4Kテレビは、「4Kチューナー内蔵」と「4Kチューナー非内蔵」に大きく分けられる。増加傾向にあるのが、本体で新4K衛星放送が受信できる「4Kチューナー内蔵モデル」。ピクセラ、パナソニック、東芝、三菱、シャープ、ハイセンスなど、各社の注目機を○×形式で評価した。

50V/55V型

50V型・VA液晶
東芝50M520X

実売価格例:11万2410円

画像: ●HDMI×4 ●年間消費電力量/95kWh ●サイズ/幅112㎝×高さ67.7㎝×奥行き18.2㎝ ●重量/18.0㎏

●HDMI×4
●年間消費電力量/95kWh
●サイズ/幅112㎝×高さ67.7㎝×奥行き18.2㎝
●重量/18.0㎏

●チューナー
BS/110度CS 4K×1、地デジ×3、BS/110度CS×3
●4Kネット動画
Netflix、YouTube

「地デジ」「BS」「CS」に「4K」ボタンが追加され、感覚的に放送の切り替えがわかりやすくなっている。

評価
4K放送は滑らかなタッチの映像を再現。視野角の影響が増した

画像5: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

4Kチューナー内蔵レグザの入門機だ。前モデル同様、VA液晶のノーマル駆動で、エッジ配置のLEDバックライト(部分駆動なし)だが、画面表面の仕上げは、光沢(グレア)調から、わずかに反射が抑えられたハーフグレア調に変わっている。視野角の影響は少なくないが、画像処理の巧みさにより、4K放送は、正面コントラストのよさを生かしつつ、ザラつきの少ない、滑らかなタッチの映像を再現。地デジについては、輪郭のキレやディテール描写と、上級機と同等とはいかないが、4Kテレビの入門機としては及第点が与えられる。

画像6: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

従来に増して、視野角の影響が大きくなった印象だ。VA液晶の宿命だが、視聴位置が正面からずれると、コントラスト感や色みが変化し、均一なホワイトバランスが確保できない。また、画面の下から聴こえる声も、もう少し分解能を高めたい。

50V型・VA液晶
三菱 LCD-A50RA1000

実売価格例:26万9870円

画像: ●HDMI×3 ●年間消費電力量/128kWh ●サイズ/幅112.8㎝×高さ79.0㎝×奥行き33.4㎝ ●重量/26.4㎏

●HDMI×3
●年間消費電力量/128kWh
●サイズ/幅112.8㎝×高さ79.0㎝×奥行き33.4㎝
●重量/26.4㎏

●チューナー
BS/110度CS 4K×2、地デジ×3、BS/110度CS×3
●4Kネット動画
YouTube

ボタンの凹凸がないフラットな表面が特徴的。シートの裏側から印字しているため、こすれて消える心配がない。

評価
4K放送を内蔵HDDに録画可能。2K放送と4K放送の画質差が大

画像7: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

4Kダブルチューナーと2TバイトのHDDを内蔵しており、4K放送の視聴中でも、ほかの4Kチャンネルの録画が可能(外付けHDDにも可)。UHD BD再生対応のBDレコーダーを内蔵しており、HDDに録画した4K放送は、2Kに変換後、BDとして残すこともできる。光沢仕上げのVA液晶はノーマル駆動で、LEDバックライトはエッジ配置。4K放送は、VA液晶のコントラスト感を生かし、色再現やディテール描写は、無理のない自然体の仕上がり。音声は、画面の下から聴こえる違和感は残るが、ダイナミックレンジが広く、映画のセリフも聴きやすい。

画像8: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

同シリーズの58V型モデル以上に、視野角による画質への影響が大きい。2K放送は輪郭が太く、細かなノイズが目につく。4K放送との画質差が大きい。機能面では、ネット系コンテンツへの対応が弱いのが気になる。

55V型・IPS液晶
東芝 55Z720X

実売価格例:20万2910円

画像: ●HDMI×4 ●年間消費電力量/156kWh ●サイズ/幅124.2㎝×高さ76.9㎝×奥行き18.9㎝ ●重量/19.5㎏

●HDMI×4
●年間消費電力量/156kWh
●サイズ/幅124.2㎝×高さ76.9㎝×奥行き18.9㎝
●重量/19.5㎏

●チューナー
BS/110度CS 4K×1、地デジ×9、BS/110度CS×3
●4Kネット動画
Netflix、YouTube

「始めにジャンプ」「過去番組表」「ざんまい~」と、タイムシフトマシン関連のボタンを集約して、操作性を改善。

評価
地デジは放送後の番組も再生可能。4Kと2Kの画質差が小さい

画像9: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

4Kチューナー内蔵液晶レグザの最上位モデルだ。デジタルチューナー3基とは別に、6基の地デジチューナーを備え、放送後の番組も過去番組表から再生できるタイムシフトマシン機能も活用できる(外付けHDDの接続が必要)。液晶は視野角が広く、ホールドボケが抑えられる倍速駆動のIPSパネル。直下型LEDバックライトの部分駆動により、IPSのコントラスト不足を補う。その映像は明るく、すっきりとして滑らかだ。4K放送はもとより、地デジ/BSの画質がいい。精細感に富んだ、清々しい映像で、4K放送と2K放送の画質差が小さい。

画像10: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

パネル直下に配置したLEDバックライトの部分駆動の効果は認めるが、照明を落とした視聴環境ではどうしても黒が浮きぎみになる。映画鑑賞では、日本語字幕の表示に伴う赤の色ズレ(残像)が目につきやすい。

55V型・有機EL
ハイセンス 55E8000

実売価格例:24万6240円

画像: ●HDMI×4 ●年間消費電力量/158kWh ●サイズ/幅122.6㎝×高さ75.4㎝×奥行き27.2㎝ ●重量/22.7㎏

●HDMI×4
●年間消費電力量/158kWh
●サイズ/幅122.6㎝×高さ75.4㎝×奥行き27.2㎝
●重量/22.7㎏

●チューナー
BS/110度CS 4K×1、地デジ×3、BS/110度CS×3
●4Kネット動画
Netflix、YouTube

黒ベースのシンプルなリモコン。ユーザーの好みに合わせてGUIがカスタマイズできる「VIDAA」も装備。

評価
レグザの映像エンジンを搭載し、力強いタッチ。色づかいはプレーン

画像11: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

昨年、東芝映像ソリューションを傘下に収めた中国ハイセンスが手がけた、初めての有機ELテレビだ。パネルは他社同様、LGディスプレイ製で、映像エンジンには「レグザエンジンNEO plus」を採用。4K放送は、有機ELの持ち味を生かした力強いタッチの再現性で、極端な味付けはなく、明るく楽しい雰囲気をうまく演出している。地デジは、ディテール描写を追求するのではなく、見た目のS/N感を大切にしている傾向で、輪郭もすっきりと描き出す。

画像12: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

ノイズの少なさではレグザの血筋を感じさせるが、色づかいがややプレーンな印象で、ハイライトの階調、ディテールも埋もれぎみだ。仕上がりは悪くはないが、レグザの最新モデルと同等とはいえない。当然ながら、タイムシフト機能などはなし。レグザでおなじみの、映像のヒストグラム表示も不可能。

55V型・IPS液晶
パナソニック TH-55GX850

実売価格例:24万4390円

画像: ●HDMI×4 ●年間消費電力量/136kWh ●サイズ/幅123.5㎝×高さ77.0㎝×奥行き24.8㎝ ●重量/24.0㎏

●HDMI×4
●年間消費電力量/136kWh
●サイズ/幅123.5㎝×高さ77.0㎝×奥行き24.8㎝
●重量/24.0㎏

●チューナー
BS/110度CS 4K×1、地デジ ×3、BS/110度CS×3
●4Kネット動画
Netflix、YouTube、Amazon(「Amazonプライム・ビデオ」は、アップデートで対応)

大きな変更はないが、音声検索機能が取り除かれた。「Googleアシスタント」で対応機器から音声操作が可能。

評価
4K変換の地デジは自然な色調。低照度下で黒を引き締めたい

画像13: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

ビエラ初の4Kチューナー内蔵モデル。主力となるFX750シリーズの後継機で、吸着機能を持つ転倒防止スタンドも採用する。液晶は倍速仕様のIPSパネル。LEDバックライトはエッジ配置だが、画像に合わせてLED照度をユニット単位で制御する部分駆動も搭載済みだ。

画像14: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

照明を抑えた環境の映画鑑賞では、もう少し黒を引き締めたい。SDR映像をHDR的に見せる「AI HDRリマスター」は、素材によって得意、不得意があり、安定感に欠ける。

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