【熱中症対策】に使える無料アプリおすすめ5選 水分補給の量や熱中症リスクはスマホで管理!

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熱中症を予防するには1日あたり約1.2リットルの水分摂取が必要とされるが、水飲み習慣がない人がこれだけの量を飲み切るのは思いのほかハードルが高い。そこで活用したいのが、いわゆる「水分補給」系のヘルスケアアプリだ。摂取した水分を記録していくことで飲み忘れを防げるほか、水分補給のタイミングを通知で教えてくれるなど、水分摂取をしっかりサポートしてくれる。さらに、熱中症情報を知らせてくれる天気アプリも併用すれば、熱中症リスクを可能な限り抑えられるはずだ。

熱中症予防には適切な水分補給が欠かせない

熱中症のリスクが増大する夏場は、特にこまめな水分・塩分補給を心掛ける必要がある。例えば、環境省の「熱中症予防サイト」によると、日常生活で摂取すべき水分量の目安は「1日あたり1.2リットル」。一般的なコップの容量はおおよそ200mリットルだから、コップに換算すると最低「6杯」の水を飲まなければならないということだ。

とはいえ、水飲み習慣がない人にとっては、いくら熱中症予防のためといっても、いきなり1日1.2mリットルの水を飲むのは意外にハードルが高い。

そこでオススメしたいのが、定期的な水分補給を促してくれるヘルスケア系アプリの活用。こうしたアプリを使えば、1日の水分補給量をしっかり管理できるうえ、水分補給のタイミングを通知で知らせてくれるので、不注意による水の飲み忘れを防止することができる。

ひと口に「水分補給アプリ」といっても実に多種多様なものがあるが、今回は特に定評の高いものだけを厳選して集めてみた。水分のほか、清涼飲料水やアルコールなどの摂取にも対応した高機能タイプのほか、ゲーミング要素を取り入れたエンタメ系など、バラエティーに富んだラインナップを用意しているので、気に入るアプリがきっとあるはずだ。

加えて、熱中症リスクが高い日を通知で警告してくれる天気アプリなども併せて掲載。適切な水分補給とともに、こうした情報も参考にして、不要不急の外出を控えたり、涼しい服装で過ごしたりなどすれば、熱中症のリスクをさらに低下させることが可能だ。

なお、今回紹介したアプリはいずれも無料となっている。気軽に試してみて、熱中症予防に役立ててほしい。

環境省の「熱中症予防情報サイト」では、全国の熱中症情報のほか、暑さ対策などを掲載している。熱中症を予防するためにも、一度目を通しておくことを強くオススメしたい。

www.wbgt.env.go.jp

(1)「お茶」や「コーヒー」「ビール」なども管理できる高機能な水分補給アプリ

水バランス

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ひと口に「水分」といっても、コーヒーやアルコールなど、飲み物によっては水分補給に向かないものもある。これは、利尿作用により摂取した水分の多くが尿によって排出されてしまうため。当然、こうした飲み物は、熱中症の予防効果もあまり期待できないということになる。

しかし、水分補給アプリでは、飲み物の種類に関わらず、すべて水分としてカウントされてしまうケースが極めて多い。極端な話、摂取した水分がすべてアルコールでも、1日の規定量さえ超えれば、ノルマ達成と判断されてしまうこともあるくらいだ。こうしたアプリで水分補給を管理していると、極端な話、かえって熱中症リスクが増大してしまう可能性すらある。

こうしたリスクを避けるには、飲料の種類ごとに実質的な水分摂取量をしっかり計算してくれるアプリを利用するほかない。

例えば、そんなニーズにしっかり応えてくれるのが、こちらの「水バランス」で、飲料の種類に応じた水分摂取量をしっかり管理してくれる。例えば、利尿作用の高いビールは水分としてカウントされないばかりか、摂取済みの水分補給量にマイナス補正が加わるという徹底ぶりだ。

利用可能な飲料の種類は、お茶やコーヒー、牛乳、ソーダ、ジュース、レモネード、ビールなど、極めて多岐に及ぶ。摂取した水分量はタッチ操作で手間なく調節できるので、例えば、仕事中や外出中など、慌ただしいシーンでも手間なく利用できる点もうれしい。

朝は牛乳、昼はコーヒー、夜はビールといった具合に、1日のあいだにさまざまな飲料を飲むという人に特にうってつけなアプリだ。

直感的に把握できるシンプルなインターフェイスを採用し、操作方法もいたって簡単。メイン画面上部にはこれまで補給した水分の収支、下部には補給した水分として選べる飲料一覧が表示されている。

補給した水分の追加は、まず飲料名をタップすると下部にウィンドウが表示されるので、そこから摂取した量を選べばいい。

意外に知られていないが、飲料の種類によって、身体に取り込まれる実際の水分摂取量は異なってくる。例えば、「ビール」の場合は、高い利尿作用を考慮し、「-60パーセント」のマイナス補正が加わり、200mリットル飲んだとしても、水補給の収支から120mリットルも差し引かれてしまう。

(2)大きな文字&ボタンの操作しやすい水分補給アプリ

水リマインダ

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この手のアプリは水分補給を管理するという性格上、必然的に出先で利用する機会が多くなる。例えば、職場や飲食店、自動販売機などで水分を摂った際などに、とっさに記録できないと管理がわずらわしくなってきて、結局、面倒になってやめてしまうものだ。

こうした三日坊主を避けるには、「思い立ったらすぐに使える」という操作性の良さが極めて重要になる。そんなニーズにしっかり応えてくれそうなのが、ひときわ大きな文字&ボタンでストレスなく水分摂取量を記録できる「水リマインダ」だ。

摂取した飲み物の追加は、画面右下の「+」から手間なく行える。

補給した水分量は画面右下の「+」ボタンから手間なく追加できるほか、飲料の種類もコップやグラスなどのわかりやすいグラフィックで示してくれるので、画面を見るだけでなにを飲んだのかひと目で把握できる。

ノルマの水分摂取量は画面の4分の1を占める大スペースで表示されているうえ、達成率も見やすいゲージ形式で示してくれるので、残りの水分摂取量も一目瞭然。うっかり水を飲み忘れるというミスも防げるはずだ。

水やコーヒー、牛乳、ワインなど、多彩な種類に対応するほか、利尿作用を考慮した実質的な水分摂取量を記録してくれる。

(3)水分補給と育成ゲームが融合。遊びながら熱中症予防できる!

Plant Nanny² 植物ナニー²

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色々な水分補給アプリを試したものの、どうも長続きしないという人にうってつけなのが「Plant Nanny² 植物ナニー²」。育成ゲーム要素を取り入れた新感覚の水分補給アプリで、摂取した水分量を記録することで愛らしい植物を育てていける。

育成ゲームといっても難しいことはなく、基本的には摂取した水分をタップ操作で記録していくだけ。飲んだ水分のぶんだけゲーム中の植物に水を与えたことになり、目標となる水分量を毎日しっかり摂取していくことで植物をより大きく育成することが可能だ。

摂取した水分は、画面下中央の水滴アイコンからコップ1杯単位で記録可能。コップの容量は240mlが初期値となっているが、設定から変更することも可能だ。

水分補給を重ねていくと植物が成長していき、姿も大きく変化する。植物が育っていく姿を楽しみながら、無理なく水飲み習慣を身につけられるはずだ。

もちろん、ゲーム感覚で楽しめるといっても、水分補給アプリとしてもかなりの本格派。1日に必要な水分量はユーザーの体重と運動量から自動で割り出してくれるほか、水分摂取量の推移をわかりやすいグラフ形式で示してくれたりなど、水分補給量を手間なく管理可能だ。

最初に育成できる植物は「ひまわり」をモチーフにした「向日葵子(ひまわりこ)」のみだが、ゲームを進めていくことで、ポトスやタンポポ、サボテンなど、多彩な植物を入手可能。さらに、育成した植物を組み合わせることで、草原や砂漠、ファンタジーなどの世界を作り出すこともできる。

(4)現在地付近の熱中症リスクを通知で知らせてくれる

熱中症アラート

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普段から熱中症予防の意識が高くても、天気を気にかけるのはついつい地元中心的な考えになりがちなものだ。例えば、旅行や出張で遠出をした場合など、現地の天気は意外なほどノーマークになってしまうことが少なくない。蒸し暑さを感じつつも無防備に出歩いてしまって、運悪く熱中症にかかってしまうケースもありうるだろう。

そんな事態を避けるには、現地の天気を事前にチェックしておくのがベストだろうが、普通はそこまで気が回らないものだし、そもそも気温や湿度などから熱中症リスクを即座に把握できる人というはそう多くはないはずだ。

このように、実は、今いる場所の熱中症リスクを把握するのは意外に手間なものだが、そんな面倒を省きたいなら天気アプリ「熱中症アラート」がぴったり。本アプリを使えば、現在地の気温と湿度から「熱中症指数」を算出し、熱中症リスクが危険レベルに達すると通知で警戒を促してくれる

熱中症指数が「50」以上になると、通知で警戒を促してくれる。通知を表示する熱中症指数は設定から変更することも可能だ。

もちろん、現在地はGPSで自動取得してくれるので、設定の必要は一切なし。例えば、観光地やキャンプ場、公園など、屋外ならあらゆるロケーションで手間なく熱中症リスクを把握可能。いち早く熱中症リスクをキャッチして、日陰に移動したり、水分を補給したりするなど、適切な予防に役立ててほしい。

メイン画面では、現在地の熱中症指数ともに、気温や湿度を表示される。熱中症指数の推移をグラフで確認することも可能だ。

(5)熱中症を含む13種類の防災速報をまとめて入手できる!

Yahoo!防災速報

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夏場は熱中症ばかりでなく、台風や豪雨など、なにかと災害の危機にさらされる油断ならぬ季節でもある。被害を最小限に抑えるには、いち早く防災情報を入手することが何よりも肝要だ。

とはいえ、ひと口に「防災情報」といっても、熱中症を始め、台風、地震、津波など、内容は多岐にわたるため、すべてにくまなく目を光らせるのは、現実問題として非常に難しいところだ。

ただし、ヤフーの「防災速報」を使うのなら話は別。台風や地震、熱中症など、13種類もの防災速報に対応しており、災害発生や予報を通知で素早く伝えてくれる

メイン画面では、現在の災害情報のほか、これまでの通知履歴や全国の災害情報などを確認可能だ。

さらに「豪雨予報」では、近年急激に増加している「ゲリラ豪雨」にもしっかり対応するほか、地震や水害など、災害に応じた避難場所も地図でわかりやすく確認できるなど、いざというときに役立つ機能が満載だ。

防災速報を入手する地域は最大3つまで設定可能。例えば、自宅と職場、実家を登録しておけば、万が一、災害が発生した際もいち早く情報を入手して、今後の行動を決められるはずだ。

設定から利用する防災速報を変更することも可能。さらに各項目ごとに、通知する時間帯や音量などもカスタマイズできる。

まとめ

年を追うごとに熱中症のリスクは増すばかりだが、それを嘆いていても始まらない。
猛暑日は水分補給はいうまでもなく、熱中症リスクが高い日は、できれば不急不要の外出も避けるなど、自衛意識をしっかり持つことも大切だ。
ただでさえ暑くてストレスが溜まっているのに、そこまで注意しなくてはならないと思うと、うんざりするかもしれないが、今回紹介したアプリを活用すれば、そうした手間は最小限に抑えられる。水分補給の管理もスムーズにこなせるし、熱中症リスクが高い日も手間なく把握できるようになるので、ぜひとも有効活用してほしい。

◆篠原義夫(フリーライター)
パソコン雑誌や家電情報誌の編集スタッフを経て、フリーライターとして独立。専門分野はパソコンやスマホ、タブレットなどのデジタル家電が中心で、初心者にも分かりやすい記事をモットーに執筆活動を展開中。

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