【オール阪神さん】脳梗塞後の血糖値コントロールに「妻の玉ねぎ料理」

美容・ヘルスケア

めまいがあまりにも激しいので、かかりつけ医に検査してもらったら、「うわー、詰まってる」と驚かれ、その足で専門病院に入院。脳梗塞でした。そのとき全身を調べてもろたら、僕の脳梗塞は、糖尿病で血管が弱ったのが原因やったんです。【体験談】オール阪神(漫才コンビ・オール阪神巨人)

プロフィール

オール阪神(おーる・はんしん)
1957年、大阪府泉大津市生まれ。高校在学中、吉本新喜劇の看板座長・岡 八朗(故人)に弟子入り。75年、同じく岡の弟子だったオール巨人と漫才コンビ・オール阪神巨人を結成し、人気を博す。上方漫才大賞、上方お笑い大賞、花王名人大賞、大阪舞台芸術賞など数々の賞を獲得。2019年には「紫授褒章」春の受章。

このままならインスリン打たなあかんで

体がなんか変やなぁ思ったんは、2年くらい前からです。突然ふらついて歩けなくなる。人の顔が二重に見えたと思ったら、嘔吐して3時間動けない。こんな症状が日に日に増えました。それで、半年に1回、脳のMRI(核磁気共鳴画像)検査を受けるようになったんです。

そんな状態が続いた今年の3月、めまいがあまりにも激しいので、かかりつけ医に検査してもらったら、「うわー、詰まってる」と驚かれ、その足で専門病院に入院。脳梗塞でした。

梗塞は、脳の前後左右に大きいのがいくつかできてました。そのとき全身を調べてもろたら、ヘモグロビンA1cが9.8%もあって、「糖尿病きついね」と先生にいわれました。僕の脳梗塞は、糖尿病で血管が弱ったのが原因やったんです

糖尿病は、5年以上前からです。かかりつけ医から「いろんな病気併発するから、気をつけなあかんで」と口すっぱくいわれてましたが、自分には関係ないと思ってました。

僕はお酒、一滴も飲まへんのです。そのかわりタバコはよう吸って、1日3箱。甘い物が好きで、シロップたっぷりのアイスコーヒーやコーラを1日10杯くらい飲んでました。

さらに悪いことに、やせられると聞いて、オシッコを出す薬を飲み始めたら、夜中、1時間半ごとにトイレに行きたくなって目が覚める。のどがカラカラだから、そのたびにアイスキャンデー食べてました。一晩で3本ですわ。

そんな生活やったから、身長が160cmなのに体重が85kgまで増えてしまいました。ただね、1年半前から、家の近くにある大阪城の周りを歩き始めたんですわ。距離にすると10kmくらい。それで体重は70kgまで落ちたんですが、けっきょく、あかんかった。

脳梗塞を起こす少し前、医者から「このままやったらインスリン打たなあかんで」っていわれてたんです。それまで、糖尿病と真剣に向き合ってなかったんですね。

A1cが3ヵ月で9.8%→7.8%

脳梗塞の治療は、集中治療室で点滴治療を受けながら、絶対安静で10日間。同時に、糖尿病の治療食も始まって、1食500kcal(1日1500kcal)。僕、もともとぜいたくな人間ちゃうから、病院の食事がおいしくて、薄味でも気にならんかった。

糖尿病を治さないと、脳梗塞も治らへんから、退院後も薬飲みながら食事療法続けました。退院するとき、タバコをやめる、食事は家でとる、砂糖を使わない……。そんなことを約束させられて、守らんと退院させへんといわれました。

うちの嫁はんは、料理作るのうまくて、30分あれば3~4品チャチャッと作ります。その献立でよう出てくるのが、タマネギです。スライスしたり煮たり炒めたり、とにかく血サラサラにせないかんいうて。僕、タマネギ嫌いじゃないし、食べなあかんものなら、どんなもんでも食べます。

あとは、ブロッコリーやキュウリ、トマトのサラダに、アマニ油を適当にかけて食べます。肉は鶏のササミか胸肉。たまに牛肉出るときは、グツグツ炊いて油落としてもらいます。

こうして食事を変えて、タバコもやめたら、9.8%あったヘモグロビンA1cが6月の中旬には順調に下がりました。かかりつけ医から「7.8%でしたー!」って、メールもらったときはほんまにうれしかった。脳梗塞起こして、3ヵ月くらいかな。

糖尿病になったら、僕の食事につきあわなならんので、家族には迷惑かけます。嫁はんはタマネギ切るのに目ぇチカチカして、「こんなん切りたくないわ」いうし、息子は「好きなもん一個も食べられへん」と外に食べに行ってしまう。

そやけどおかげで、こんなに元気になれましたわ。2週間で舞台に復帰できたし、めまいもいっさい起こらなくなった。食事のおかげか薬のせいか、白髪が消えて髪が黒うなった。

僕、故郷・岸和田のだんじり祭に毎年出ています。幼ななじみに会うて、だんじりに乗るのが楽しみなんです。だから、1年でも長く楽しむために、健康でおらなあきません。

それに仕事だって、僕が不摂生で倒れたら、相方に迷惑かけてしまうでしょ。お互い生活あるし、家族がいてるから。だから元気に舞台に立って、今と同じ早口でしゃべっていたい。そのためにも、タマネギで血サラサラにして、早く糖尿病治さなあかんと思ってます。

血液をサラサラにして血管を若返らせる(南越谷健身会クリニック院長 周東 寛)

私は、糖尿病の患者さんにタマネギを積極的に食べることをお勧めしています。

タマネギの辛み成分であるイオウ化合物の働きで血液がサラサラになり、血流が改善。色素成分のケルセチンの強力な抗酸化作用で血管が若返ります。

タマネギのこうした働きで、血糖値を下げるのです。阪神さんの場合も、タマネギの常食が効果を発揮したと考えられます。

この記事は『壮快』2019年10月号に掲載されています。

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