【通電火災対策】揺れを感知して自動でブレーカーを落とす感震ブレーカー「YS-1301」がおすすめ!

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地震発生時は、停電の復旧後に起こる通電火災にも注意が必要ですが、非常事態では避難が最優先で、ブレーカーを操作している余裕はありません。そこで、設置しておきたいのが、揺れを感知すると自動的にブレーカーを落としてくれる感震ブレーカーです。

ここまで進んでる!防災アイテム最前線
今回は「山小電機製作所・感震ブレーカー YS-1301

数々の被災体験を教訓に、防災用アイテムや防災システムは日々進化を遂げている。この連載では、防災関連の最新事情をクローズアップする。

電気を遮断し、停電から回復したあとの「通電火災」を防止できる

地震発生時は、火災などの二次災害にも注意が必要です。出火の原因はいろいろありますが、最も多いのは、停電の復旧後に起こる通電火災(※)

※地震による停電のあと、電気が復旧したときに起こる火災のこと。倒れた電気器具に可燃物が接触したり、断線部分から火花が散ったりして出火に至る。

これを防ぐには、分電盤のブレーカーを落とし、屋内への給電を止めることですが、非常事態では避難が最優先で、ブレーカーを操作している余裕はありません。

そこで、設置しておきたいのが、揺れを感知すると自動的にブレーカーを落としてくれる感震ブレーカー。これで、通電火災を未然に防げます。

数ある製品の中で、おすすめしたいのが、このYS-1301。感度のいい三次元加速度センサーを採用し、長周期の地震にも短周期の地震にも対応できます。

山小電機製作所 感震ブレーカー YS-1301

駆動部を分電盤の漏電ブレーカーに取り付け、その下方に、ケーブルで接続した感震部を設置する。

それに、細かな設定ができるのも魅力です。

地震感知レベルは、震度5弱から6強の範囲で4段階に設定可能。通電を遮断するまでの待機時間も、即時/1分/5分/10分の4種類から選べます。

揺れを感知すると、通電を遮断するまで警報ランプとブザーで告知してくれるので、その間に必要な行動を取ることができます。

夜中に地震が起きたときは、すぐに電気がストップしてしまうと、避難に支障が出るだけでなく、思わぬケガをする心配もあるので、在宅時は待機時間を設定し、停電用の足元灯や懐中電灯なども準備しておくのがいいでしょう。

取り付けは自分で行えますが、家庭ごとに分電盤やブレーカーの規格が異なるので、使用前に設定作業が必須です。めんどうと思うかもしれませんが、いざというとき作動しないと意味がないので、必ず行ってください。

防災生活の心得

公共交通機関の利用時、地震が起きたら?

電車やバスに乗っているときに地震が発生すると、急停車によって体が前方に投げ出されたり、乗客が将棋倒しになったりするおそれがあります。

大きな揺れを感じたら、立っている人は手すりや吊り革を握って踏ん張り、転倒を防ぎましょう。そのとき、周囲の人に「つかまれ!」と声をかけ、注意を促すことも大切です。一人一人が倒れずに踏ん張ることができれば、将棋倒しを防げます。

ただ、走行中は、どうしても地震の揺れに気づきにくいので、電車やバスに乗って席が空いていたら、座ることをおすすめします。

立つ場合は、必ず車窓に向く姿勢(進行方向の90度)を取ってください。これなら、急停車時に踏ん張れます。進行方向に背中を向けて立つと、後ろ向きに転倒するおそれがあるので注意しましょう。

イラスト/早川 修

【監修】国崎信江(危機管理アドバイザー)
危機管理教育研究所代表。女性・母親として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱。テレビ出演・講演など、精力的な活動を行っている。

■取材・文/生島保

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