【サブスクリプションとは】サブスクの意味やメリット 人気の音楽や動画配信などジャンル別に紹介!

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近年、さまざまなサービスで「サブスクリプション制」、略称で「サブスク」という提供形態が一般化しつつあります。最近よく聞くようになりましたが、そもそも「サブスクリプション」とはどのようなサービス形態なのでしょうか。サブスクの意味や仕組み、メリットやデメリットの解説、人気のサブスクサービス一覧をジャンル別に厳選して紹介します。

サブスクリプションとは?

「サブスク」本来の意味

サブスクリプションとは、「定額料金を支払うことで、一定期間のサービスが受けられることを保証するビジネスモデル」の総称です。

もともとは「予約購読」や「年間購読」といった契約形態を指す言葉で、近頃は「定額制のサービス」という意味で認識されています。Webサービスやスマホアプリなどで主流とされているサービス形態ですが、紙の新聞なども一種のサブスクリプションサービスと捉えることができ、実は日常生活の中でもかなり身近なものなのです。

もともとサブスクリプションは予約講読、年間購読を指す言葉だった。新聞の購読もサブスクの一種。

「サブスク」が普及した理由

いわゆる「サブスク」型のサービスが広く普及した理由はさまざまですが、主な要素として考えられるのは「IT技術の発展」「購買プロセスの多様化」などです。

インターネットやITにまつわる技術は、通信インフラや端末といったハード面でも、アプリケーションやプラットフォームなどのソフト面でも、ここ20年ほどで加速度的な発展を遂げました。その結果、私たち消費者は現場でサービスの説明を受けたり商品を比較したりすることなく、多種多様な経路で購買行動を行うようになりました。

さらには、技術の発展に伴い、消費者の価値観も大きく変化していきます。従来、当たり前だった「モノを所有する」行動を経ず、さまざまな製品やサービスを「共有」して利用できるようになり、1度の買い切りではなく、必要に応じて利用できるビジネスモデルが自然と求められるようになりました。その結果、注目されたのが、サブスクリプションによる「定額で好きなときに、好きなだけサービスを利用できる」という形態だったのです。

最近よく聞く「サブスク解禁」の意味とは?

サブスクリプションサービスの話題で見かけることが多い「サブスク解禁」。聞きなれない言葉ですが、簡単に説明すると「従来、サブスクリプション型のサービスで提供されていなかった作品や製品などの提供が開始されるようになった」といった意味になります。

例えば、中島みゆき米津玄師といったメジャーアーティストの音楽作品は、これまで、CDなどを通じて聴く以外の手段がありませんでしたが、昨今、SpotifyやApple Musicなどの音楽系サービスにて配信がスタートしました。

また、新型コロナウイルスの流行以降、従来、パッケージ化まで相応の時間がかかっていた劇場公開映画なども、即座に映像系のサービスで配信されるケースも目立って来ているようです。「なぜアーティストがサブスクを解禁するのか」など、「サブスク解禁の意味」の詳細については別記事を参考にしてください。

サブスクリプションのメリット

カタカナ語でなんとなく近づきにくいイメージがあるサブスクリプション型のサービスですが、ユーザー側にとってさまざまなメリットが存在します。

定額制でコスパ抜群

サブスクリプションサービスの最大の特徴は、「定額制」であることです。ほとんどのサービスが「定額で使い放題」を掲げており、利用すればするほどプラスになる仕組みとなっています。コストパフォーマンスに優れたビジネスモデルになっており、「できるだけ低予算で趣味を楽しみたい」という人にピッタリの内容です。

例えば、映画を1本観たい!という場合、映画館に行ったりDVDを購入したりすると、1作品あたり1800円~5000円程度が必要となります。映画観放題のサブスクに加入していれば、月額1000円強で観たい作品に加え、配信中の映画を古今東西さまざまなジャンルで好きなだけ視聴することが可能です。

定額で使い放題。利用すればするほどプラスに!

ただし、サブスクリプションサービスの場合、あらかじめ設定されたサービス範囲内で楽しむ必要がある、という前提があります。例えば「公開されたばかりの映画を観たい」「マイナーなカルト作品を観たい」といった場合、追加料金が必要になったり、そもそもサービス内容に含まれていなかったりするケースもあるでしょう。また、サービスによっては、「月に〇〇回まで無料」など、利用回数や条件に制限が設けられている場合もあるので、契約前に提供されている内容をチェックしておくと良いでしょう。

スマホから簡単に解約できる

サブスクリプションサービスは、PCからはもちろん、スマホ1台でも申し込みから解約まで可能なものがほとんどです。従来のように、手続から利用開始まで時間がかかったり、契約に手間取ったりすることもなく、「契約=サービス利用開始」という手軽さも大きな魅力になっています。事前に準備するものといえば、決済用のクレジットカード程度なので、「気軽に始めて好きなときに終えられる」という特徴もあります。契約・解約などをスムーズに行えるのは、昨今のサブスク需要が増加した理由の一つと言っても過言ではないでしょう。

いろいろなジャンルにチャレンジできる

定額制のサブスクリプションサービスは、月々の料金が安価で、すぐに解約することも可能なため、「興味のあるジャンルのサービスを契約して、気に入らなければ解約する」といった方法をとることもできます。

そのため、従来なら「買ったら損をするかもしれない」「自分に合うかわからない」といった理由であきらめていた商品・サービスでも、手軽にチャレンジ可能なのです。自分の興味の幅を広められるという点でも、サブスクリプションサービスは非常に優れています。

サブスクを使いこなすコツ

いくらサブスクリプションサービスが解約しやすいといっても、できることなら失敗したくないものです。そこで、続いては「サブスクを最低限使いこなすためのコツ」を解説していきます。

料金プランは主に2パターン

サブスクリプションサービスの多くでは、1つの商品に対して複数の料金プランが用意されています。

料金プラン(1)(グレードタイプ):支払う月額料金によってサービス内容が変化
料金プラン(2)(まとめ払いタイプ):月額で支払うよりも安くなる

料金プラン(1)の具体例は、Netflix(ネットフリックス)です。「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」という3種類のプランが存在し、それぞれ月額800円、1,200円、1,800円になります。月額料金が高いプランほど高画質でドラマを視聴できるなど、サービス内容で差別化を図っているのです。

料金プラン(2)の具体例は、Amazon Prime(アマゾンプライム)です。月額プランだと500円になりますが、年間プランで申し込んだ場合は4,900円になり、よりお得に契約者向けのサービスを利用できるようになります。

料金プラン(1)の場合は「サービス内容」を比較し、料金プラン(2)の場合は「利用頻度」を事前に計画しておくことが重要です。

コスパを計算すること

「サブスクリプションサービス=使い放題」というイメージがありますが、実は例外もあります。
例えば、オンライン英会話系のサブスクリプションサービスの場合、1日に受けられるレッスン数が、料金プランによって制限されることが多いです。また、グルメ系のサブスクの多くでは、無料でメニューを注文できるのは1日1食までと、ある程度の制限が設けられています。

各サービスの提供形態によってもさまざまですが、「サブスク=使い放題」と考えるのではなく、条件と自分の使い方を照らし合わせ、「1回あたりいくらなのか」「本当にお得なのか」としっかりと計算することが重要になります。

支払い方法を統一すること

サブスクリプションサービスを利用する上で、意外と見落としがちなのが、支払い方法です。複数のサービスを利用していると、決済手段がバラバラになることも珍しくありません。特に、スマホアプリから申し込むタイプのサブスクでは、デフォルトでキャリア決済になっている場合があるので、要注意です。場合によっては、解約したはずのサブスクが更新され続けていた、といった失敗もあるでしょう。

基本的に、サブスクの支払い方法でおすすめなのは、クレジットカード決済です。支払いを一元化することで契約状況を逐一確認でき、もし、あまり利用していないサービスがあれば、解約するなどして調整できます。月額料金に応じて、カードのポイントを獲得できるのもメリットです。中でも「Visa LINE Payクレジットカード」は、初年度ポイント還元率3%で非常にお得です。

ここからは、特選街web編集部おすすめの「サブスクリプションサービス」をご紹介していきます。サブスクの中でも主流の動画・音楽系サービスから、自動車や英会話といったユニークなものまでさまざまです。

動画系、音楽系などジャンル別サブスクはこちら

(1)ジャンル別おすすめ 動画配信系のサブスク

動画といえば「Netflix」や「Amazon Prime Video」など、多くの方が利用しているサブスクリプションサービスでしょう。かつてはVOD(ビデオ・オン・デマンド)などと呼ばれ、映像コンテンツを都度レンタルする方式が主流でしたが、今では多くのコンテンツを月額制で観放題にしているサービスがほとんどです。

▼迷ったらコレ!
Amazon Prime Video
アマゾンプライムビデオ

動画系サブスクリプションサービスで最もおすすめなのが「Amazon Prime Video」です。世界的な通販サイトのAmazonの有料会員プランのオプション機能として、月額500円(税込)、年会費4,900円(税込)で提供されています。

そのため、普段あまり映画やドラマ、アニメなどを観ない方でもプライム特典の「ついで」として利用できることがメリットです。

Amazon Prime Videoの最大の魅力は、「映画やドラマ」「バラエティ」といった幅広いジャンルの動画が実質無料で見放題になることです。オリジナル作品にも力を入れており、例えば「ドキュメンタル」などは、Prime Videoオリジナルコンテンツにもかかわらず、高い人気を博しています。

ラインナップには、一部レンタル専用の作品もありますが、無料の範囲内で十分楽しむことができるでしょう。何より、他の動画系サブスクリプションサービスと比較して、月額500円(税込)で始められるAmazonプライムビデオは、非常にリーズナブルです。

「Netflixを契約するほど動画は観ないけど、たまには映画を観たい」という方や、「暇なときになんとなく映画やバラエティを流しておきたい」という方にはピッタリのサービスといえます。Amazonプライムについてもっと詳しく情報が知りたい方は、「Amazonプライムとは」を参考にしてください。

▼オリジナル作品多数!
Netflix
ネットフリックス

Netflix(ネットフリックス)は、全世界で約1億5,000万人以上のユーザー数を誇る、動画系のサブスクリプションサービスです。全3プランの中から1つ選んで契約し、配信されている動画が見放題になるといった仕組みになっています。

料金 画質 同時視聴
台数
ベーシック 800円 SD 1
スタンダード 1,200円 HD 2
プレミアム 1,800円 4K 4

最大の特徴は、何といってもオリジナル作品のレベルの高さに尽きる!と言っても過言ではありません。本格的なドラマや映画が多数ラインナップされており、作品に対するコストパフォーマンスでは動画系サービスのなかでもトップクラスになっています。

海外ドラマの「ストレンジャー・シングス」や日本ドラマの「全裸監督」など、ネトフリ発の大ヒット作も多々存在し、他にも古今東西の名作映画やコアな人気を誇るアニメなど、ジャンルを問わず幅広い作品を楽しむことができます。

また、キッズ向けコンテンツも充実しているため、お子さんを抱えるファミリー層の方にもおすすめです。「子どもにはちょっと見せたくないかも…。」という作品も多々存在しますが、コンテンツのゾーニングも徹底されているため安心です。

▼注目の国産動画サブスク!
U-NEXT
ユーネクスト

Prime Video、Netflixが海外発のサービスなのに対し、日本発の動画サブスクとして人気を集めているのが「U-NEXT(ユーネクスト)」です。「見放題作品数No.1」が特徴で、国内外の映画やドラマ、アニメ作品はもちろん、雑誌などの読み放題サービスや音楽系コンテンツの配信サービスなども備えています。U-NEXTで視聴可能なコンテンツは総計21万本以上にも上り、見放題以外の有料コンテンツも月々支給される1200円分のポイントを利用して実質無料で楽しむことができます。

映像コンテンツのジャンルは多岐にわたり、アイドル番組やバラエティ番組なども数多く取り揃えています。近年コロナ禍で注目された、音楽の無観客配信ライブのリアルタイム視聴などにもいち早く対応しており、今後もますますコンテンツの幅が拡がっていくことが予想されます。最新作の追加ペースなども、やはり他サービスの一歩先を進んでいる印象です。

月額料金は税抜1990円/月と若干割高な印象ですが、値段以上の満足度を得られる注目のサービスと言えるでしょう。

▼アニメを好きなだけ視聴
dアニメストア

ドコモが提供する「dアニメストア」は、アニメ作品に特化した月額400円(税別)の動画観放題サブスクリプションです。アニメ系作品が新旧ともに多く、他サービスではVOD(都度課金型の購入パッケージ)や、配信未対応のものもリストアップされています。

合計4200作品以上のアニメを好きなだけ視聴できるため、アニメ好きの方や近作の「鬼滅の刃」「呪術廻戦」などのヒット作からアニメに興味を持った方にオススメのサービスです。アニメ以外は配信されていない徹底ぶりで、声優コンテンツなども充実しています。

AmazonPrime内のオプションパッケージ「dアニメストア for Prime」や、ニコニコ動画内のプラン「dアニメストア ニコニコ支店」などで利用することもできるため、ジャンル特化型のサービスながら安価で使い勝手の良い側面もあります。初月無料で利用可能なため、まずはぜひお試しください。

▼ディズニー公式が運営
Disney+
ディズニープラス

Disney+(プラス)」は、ジャンル特化型の動画配信サービスです。ディズニー公式が運営しており、他では視聴しづらいディズニー・PIXAR系コンテンツを月額700円(税別)で好きなだけ視聴可能になっています。初月の利用は無料のため、「ファンというほどじゃないけどディズニーは好き」といった方も気軽にトライアル可能です。

ディズニー系列の版権コンテンツのほとんどが視聴可能で、20世紀スタジオやMARVEL作品、スター・ウォーズシリーズなどの人気作品はもちろん、ナショナルジオグラフィックなどのドキュメンタリー作品も楽しめます。映画館に足を運びづらい今だからこそ、世代を問わず家族で楽しめるラインナップに注目です。

▼フジテレビオンデマンド
FODプレミアム

フジテレビが提供する「FODプレミアム(フジテレビ・オンデマンド・プレミアム)」は、テレビ・バラエティ系のコンテンツに強いサブスクリプションです。フジ系列のドラマ・アニメ・映画・バラエティなどの過去放送分が888円(税抜)で観放題になり、最新作の見逃し配信にも対応しています。

特にドラマ作品のラインナップが充実しており、懐かしの名作や最近の話題作を気軽に視聴できることが魅力的です。利用で貯まるポイントを活かして、電子書籍などのコンテンツを利用することもできます。一人での視聴はもちろん、家族やパートナーとの団欒にも最適でしょう。

▼ライブスポーツ専門
DAZN
ダゾーン

「ドラマや映画より、スポーツ中継などの視聴が好き」という方には、ライブスポーツの専門チャンネルである「DAZN(ダゾーン)」の利用がオススメです。プロ野球やJリーグなどの試合中継や海外プロスポーツの映像などさまざまなコンテンツが登録されており、年間およそ1万試合以上が月額1925円(税込)で観放題になるサブスクリプションです。

競馬中継やeスポーツ、その他マイナースポーツの試合配信など、テレビや他のサービスでは中々見つけづらいジャンルも網羅していることが特徴で、好きなチームや球団などで絞り込み検索することもできます。通常の動画サブスクリプションとは若干毛色が異なりますが、スポーツ好きのために作り込まれた充実感は他を圧倒していると言えるでしょう。

(2)ジャンル別おすすめ 音楽系のサブスク

動画と同じく、多くの方が利用しているのが音楽系のサブスクです。Apple MusicとSpotifyが2大人気を誇っているため、他サービスの印象が薄めですが、前述の2つ以外にもおすすめのサービスが多々存在します。

▼国内最大のSNSアプリと連携!
LINE MUSIC
ラインミュージック

「LINE MUSIC(ラインミュージック)」は、コミュニケーションアプリの「LINE」が展開する音楽系サブスクリプションサービスです。月額960円(税込)、または年間9,600円(税込)で契約でき、約5,800万曲が聞き放題になる内容になっています。

linecorp.com

若年層をターゲットとしており、月額480円の学割プランを備えているのも他のサービスに無い特徴です。アーティストも邦楽を中心に懐メロやK-POPなど、流行の曲やカラオケの定番曲などを幅広くカバーしています。

また、LINEのホーム画面に自分の好きな曲を登録する「My BGM」機能を利用すれば、曲の一部をプロフィール情報として設定できます。思い出の曲の一番好きなサビを登録したり、今の気分に合った歌詞を流したりと使い方はさまざま。国内最大のコミュニケーションアプリだからこそできるユニークな機能がLINE MUSICの魅力です。

より詳しい情報を知りたい方は、「LINE MUSIC(ラインミュージック)とは」という記事を参考にしてください。

▼音楽マニアならこれ!
Spotify
スポティファイ

「知らない音楽ともっと出会いたい」「色々なジャンルを聴きたい」という人におすすめの音楽系サブスクが、月額980円(税込)で利用できる「Spotify(スポティファイ)」です。

5,000万曲以上を楽しめる豊富なラインナップはもちろん、海外を中心に世界各地の音楽をジャンルレスに楽しむことができるサービスで、特に音楽好きにはうれしい機能も多数備わっています。例えば、Spotifyの運営が公式に作成しているプレイリストには、ヒットソングだけでなくインディーズアーティストの独特な作品も多数収録されています。中には「Hyperpop」など、Spotify発の新ジャンルが生まれることもあり、最新の音楽シーンを常に追いかけていくことができます。

他のサービスでは視聴しにくい、テクノやHiphop、ワールド・ミュージックといったジャンルにもきわめて強く、関連アーティストをなんとなく辿るだけで、思わぬ出会いをすることも。独自のAIによるおすすめアーティストの自動提案機能は、おそらく全ての音楽系サブスクの中でも一番の精度を誇っているでしょう。

アーティストやインフルエンサーなどが、自作のプレイリストを公開することも珍しくなく、リスナーとの距離感が近く、SNS的な楽しみ方をできるのも、Spotifyならではの魅力です。音楽マニアの方はもちろん、今聴いている音楽に飽きてきた方や、刺激が欲しい方にもオススメしたいサービスです。

▼サブスクなのにハイレゾ配信!?
mora qualitas
モーラ クオリタス

音楽系サブスクは、便利な反面、どうしてもCDより音質の面で劣ってしまうデメリットが懸念材料でした。しかしながら、とうとう高音質のハイレゾ音源をサブスクで楽しめるサービス「mora qualitas(モーラクオリタス)」が登場しました。

月額1980円で、96kHz/24bitのハイレゾ音源や、CDと同等の音質を再現したロスレス音源(FLAC)を採用しており、ユーザー同士でプレイリストの共有ができる「リスナーネットワーク機能」やアーティストの情報を細かにまとめた「バイオグラフィ機能」など、より上質な音楽体験を気軽に楽しめる内容となっています。

メジャーな配信サービスに比べると楽曲数はやや少ないものの、自宅でも家でも最高クラスの音質で音楽を楽しめる注目のサービスです。

動画や音楽以外にも、さまざまなサービスがサブスクリプション型のプランを採用しています。中には「こんなものまで!?」というユニークなものも。ここからは、いわゆるWebサービス系とも異なる独特なサブスクサービスをご紹介します。

▼iOS標準の音楽系サブスク
Apple Music
アップルミュージック

iPhoneユーザーならお馴染みの「Apple Music(アップルミュージック)」は、iOS標準の音楽系サブスクリプションです。約7000万曲のライブラリを月額980円で利用でき、学割やファミリープランなども完備されています。

同じくシェアの高いSpotifyと同様、プレイリスト機能やオススメの自動提案機能なども完備。世界各国でのジャンル別再生数ランキングや24時間配信のラジオチャンネルといった独自コンテンツも充実しています。iOSとの連携力も高く、Macユーザーの方やiPhone・iPadユーザーの方なら間違いないサービス内容です。

【追記】
なお、2021年5月17日に、Appleは正式に【Apple Musicの空間オーディオ実装(高音質化)】を発表。ハイレゾ/ロスレスオーディオを「追加料金なし」で提供する、といった内容だ。他サービスでも、高音質化やHDサービスの提供が始まっていたが、従来のサービスをアップグレードすることで利用可能なサービスがほとんどだった。しかし、今回のAppleの発表では、Apple Musicすべてのユーザーが「追加料金なし」で使用可能となるというもので、画期的と言えるだろう。
※空間オーディオは、J Balvin、Gustavo Dudamel、Ariana Grande、Maroon 5、Kacey Musgraves、TheWeekndなどのアーティストが提供予定

▼通常のYouTubeとは別物
YouTube Music
ユーチューブミュージック

一方、Androidユーザーにオススメの音楽系サブスクといえば、Googleが提供する「YouTube Music(ユーチューブミュージック)」の名が挙がります。従来はGoogle Play Musicと別サービス扱いでしたが、そちらは2020年末にサービスを終了。YouTubeの同プランへと完全移行を果たしました。

通常のYouTubeアプリとは別物として扱われており、特に音楽の視聴に特化した設計となっています。無料プランも存在しますが、やはりサービスの充実度からオススメなのはプレミアムです。月額980円(税込)で再生時の広告を除去しつつ、音質のカスタムやダウンロード再生、バックグラウンド再生にも対応できます。

また、更に上位の「YouTube Premium」へ登録すれば、音楽系のコンテンツだけでなく全てのYouTube動画が視聴し放題になります。無料で使えることを考えれば月額1280円とやや高価ですが、普段再生時に抱えるストレスが一切無くなるため実際に使うことで魅力がわかるサービスです。

飲食系、習い事サブスク系などを一挙紹介!

(3)ジャンル別おすすめ 飲食・フード系のサブスク

▼ランチを1食400円以下で
POTLUCK
ポットラック

「POTLUCK(ポットラック)」は、ランチを定額でテイクアウトできるサブスクリプションサービスです。3種類の基本プランから1つを選択し、それぞれに応じた回数のランチが無料になります。

【料金プラン】

プラン 料金
3食トライアル 1食590円
12食プラン 1食590円
ランチ毎日プラン 1食397円

POTLUCK最大の魅力は「予約制」を取っていること。対象店舗のメニューを事前に予約することで、指定した時間に手作りランチをテイクアウトできます。そのため、ランチ時によくある「混雑」や「時間ロス」をほとんどなくしてストレスフリーに美味しいご飯を楽しめるのが独自のメリットです。利用可能エリアも、渋谷・恵比寿・代官山など首都圏エリアで幅広く展開されており、オフィス街を中心に数多くの方々が利用しています。

「サブスク」という料金モデルの中では少し割高に見えますが、「時間もお金も妥協したくない」という人におすすめできる、飲食店系サブスクリプションサービスになります。

▼おやつを定額でお届け
snaq.me
スナックミー

「snaq.me(スナックミー)」は、SNSやテレビで話題になっている「グルメ系サブスク」です。「おやつ体験BOX」という箱詰めのお菓子をを毎月届けてくれるサービスで、1BOXあたり1,980円(税込)の中にはセレクトされた8種類のお菓子が送料無料で楽しめます。

一見シンプルなサブスクですが、「snaq.me(スナックミー)」は、非常に奥が深いサービスです。最大の特徴は、おやつのラインナップ。クッキーやチョコレートといった一般的なものから、ドライフルーツ、ビスコッティ、フロランタンなど、計100種類以上のスナックが用意されています。

個々のクオリティも非常に高く、人工添加物や白砂糖などを使用してないナチュラルさも魅力です。1つ1つのおやつが食べきりサイズ(20〜40g)なので、プチ贅沢にもってこいなサービス内容になっています。中身を自分で選ぶことはできませんが、「今月は何が入っているのかな」というワクワク感を楽しめます。配達の頻度を増やしたい方は、2週間に1回のペースでBOXを届けてくれるコースがおすすめです。

▼大手チェーンには無いサービス
Favyサブスク
ファビー

Favyサブスク」は、全国各地のさまざまな飲食店が提供するサブスクリプションサービスを検索&利用できるプラットフォームです。会員登録自体は無料で、気に入った店舗のサブスクを選んで契約できる手軽さが他にはない魅力と言えるでしょう。

全国のレストランや飲食店のグルメ情報を検索できる「外食メディア」が始めたサービスで、大手チェーンには無い多種多様なサービスを利用できます。外食の利用がなかなか難しい現在ですが、テイクアウトの回数券なども提供されているため、好きな店をオンラインから気軽に応援できることもポイントです。

▼Uber Eatsのサブスク
Eats パス
イーツパス

こちらは単体のサービスではなく、大人気のUber Eatsがオプションとして始めたサブスクリプションです。月額980円で配送手数料が無料になる魅力的な内容で、デリバリーの利用頻度が高い方は契約して損のない内容です。1200円以上の注文が必要など制限はあるものの、通常200~500円程度かかる配送コストをゼロにできるため、月に数度以上利用する方なら必ずお得になるシンプルな内容となっています。

(4)ジャンル別おすすめ 勉強・学習系のサブスク

▼24時間365日英会話レッスン
DMM英会話

DMMグループが展開する、オンライン英会話のサブスクサービスが、「DMM英会話」です。具体的な料金プランは、合計6種類で、月額6,480円支払えば、1日1レッスン受講することができます。

【料金プラン】

スタンダード(税込) プラスネイティブ(税込)
毎日1レッスン 月額6,480円 月額15,800円
毎日2レッスン 月額10,780円 月額31,200円
毎日3レッスン 月額15,180円 月額45,100円

サブスクリプションサービスの中では高めの価格設定ですが、1レッスンごとに数千円が発生する一般的な英会話スクールと比べると非常にリーズナブルな価格設定です。

24時間365日にわたってレッスンを受講可能で、ユーザーの英語レベルや目的に合わせた教材を利用できるので、着実なスキルアップを目指す方にもおすすめします。より詳しい情報が知りたい方は、「オンライン英会話のおすすめ」という記事を参考にしてください。

▼プログラミングスキル
Progate
プロゲート

年々注目度が高まるプログラミングスキルを身につけるなら、オンライン学習に特化したサブスクリプションの「Progate(プロゲート)」がオススメです。月額980円で全14コース・76以上のレッスンが学び放題の充実したサービス内容が魅力で、初級コースは無料でも受講できます。

ただ座学を受けるだけでなく、実際にコードを書きながらプロダクトを作る方法を学べます。特別な準備なども不要で、習熟度をアプリ内で確認できる点など継続的に学習しやすいインターフェースも魅力的です。世界100以上で提供されており、総ユーザー数は190万人を超えるなどプログラミング初心者・中級者ならぜひ利用しておきたいサービスでしょう。

▼小中高生の学習サブスク
スタディサプリ

スタディサプリ」は、小中高生の学習・受験勉強を中心とした学習サブスクリプションです。「1動画1分から」というハードルの低さが特徴で、短期間で集中して勉強に向かうことも、長期にわたる学習にも向いている使い勝手の良さが魅力です。

学生向けのサービスとしてスタートしつつ、社会人向けの英語学習コースも設けられているため「大人の学び直し」や「語学のスキルアップ」といった目標を持っている方にもオススメできます。価格はプランによって異なるものの、いずれも英会話スクールや塾、予備校と比べると破格と言えるでしょう。

(5)ジャンル別おすすめ のりもの系のサブスク

▼車のサブスク
KINTO ONE
キントワン

KINTO ONE(キントワン)は、トヨタが提供する乗用車のサブスクリプションサービスです。一定の月額料金を支払うことで、アクアやレクサスといった人気の車を利用できます。具体的な商品ラインナップは下記の通りです。

【商品ラインナップの一例】

kinto-jp.com

一見すると、購入時に支払うローン金額と大差無いようにも見えますが、なんと任意保険やメンテナンス・車検などすべてコミコミの価格設定です。車にかかる費用を明確にでき、自家用車を購入するよりも安価で憧れの車種を楽しむことが可能です。頭金も必要なく、まとまった貯金がない方も安心です。

また、就職や結婚、転勤など、ユーザーのライフスタイルに合わせて車を乗り換えることも可能です。「最新モデルや最新設備の車にこだわりたい」「色々な車を運転してみたい」といった方にぴったりです。メンテナンスにも注力しており、安心できるカーライフを提供してくれます。

▼ヤマハ提供のバイク特化型
月極ライダー

自動車系のサブスクはすでに充実していますが、こちらの「月極ライダー」はヤマハが提供しているバイク特化型のサービスです。保険・メンテナンス費込で月8100円から利用可能で、30日単位でさまざまな種類のオートバイ・原付などをレンタルすることができます。

まだ実証実験中の新しいサービスのため、提供エリアが限定的なことにご注意ください。アプリは存在しませんが公式サイトから気軽に利用できるため、バイクに興味のある方・自分のマシン以外を利用してみたい方は、ぜひブラウザのお気に入りに追加してみてください。

▼電動自転車に特化
イーチャリティ

イーチャリティ」は電動自転車に特化した珍しいサブスクリプションです。通学・通勤・子連れ・デリバリーなど、さまざまなシチュエーションに応じた自転車を最安980円/月からレンタルできます。

電動自転車というといわゆる「ママチャリ」タイプのシティサイクルが主流ですが、イーチャリティではスポーツタイプのeバイクの貸出にも対応しているため、高機能でスピーディーな自転車を探している方も満足できる内容となっています。利用期間に応じた割引なども存在しており、初期費用ゼロ円から電動自転車を気軽に利用できる注目のサービスです。

(6)ジャンル別おすすめ 動植物系のサブスク

▼お花のサブスク
ハナノヒ

こちらは何と、旬のお花を定額で楽しめる、ユニークなサブスクリプションサービス「ハナノヒ」です。月6回、1回1本を月額987円で楽しめるリーズナブルなプランから、1回6000円相当のお花を月6回まで好きなだけ選べる、月額1万5878円の高級プランまで、幅広く備えています。

アプリ上でプランを契約し、店舗で毎月決まった分のお花を受け取れる、気軽なサービスです。
お花のサブスクサービスの中には、配送までを行ってくれるものもありますが、花は、自宅のレイアウトや趣味によって好みがはっきり分かれるため、自分でしっかり選べるこちらのサービスがおすすめです。店頭でサッと受け取るだけなので、お花が傷まないメリットも。

業界大手の日比谷花壇が手掛けるだけあって、季節ごとにラインナップが異なり、いずれも華やかさにあふれた内容です。新型コロナウイルスの流行によって、家で過ごす時間が増えた今だからこそ、あえて日々の暮らしにお花を添えてみてはいかがでしょうか?

▼ドッグフードの提供に特化
CoCo Gourmet
ココグルメ

CoCo Gourmet(ココグルメ)」は、ドッグフードの提供に特化したユニークなサブスクリプションサービスです。

獣医師監修のもと、栄養バランスの整った総合栄養食基準へ準拠した内容のドッグフードを定期的に届けてくれることが特徴で、現在料・調理プロセス・物流などすべての製造段階で人間の食事レベルの高い品質が保証されています。「手作りのしっかりしたドッグフードを大事なペットに与えてあげたい」「市販のドッグフードは不安」といった方はぜひ一度お試しください。

(7)ジャンル別おすすめ インテリア・家電系のサブスク

サブスクリプションは生活上のあらゆる分野で普及しているサービス形態ですが、その波はインテリアや家電といった身近なジャンルでも広まり始めています。

▼デザイン家具・高級家電
subsclife
サブスクライフ

「subsclife (サブスクライフ)」は、有名デザイン家具・高級家電に特化したサブスクリプションサービスです。月額500円から家具・家電を3ヶ月~24ヶ月の期間内でレンタルし、自在に利用することができます。

提供されているインテリアは「BALMUDA」や「ACME furniture」「journal standard furniture」などのブランドがメインとなり、デザイン性・機能性ともに高水準のものを気軽に利用可能です、返却だけでなく購入も可能なため、試しにレンタルしてみて気に入ったらそのまま自分のものにできるのも嬉しいポイントといえます。

▼高級カメラを気軽にレンタル
CAMERA RENT
カメラレント

CAMERA RENT(カメラレント)」は高級カメラやレンズ、その他機材を気軽にレンタルできるサブスクリプションです。

月額3500円から利用でき、一流のメーカー製品はもちろん個人では中々購入しづらいストロボや三脚などのアイテムも必要に応じてレンタルすることができます。また、月額350円で傷や破損などのトラブルを補償するプランも提供されているため、高価なアイテムを借りるのに抵抗がある方でも気軽に利用可能です。

(8)ジャンル別おすすめ ファッション・美容系のサブスク

従来であればファッションや美容に関するアイテム・サービスは自分で都度購入したり利用したりすることが当たり前でした。しかし昨今では、そのようなジャンルでもサブスクが広まりつつあります。

▼洋服をレンタル
aircloset
エアークローゼット

aircloset(エアークローゼット)」は、月額6800円(税別)から好きなだけ洋服をレンタルできるファッション系のサブスクリプションです。定番アイテムからトレンドの服まで、30万着以上の中から体型や好みにあったものを自由に選ぶことができます。プロのスタイリストが厳選したコーディネートの提案やファッション診断などのサービスもあるため、「どんな服を着たいか思いつかない」「ファッションに興味があるけど似合う服が分からない」といった方でも安心して利用可能です。

洗濯やクリーニングの必要もなく、好きな時間に自宅やコンビニなどの配達拠点で受け取り、返したいタイミングでそのまま返却できる使い勝手の良さも魅力的。ただしレディース限定での提供となり、基本的には女性向けのサービスである点のみご注意ください。

▼香りのサブスク
COLORIA
カラリア香りの定期便

服や鞄、靴だけでなく、フレグランスにもこだわりたい方は多いでしょう。そこでオススメしたいのが、珍しい香りのサブスク「COLORIA(カラリア)香りの定期便」です。香水やルームフレグランスなどを月額1980円(外税)から利用可能で、高級ブランド含む500種から自由に好きな銘柄をチョイスできます。ラインナップにはCHANEL、HERMES、Chloeなど一流のファブリックが揃っており、手が出しにくい憧れの香りをリーズナブルに楽しめることが大きな魅力と言えるでしょう。

専門知識を備えたコンシェルジュによる香りの提案なども行っており、「香水には興味があるけど、どんな香りが良いか分からない」という人にこそ利用して欲しいサービスです。香水だけでなく、ルームフレグランスやファブリックミストなどのレンタルも行っています。

▼シャンプー通い放題
MEZON
メゾン

美容室の中でも、意外と手が出しにくいのがシャンプーやブローといったサービスです。カットやカラーなどのついでに利用することは確かにあるものの、それだけを使うとなると安くないコストがかかってしまうのが難点でしょう。

そこでオススメなのが、800以上の店舗のシャンプー、ブロー、ヘアケアに通い放題のサブスク「MEZON(メゾン)」です。月額16,000円(税抜)で平日回数制限無しでシャンプーやブローが受けられる内容で、サロンによってはリタッチカラーやヘアアレンジ、前髪カット・パーマなどのサービスにも対応しています。

提携する店舗はすべて独自の「MEZONクオリティ」に合格済の良質なサロンのみで、どこでも高水準の施術を受けることができます。「美容室を変えたいけど、どこが良いか迷っている」「シャンプーやブローで自分に合うお店か試したい」といったニーズにも対応可能のため、やや高価ですがぜひお試しいただきたいサービスです。

まとめ

今回は、最近よく耳にするサブスクリプションサービスについて、くわしく解説しました。サブスクは、使えば使うほど「コスパ抜群」になったり、スマホ1台で気軽に楽しめたりするメリットがあり、「損をしたくない人」にとっては最適なビジネスモデルです。

しかし、逆にいえば、サービスに加入したがあまり使わなかったという場合は、「割高」になってしまう可能性もあるため注意が必要です。また、サブスクリプションサービスの基本的な特徴は、あくまでも「月額制」です。中には使い放題ではなく、回数制限のあるサービスもあるので注意してください。

自分に合ったサブスクリプションサービスの選び方ですが、まずは人気なものを試してみましょう。中でも、「Amazonプライム」や「Netflix(ネットフリックス)」は、幅広い世代の方におすすめです。サブスクリプションサービスの仕組みに慣れた後は、「DMM英会話」などスキルアップ系にチャレンジしてみてください。今後は他の業種もサブスク化していくことが予想されるので、今のうちに慣れておくことをおすすめします。

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