メルペイ最大の特徴は「メルペイスマート払い」。これは、自分で上限額を決めて買い物をし、使った分だけ翌月にまとめて精算するという後払いの仕組みだ。手元に決済資金がない場合でも買い物ができるというメリットがあって便利だ。
「メルカリ」に内包されるサービス。独自の還元はない
メルペイは、フリマアプリの「メルカリ」に付随するコード決済である。
そのため、アプリも「メルカリ」アプリをダウンロード→インストールして利用する。
また、メルペイ利用のためにはメルカリの会員登録が必要だ。
メルカリに内包されるサービスのため、店舗でのコード決済には、フリマアプリのメルカリに出品したものが売れたときの「売上金」も利用できる。事前のチャージは、アプリでは「メルカリポイント」として表示される。メルカリのキャンペーンでためたものと、チャージした額が合算される。
■メルペイはメルカリアプリで利用
アプリ内の「メルペイ」タブをタップして利用する
メルペイは「メルカリ」アプリの「メルペイ」タブをタップすることで利用可能。メルカリの売上金もペイで使える。
チャージは銀行を登録して利用可能。メガバンクをはじめとして、70以上の銀行が選択できる。アプリからのチャージは、「メルペイ」タブのコード払い画面から1000円単位ですぐにできる。
■銀行を選択する
チャージは銀行口座から行う。登録できる銀行はメガバンク、地方銀行、ネット銀行など70以上。アプリ上で簡単に選べる。
メルペイ最大の特徴といえるのが、「メルペイスマート払い」。これは、自分で上限額を決めて買い物をし、使った分だけ翌月にまとめて精算するという後払いの仕組みである。手元に決済資金がない場合でも買い物ができるというメリットがある。このあたりの仕組みは「メルカリ」で培ったノウハウが盛り込まれている。
■後払いも可能
「メルペイスマート払い」なら、自分で上限額を決めておき、使った分だけを翌月まとめて精算する後払いが可能。
■コードを表示
メルカリアプリの「メルペイ」タブに移動し、さらに「コード払い」ボタンをタップすればコードが表示される。
コード決済として、残念なのはメルペイを使ったことによる還元がないこと。政府還元はあるが、それに上乗せされる還元は今のところ用意されていないようだ。
メルペイの仕様と特徴
使い方 | コード提示/コード読み取り |
チャージ・ 決済方法 |
前払い 銀行口座、メルカリ売上金 |
即時払い メルカリポイント |
|
後払い メルペイスマート払い |
|
基本還元率 | なし |
利用限度額 | 1回100万円/1日300万円(本人確認前は1回10万円) |
後払いでも使える機能がある
「メルペイスマート払い」という機能を使えば、残高がゼロでも決済可能。1ヵ月分を翌月まとめて精算する仕組みで、利用上限額を自分で決められるのもうれしい。
キャッシュレス還元への対応は?
メルカリのポイントで還元される。コード決済とiD決済とで、還元の上限額はそれぞれ1ヵ月に1万5000円分。
◆解説/福多利夫(フリーライター)