【Cドライブ】原因不明の容量不足は「ディスクのクリーンアップ」で解決

Windows

パソコンのCドライブが容量いっぱいになり、動画や画像などを外付けHDDに移しても、容量が増えない場合がある。空き容量の確保には、システムファイルの整理が効果的だ。ただし、むやみに削除すると深刻な不具合が起こる可能性も…。確実に不要なものだけ消去するには「ディスククリーンアップ」が有効だ。

あなたの疑問にズバリお答え!
パソコンのCドライブがいっぱいになった!

読者から質問

パソコンのCドライブが容量いっぱいになって困っています。動画や画像など、容量を食うファイルは外付けHDDに移しているのですが、そのほかに、何で容量を使っていると考えられますか?(T・Sさん 福島県 31歳)

専門家の回答

編集部:
これは、ガジェットライターの篠原義夫さんに聞きます。

専門家:
「CドライブにはWindowsの動作に必要なシステムファイルが保存されています。Windows10ならシステムファイルだけでおよそ20Gバイト。しかも、これは初期状態のサイズで、実際にはWindows Updateの適用などにより、日々肥大化していきます。OS環境によって異なりますが、システムファイルだけでストレージを100Gバイト以上も消費しているケースもあるほどです。

T・Sさんの場合、すでに動画や画像など、大きいファイルは外付けHDDに退避させているということで、不要なアプリケーションなどもアンインストールされているものと思われます。容量の確認は、「設定」→「システム」→「ストレージ」にある「ローカルストレージ」からCドライブを選択し、ストレージの使用量をチェックしてみてください。

おそらく『システムと予約済み』、つまり『システムファイル』がストレージ使用量の大部分を占めているはず。こうした場合、データやアプリをいくら削除しても効果が薄く、システムファイルを整理しなければ、空き容量の確保は見込めません」

編集部:
システムファイルの整理ですか! 難しそうですね!

専門家:
「システムファイルはOSの基本動作に不可欠なデータで、むやみに削除すると深刻な不具合が生じるおそれがあります。

そこでおすすめしたいのが、スタートメニューの『Windows管理ツール』にある『ディスククリーンアップ』機能を使ってシステムファイルを削除するという方法です。ディスククリーンアップなら、重要度の低いデータだけでなく、システムファイルの安全な削除にも対応します。例えば、システム動作には不要になった『一時ファイル』や、『Windows Updateのインストールファイル』など、一般ユーザーでは判断が難しいファイルも削除可能です。

スタートメニューの画面から『システムファイルのクリーンアップ』をクリック。あとは、リストから不要なファイルを選択して削除を実行するだけです。確実に不要なものだけ消去するだけでも、かなりの空き容量を確保できるはずです」

編集部:
ディスククリーンアップを実行するのがおすすめということですね。了解しました!

イラスト/はやし・ひろ

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