【名機】テクニクスのターンテーブル SL-1200MK7 が新発売!世界中のクラブやディスコで愛されたレコードプレーヤーが進化

家電・AV

オーディオ機器であるレコードプレーヤーを、まるで楽器のように扱うDJプレイ。世界中の現場で定番として長らく使われてきたのが、パナソニックがテクニクスブランドより送り出していたSL-1200シリーズだ。2008年発売の「SL-1200MK6」が生産終了となってから久しかったが、11年ぶりのニューモデル「SL-1200MK7」が2019年5月に発売される。

ダイレクトドライブターンテーブルの新作

パナソニックはテクニクスブランドのダイレクトドライブターンテーブルシステム(レコードプレーヤー)「SL-1200MK7」を2019年5月24日に発売する。
本体カラーはブラック、本体サイズはW453 x H169 x D353mm、重量は約9.6kg。希望小売価格は90,000円(税抜き)。付属品はスリップマット、スリップシート、ダストカバー、EPレコード用アダプター、バランスウェイト、シェル、PHONOケーブル、PHONOアース線、電源コード。カ

テクニクスブランドのダイレクトドライブターンテーブルシステム、SL-1200MK7。

音質は向上しても使い勝手はそのまま!

SL-1200シリーズは、1972年発売の「SL-1200」を元祖とし、2008年発売の「SL-1200MK6」まで進化を繰り返した、DJ用途向けのレコードプレーヤーだ。モーターでプラッター(ターンテーブル)を直接回転させるダイレクトドライブ方式を一貫して採用してきたのが特徴。各世代のSL-1200は、世界中のクラブやディスコ、イベント会場、スタジオや放送局などで事実上の標準機として設置され、DJプレイに活用されてきた。

新型となるSL-1200MK7は、ハイエンドオーディオブランドである、現テクニクスの技術を盛り込み、高音質化を追求。また、主要パーツすべてを新開発しながら、DJプレイや使い勝手に直接影響するプラッターの慣性質量や、ボタンレイアウトなどは、過去のSL-1200シリーズを踏襲。従来機種を使い慣れた人でも、同様の操作感でプレイできるという。

サイズや各操作ボタンなどの配置は歴代製品ほぼそのまま踏襲される。

ケーブルの交換も可能に

Hi-Fiオーディオ向けである、レコードプレーヤー「SL-1200G」などの技術を、本製品にも応用。
ダイレクトドライブターンテーブル特有の課題であった「コギング」と呼ばれる回転ムラを解決するため、コイルからコア(鉄芯)を排除したコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載するなど、前世代SL-1200MK6を超えるトルク性能や回転精度を実現しつつ、回転の立ち上がり時間は同等の0.7秒(33 1/3回転時)としている。

トルクやブレーキスピードは、4段階から好みのレベルに調整でき、逆回転再生機能も搭載。AC入力とPHONO端子は着脱可能となり、ケーブルのメンテナンス性や設置の自由度が向上した。
シャーシには、ABSにガラス繊維を配した特殊素材と、アルミダイカストシャーシを一体化した二層構造を採用し、高剛性と制震性を両立。回転数の切り替えは、33 1/3回転と45回転に加えて、78回転にも対応した。ピッチコントロール機能は±8%、±16%の範囲で回転速度(再生速度)を調整できる。針先を照らすスタイラスイルミネーターには、長寿命の白色LEDを採用し、プッシュ方式で直感的な操作を可能とした。

DJターンテーブルの核となるシングルローター型コアレス・ダイレクトドライブ・モーターは、SL-1200GRのものをベースに専用にチューニング。

このように、復活・進化した新生SL-1200であるSL-1200MK7。DJユース、現場向けの性格も強いが、もちろん、純粋なリスニング用途としても使える。昔、ディスコのDJブースでSL-1200シリーズを見かけて憧れた、という人が再びレコードプレーヤーを手に入れるなら、こういう選択肢も面白いだろう。

◆大坪知樹
オーディオやPCといった記事を多く手がけてきたが、ガジェットはもちろん白物家電、クルマ・バイク、模型や玩具、時計に服・靴など基本的にモノが好きな物欲系フリーランスライター。

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