【USB・Bluetoothスピーカー】オラソニック「IA-E55BT」をテスト!パソコンでもスマホでもハイレゾを楽しめる

家電・AV

音響設計的にメリットがあるという独自の卵形エンクロージャーが、オラソニック「IA-E55BT」の特徴だ。左右のスピーカーをケーブルでつなぎ、USBケーブルでパソコンと接続すれば準備OK。電源はパソコンからUSB経由で給電されるので、すぐにPC音源が聴けるのがいい。

今回のテストアイテムはこちらオラソニック IA-E55BT

実売価格例:3万1900円

●プロフィール
USB電源だけで動作する卵形スピーカー。パソコンとつないで、最高96kヘルツ/24ビットのハイレゾ音源が鳴らせる。ブルートゥーススピーカーとしても使え、高音質なLDAC(エルダック)やaptX(アプトエックス) HDコーデックにも対応する。

独自の卵形エンクロージャー。2ウエイスピーカーに加え、背面に低音用のパッシブラジエーターを搭載。台座は一体化され、上向きに角度がついている。

SPEC
●最大出力/10W+10W●スピーカーユニット/25mmスーパーツイーター、60mmフルレンジ、70mmパッシブラジエーター●音声入力端子/USB TypeB、ステレオミニ●USB入力フォーマット/最高96kHz/24bit(リニアPCM)●Bluetooth対応コーデック/SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC●サイズ/幅113mm×高さ162mm×奥行き117mm●重量/1.1kg(1台)

色は、ホワイトとブラック。

LDACとaptX HDの両コーデックに対応

音響設計的にメリットがあるという独自の卵形エンクロージャーが、オラソニックの特徴だ。左右のスピーカーをケーブルでつなぎ、USBケーブルでパソコンと接続すれば準備OK。電源はパソコンからUSB経由で給電されるので、すぐにPC音源が聴ける。USB接続では、最高96kヘルツ/24ビットのPCM音源に対応している。

さらに、ブルートゥースを搭載し、スマホの音源もワイヤレスで楽しめる。ブルートゥースは自社開発のモジュールを採用し、LDAC(96kヘルツ/24ビット)とaptX HD(48kヘルツ/24ビット)コーデックをサポート。例えば、LDACに対応したウォークマンやスマホと組み合わせれば、ハイレゾ相当の高音質で鳴らせる。もちろん、一般的なSBC/AAC/aptxに対応しているので、使用する端末は選ばない。

電源は、パソコンから取るか、一般的なUSB電源アダプターを利用する。一部、モバイルバッテリーでも動作可能とされているが、筆者所有の5000ミリアンペアのバッテリーでは、うまく給電できなかった。

スピーカーが上向きで、音に包まれる感覚

実際に音楽を再生してみると、その本体サイズからは想像できないほどワイド(上下左右)に音場が広がり、なかなかの存在感がある。台座の上でスピーカーが上向きにセットされていることもあり、音に包まれるという感覚が強い。多少、低域に埋もれがちな印象もあるが、高域の細かい音まできちんと表現されていて、ハイレゾ音源らしさが味わえる。

左右スピーカーが独立しているので、聴く場所に合わせて設置できるのは便利。ただ、ワイヤレス利用時でも、左右のスピーカー間のケーブルが必要なのは、少し残念だ。

■音量調整が直感的にできる

右スピーカーに音量調整ダイヤルを装備。正面の電源ボタンは、入力切り替えも兼ね、USBやブルートゥースなど、接続先で色が変わる。

■右スピーカーに接続端子を装備

右スピーカーの台座部分に、USB TypeB端子とアナログ音声入力端子(ステレオミニ)、左スピーカーと接続する端子を搭載。

おすすめ度…B₊

小型ながら、ワイドな音場。パソコンでもスマホでもハイレゾが楽しめる

ココが〇

ワイヤレスでも、ハイレゾならではの情報量の豊かさが手軽に味わえる。パソコン用スピーカーとしても、オーディオ環境が一気にグレードアップ。

ココが✕

左右のスピーカーは、常に有線で接続する必要がある。ブルートゥーススピーカーとしてメインに使うなら、別途USB電源を用意したほうがいい。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C-」までの9段階評価になっています。

文/大坪知樹(フリーライター)

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