現代人の悩みの一つ、目の疲れ。眼精疲労、ドライアイなど症状はさまざまですが、これに対し、目のケアができる家電が、各社から出始めまています。今回レポートする、ジョンソンヘルスケア社の美容健康ブランド「SYNCA(シンカ)」の「ウォーターアイマスク」もその一つです。

平成は「凝視時代」

パソコン導入に伴い、サラリーマンは非常にキツい労働に従事することになりました。
常に同じ姿勢で、画面を見ながらの書類作成、連絡。会社だけではありません。通勤電車の中ではスマホ、家ではテレビ。眼が休まる時はありません。平成は、歴史的に見ても、一番「凝視」が多い時代ではないでしょうか?

実は、この凝視、少しなら兎も角、長時間続けると健康に大きな問題が発生します。眼がゴリゴリしたり、視力障害を伴う「ドライアイ」もその1つです。

「凝視」と「ドライアイ」の関係

眼球の表面がウェットなのは皆さんご存じの通りです。「ドライアイ」は、この表面の涙液がなくなった状態を指し、視力異常など、いろいろな問題を引き起こします。

その原因の一つに、「凝視」が挙げられます。
まぁ、まばたきしないので、涙液の補給が出来ない。で、表面が乾くのだろうと考えた人、半分当たっています。

しかし、考えても見てください。人間が進化する間、鋭敏な感覚器官である眼を、涙液だけで守ろうとするでしょうか?

例えば、「皮膚」。
昆虫と違い、キチン質のヨロイ(外骨格)を持たない人間は、皮膚をまとっています。
皮膚は非常に丈夫です。馬の革、牛の革の場合は、革をなめして、丈夫な鞄を作ったり、靴を作ったりと、しなやかさとタフネスが求められるモノに有効活用されています。

しかし、どんな丈夫な皮でも傷みます。そんな時「オイル」を塗りますよね。
オイルを塗られた革製品は、再び元のようになります。そう皮膚は「油脂」で守られているのです。

実は目も同じです。
眼球の上の涙液が蒸発し難いように、「油分」が薄く覆っています。
それにより、涙液の蒸発スピードが10〜20倍遅くなると言います。
まばたきをすると、涙腺から涙液が、眼の周囲を取り囲んでいるマイボーム腺と呼ばれる腺からは油分が補給されます。
それで眼を正常に保つわけです。
凝視はまばたきを極端に減らしますので、補給が少なくなります。眼がピンチに陥るというわけです。

ところで、マイボーム腺から出てくる油分ですが、人間の体内にある時は、人間の体温で液体の状態にあります。
ところが、マイボーム腺は眼の近く、つまり低い温度の所にあります。そこに油がずっとあると固化します。つまり、まばたきが少ないと、段々油分は固化、最終的には腺を塞いでしまうのです。
こうなると、まばたきしても油分は補給されません。油という防御壁がなくなった上、涙液の量も不十分となると、ドライアイになってもおかしくないわけです。

この状態を打破しようと作られたのが、アイケア家電です。

増加するアイケア家電

では、実際に行われるアイケアとはどんなものなのでしょうか。

一つ目は、目の周りを温めることです(眼球自体を温めると目玉焼きが…できないですね)。
これは、凝視で凝り固まった筋肉を弛緩させると共に、マイボーム腺の中の固まった油分を溶かす働きをします。

もう一つは、目のまわりの筋肉を刺激することです。具体的には、振動を与えます。

凝ったところを温め、刺激を与えること。これはマッサージと同じです。
体全体のマッサージを行うマッサージチェアだろうが、眼のマッサージだろうが、変わることはありません。

そしてこの春、この分野にいろいろな新製品が目白押しです。

今回取り上げる、ジョンソンヘルスケア社の美容健康ブランド「SYNCA(シンカ)」の「ウォーターアイマスク」もその一つ。特長は「水」を上手く使っていることです。

画像: 増加するアイケア家電

ジョンソンヘルスケア社とは

親会社のジョンソンヘルステックは1975年、台湾で志を同じくする3人出始めたベンチャー企業。
しかし、今では世界20カ国に子会社を持ち、総従業員約5,000人、100カ国以上でフィットネス機器の販売を行っているといいますので、かなりのグローバルカンパニーです。

ジョンソンヘルスケアは、そんな会社の新規ウェルネス事業として設立されました。

スポーツクラブなどで使われる業務用機器、個人向けの家庭用機器ともにシェアを伸ばし、今では世界第3位(アジアでは第1位)の売上。
しかも近年、業務用部門でとっても大きく業績を伸ばしており(5年間で約3倍)、フィットネス分野で最も成長している会社です。
このフィットネスに加え、2007年より新規事業としてマッサージチェアの製造販売を開始。「SYNCA(シンカ)」は、彼らの展開する「美容・健康ブランド」です。

SYNCA(シンカ)ウォーターアイマスク EM-180

本モデルは、大きく2つのパーツに分かれてます。
1つは、X-MENの人気キャラ「サイクロップス」のゴーグル(「攻殻機動隊」でも可)のような「アイマスク」。
もう一つは、水をコントロールする「コントローラー」です。
2つのパーツは、かなり太いチューブでつながれており、切り離すことはできません。

デザインは洗練されており、実にキレイです。
知性溢れる、未来感とでもいうべき雰囲気が横溢しています。
実際、世界でも権威のあるとされている独「iF Design Award 2016」、日「グッドデザイン賞2015年」を受賞しています。

さて、水メインのモデルです。
まず、アイマスクのウォーターバッグに、付属の注水ボトルで水を入れます。次は、コントローラーのウォーターボトルに水を入れます。あとは本体の電源を入れ、セットするだけです。

水ですから、眼に負担が少ないというより、気持ちがよさそうですが、実際はどうでしょうか。

画像: SYNCA(シンカ)ウォーターアイマスク EM-180

使用感は?

セットする時に気になったのは、2つのパーツをつなぐパイプの「硬さ」です。
曲がりにくい「太い綱」のような感じ。
座った時、コントローラーを机の上に立たせて使いたいのですが、それが自在にはできません。このため、私はベッドに寝て、コントローラーは手に持って使用することにしました。

アイマスクの中の水が約40℃のお湯になるのに、約2分。これは、水を利用したアイケア機器、ほとんど共通の時間です。じわーと温かくなり、ホッとした感じになります。

同時に、それまで余り感じなかった振動が、うまく感じられるようになります。
振動子の無骨な振動が、水の柔らかさを伴う独特な感じ。眼の周りに心地よく響くような感じです。これが6分続きます。

ゴーグルを外すと、眼の奥が開放された感じがあり、モノもはっきり見えます。もう一度、仕事に取り組む「気力」が湧いてきます。

EM-180でビックリしたのは、水を冷却し、冷たい水でも同様のことができます。
水は熱交換部で冷やすそうですが、このサイズで、少量とはいえ、水を冷やすとは驚きました。

私は、温めた後に冷やす、これを繰り返し行いました。実に気持ちがいい。
眼の下のたるみが緩和されたかどうかは分かりませんが、少なくとも視界はくっきり、気分はすっきりでした。

画像: SYNCAウォーターアイマスク youtu.be

SYNCAウォーターアイマスク

youtu.be

令和は「アイケア時代」

令和は、平成と同じく、凝視せざるを得ないことが多い上に、今以上にもっとストレスが溜まる時代になりそうですね。
その上、高齢化社会。できる限り、健康を維持することが重要です。
そんな意味で、アイケアは令和の必要美容家電といえると思います。

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オ
フィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があ
り、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京歴史散歩とラーメンの食べ歩き。

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