【洗濯機のおすすめ2019】東芝 ドラム式洗濯機 新型ZABOON(ザブーン)を家電のプロが評価

洗濯機

今、ドラム式洗濯機が注目を集めています。一時、高価な上、洗浄力がタテ型より落ちると言うことで敬遠され、一時売り上げが落ちていましたが、徐々に回復。「イケメン」のパナソニック、「AI」の日立など、それぞれ特徴あるモデルが出てきました。では、東芝はというと「洗浄力」。そう、9月に発売予定の東芝の新型ドラム式洗濯機「ZABOON(ザブーン) TW-127X8」は、洗浄力にこだわったモデルなのです。

洗濯機の役割とは

洗濯は「布種」「汚れ」「水」「洗剤」「洗濯機」を上手に組み合わせ、「衣類の汚れを水に移す」行為です。その中で「洗濯機」はどのような役割をするのでしょうか?

洗濯機は、2つの役割があります。
1つは「水のコントロール(管理)」。
あと1つは「擦れのコントロール」です。

「水のコントロール」とは、主には「水温」「水量」のコントロールです。

「擦れのコントロール」とは、「水流」のコントロールのこと。このために、パルセーター、層構造等を使い行います。

水量の多い「タテ型洗濯機」は、この「水流」がポイント。
どちらかというと、物理的な力が強く、まさに汚れをこそぎおとす感じです。
逆に、「ドラム式」は、「水のコントロール」がポイント。
特に、水温を高めた「お湯洗い」は、ドラム式の強み。化学の力で、取れにくく黄ばみの原因となる油性の汚れを落とします。

しかし、日本の標準コースは、「水道水」を使うのが標準。
ドラム式のポテンシャルが活かしきれないコースです。
木綿、混紡を洗う場合、40〜60℃がいいのですが、水道水の年間平均温度は、16℃前後(東京のデーターです。年、エリアによって変わります)。
油性の汚れは固化したままですし、水量が少ないドラム式は不利です。

しかし、そんな水温でも洗浄力の高い水があります。
東芝が洗濯機に取り入れている「ウルトラファインバブル水」です。

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洗浄力の秘密はウルトラファインバブル

東芝のカタログを見ると、面白い写真が掲載されています。
5℃でウルトラファインバブル水を使った時と、15℃で水道水を使った時。ほぼ同じようにキレイになった写真です。

このウルトラファインバブル、水の洗浄力を15%アップさせる効果があり、水温低下による洗浄力低下を帳消しにするレベルの効果があることを説明した写真です。

ウルトラファインバブルは、東芝の造語ではなく、「学術用語」です。
「直径:1μm以下の気泡が入った水」と定義されます。
この気泡、目視は無理で、水は一見、無色透明に見えます。
国際規格:ISOにも掲載されており、いろいろな効果を水にもたらすとして、実用化、研究開発が進められています。

レーザー光を、ウルトラファインバブル水、水道水、ウルトラファインバブル水に当てたところ。
明るいところだと、双方とも無色透明だが、ウルトラファインバブルは、バブルで光が散乱し、光って見える。

例えば、ウルトラファインバブルを採用した先に、西日本の道路公団があります。
サービスエリアなどの水洗トイレに使用したのです。掃除回数を激減でき、しかも、お客様からの評判がよいそうです。

この洗浄力に眼を付けたのが東芝です。

いろいろな効果と共存可能

ウルトラファインバブルは、単独で洗浄効果が高いのですが、まだいろいろな特長を持ちます。

一番大きいのは、他の技術と共存できることです。

例えば、お湯洗い。
水温を上げても、マイクロファインバブル水自体の特性は変わらないのです。
より洗浄力を高めることができます。
また、抗菌のためAg+を追加しても、特性が変わりません。実に重宝な水です。

当然、洗剤の邪魔もしません。
それどころか、洗剤の働きを助けていると言われています。
ただ、こちらはまだ、未知のところがあり、十分説明されていません。

次に大きいのは、コスト。
ただ同然と言ってイイかも知れません。
発生装置は、極小ノズルです。水圧で押し出すのですが、ノズルで貯められた水と、ノズルから出て開放された水とでは圧力が異なります。
この圧力差を利用して、水中の空気成分がナノサイズの微細な泡が水の中に発生するのです。
このため、送り込みのモーターと、水を入れる水路の途中に、そのノズルを設置するだけ。
ランニングコストは、ほとんど掛かりません。

ちなみに、私は数回に一度、お湯洗いをお勧めします。
60℃だと、ニオイ菌を殺すことができますので、部屋干ししてもニオイません。
しかも、「お湯」×「ウルトラファインバブル」だと洗浄力抜群。すごーく、キレイになります。

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使い勝手(1):大容量

今、日本人は生活スタイルを大幅に変えることを求められています。
特に共稼ぎ。
洗濯など60分以上掛かる家事は、週末まとめてとなります。
このため、個人宅に、10kg以上の洗濯機がこんなにも使われているのは、日本だけでしょう。

今回のザブーンは12kg。
成人の洗濯物は1日1.5kgと言われています。2人分5日間の洗濯物にも対応しています。

使い勝手(2):液体洗剤自動投入

そして、今、全世界の洗濯機のトレンドが、「洗剤、柔軟剤の自動投入」です。

と言っても、今までの様に1回1回セットして、ではありません。
大型タンクの中に、愛用の洗剤、柔軟剤を入れておけば、洗濯の度に、どの位必要なのかを判断して投入するのです。
逐一、洗濯物の量を見て、水量を見て、洗剤量を計って、が要りません。

使い勝手(3):脱水時でも約37dBの操作音

また、「部屋干し」と共に当たり前になったのが「夜の洗濯」です。
必要条件は「静かなこと」です。

TW-127X8は、洗濯時:約32dB、脱水時:約37dB。
それぞれ、「ささやき声」「図書館」のレベルに当たります。

洗濯機の心臓部、モーター。極めて端正に作り込まれている。

新型ザブーンは都会によく合う洗濯機

ドラム式は一時、不作の状態が続きました。
このため、あーでもない、こーでもないと、分かりにくいモデルが多かったです。

TW-127X8は、洗浄力は、水洗い(標準コース)でも、ウルトラファインバブルで15%洗浄力を増していますし、本来のお湯洗いなら、汚れがスゴくおちます。
当然部屋干ししてもニオわないレベルに仕上がります。

その上、洗濯物を「洗濯マーク」によってきちんと分ければ、洗剤は自動投入。
週末のまとめ洗い、夜洗濯にも適しています。

もうドラム式は、洗浄が弱いとは言わせない。そんなふうに聞こえる東芝の新型ザブーンです。
都会派の洗濯機としておすすめです。

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◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があり、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京歴史散歩とラーメンの食べ歩き。

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多賀一晃(生活家電.com主宰)

企画とユーザーを繋ぐ商品企画コンサルティング「ポップアップ・プランニング・オフィス」代表。米・食味鑑定士の資格を所有。大手メーカーでオーディオ・ビデオ関連の開発に携わる。趣味は東京散歩とラーメンの食べ歩き。

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