肌の弾力やハリを保っているコラーゲンやエラスチンに悪影響を及ぼします。柔軟な弾力で肌を支えているコラーゲンを硬くもろくして、シワやたるみを促進させるのです。

そのため、活性酸素を生み出す大きな要因である紫外線を、できるだけ肌に当たらないようにすることがまず重要です。

けれども、活性酸素はほかにもストレスや喫煙、空気汚染など、いろいろな要因が重なって体内で発生するため、紫外線対策だけでは不十分です。

ある程度、体内で活性酸素が生まれるのは避けられません。ですから、できるだけ素早く消去して、その害を最小限に抑える備えを取っておくことが、若い肌を保つ鍵となります。

活性酸素を除去する備えとして、ぜひ日々の習慣に取り入れていただきたいのが、「トマト甘酒」です。

トマトジュースと麹の甘酒を混ぜたトマト甘酒は、強力な抗酸化作用(活性酸素を消去する作用)を持っています。さらには、血流と代謝を促す作用、腸内環境を整える作用も期待でき、美肌とスリムな体形を維持するのに効果的なのです。

“最強の抗酸化物質”「エルゴチオネイン」を含む

トマトジュースには、抗酸化作用の高いβカロテンや、リコピンなどのカロテノイド、ビタミンCやEなどのビタミンが豊富に含まれています。

また、トマトジュースには完熟した赤色系トマトが使用されていることが多く、一般的な生食用のトマトに比べて、赤色色素であるリコピンの含有量は3倍も多いと言われています。

また、甘酒には、アミノ酸の一種である「エルゴチオネイン」が含まれていることが、近頃明らかになりました。このエルゴチオネインは、「最強の抗酸化物質」と呼ばれ、特に美容関係で注目を集めている成分です。

高い抗酸化力を持つトマト甘酒を飲めば、体の内側の活性酸素を強力に撃退することができ、肌老化を防ぐことができるというわけです。

画像: 肌老化を防ぐ成分が豊富なトマト甘酒

肌老化を防ぐ成分が豊富なトマト甘酒

さて、もう一つ、美肌や体形の維持に大切なのが、腸内環境を整えることです。

便秘などによって、体内に老廃物がたまると、血液が汚れて毒素が回り、肌にも悪影響を及ぼします。

また、腸内環境が悪いと、血液やリンパの流れも低下し、体の新陳代謝が落ちて太りやすくなります。血流が悪くなれば、肌に酸素や栄養素が送られにくくなるので、くすみなどが現れやすくなり、肌老化につながってしまいます。

そんな腸内環境の改善にも、トマト甘酒は効果を発揮してくれます。まず、トマトには、老廃物を絡め取り、排出を促す食物繊維がたっぷりと含まれています。一方、甘酒に豊富なオリゴ糖は、腸内で善玉菌のエサになり、腸内環境を整えます。

ちなみに、このトマト甘酒に、ショウガのすりおろしを加えるのもお勧めです。ショウガは、全身の血行をよくして体を温め、新陳代謝を高める優れた働きがあります。

新陳代謝がよくなれば、食べ物からとったエネルギーをスムーズに消費でき、ダイエット効果につながります。また、内臓の冷えもとれるため、血液やリンパの流れがよくなり、美肌効果も高まります。

ただ、甘酒は糖質を多く含むため、飲みすぎると糖質過多で逆効果になりかねません。1日1杯程度を朝食代わりに飲むのがお勧めです。

画像: この記事は『安心』2019年4月号に掲載されています。

この記事は『安心』2019年4月号に掲載されています。

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