ミラーレス一眼が登場してすでに10年余り。ミラーレス一眼選びで大切なのは「撮像センサー」のサイズだ。ここでは、フルサイズ機を中心に、高画質・高性能のモデルが揃う「ハイエンドクラス」のミラーレス一眼を6機種紹介しよう。

ハイエンドクラス③
キヤノン EOS RP

実売価格例:17万3310円(ボディ)

画像: ●サイズ/幅132.5㎜×高さ85.0㎜×奥行き70.0㎜●重量/485g

●サイズ/幅132.5㎜×高さ85.0㎜×奥行き70.0㎜●重量/485g

主要スペック

●撮像センサー フルサイズ

●有効画素数 2620万

●最大連写速度 5コマ/秒

●最高感度 ISO10万2400

●電池寿命(CIPA) 250枚

●可動範囲の広いバリアングルモニター

画像5: 【最新ミラーレス一眼】画質・機能が最強揃い「ハイエンドクラス」のおすすめ6選

ファインダー部の突起を小さく抑えてコンパクトなシルエットにしている。液晶モニターは可動範囲が広いバリアングル式で、タッチパネルも内蔵する。

●発色は派手すぎない鮮やかさ

画像6: 【最新ミラーレス一眼】画質・機能が最強揃い「ハイエンドクラス」のおすすめ6選

RF24~105ミリを使用。本機にはやや大きすぎる感もあるが、シャープでキレがよく、錆びた鉄の質感もよく出ている。発色は派手すぎない鮮やかさ。癖がなくて使いやすい。

昨年秋に登場したばかりのEOS Rの弟分となるモデル。エントリー一眼レフのEOS Kiss X9iよりも小さくて軽いボディは、フルサイズ機とは思えない軽快さ。ほかがマグネシウム合金製なのに対し、プラスチック製なのはチープに感じるところだが、そのぶん価格設定はぐっと身近で、フルサイズ入門機としてねらいやすい。

グリップは深さはあるが、上下がやや短めなので、手の大きな人は別売のエクステンショングリップEG-G1(税別9500円)を付けることをおすすめする。高さが増すので、小指までしっかり握れて快適度もアップする。

AFは、キヤノン独自のデュアルピクセルCMOS AF。全画素が撮影にも測距にも利用できるので、一般的な像面位相差AFでは避けられない画質劣化がまったくないのが強みだ。測距点のカバーエリアは画面の横88%×縦100%と広く、サーボAFに対応する瞳AFも装備。動き回る人物にも強い。
ソニーやニコンのフルサイズミラーレス一眼はチルト式モニターで、縦位置のロー/ハイアングル撮影時に不便だが、本機はバリアングル式モニターなので縦位置撮影が多い人には有利。画面に触れてピントを合わせるタッチフォーカスなどの機能も使いやすい。また、メニューもタッチ操作対応で快適に操作できる。

連写スピードは、AF追従で4コマ/秒と遅め。本格的なスポーツ撮影には力不足だ。実写での解像感や高感度画質は良好。ただし、この軽快ボディに似合うレンズが少ないことと、バッテリーのもちがよくないのは不満だ。

採点

フルサイズ機とは思えない軽快さ。連写が遅めなので、本格的なスポーツには不向き

画質 ★★★★
機能★★★
操作性★★★★
※採点は各項目5点満点。
総合評価は、評価の高い順に
A+→A→A−→B+→B→B−→C+→C→C−の9段階。

総合評価‥‥‥A-

最新の映像エンジンの採用により、画質とAF性能は十分に高いが、動体追従力はいま一つな印象だ。

こんな人におすすめ!

フルサイズの写りと軽快さの両方が欲しい人にはいちばんの選択肢。小型・軽量な専用レンズが出そろえば、さらに魅力的になる。



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