【2024年】Android機種別ひらがな入力とローマ字入力の切り替え方法【Gboard】

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AndroidスマホはiPhoneに比べてカスタマイズ性や機能面などの自由度が高い反面、操作に一定の慣れを必要とする。特に、初心者のAndroidユーザーがつまずきがちなのが「文字入力」だ。そこで、まずは文字入力で最も混乱しやすい「ひらがなや英数字などに文字種を切り替える方法」から覚えていこう。

記事更新日 2024.01.02/記事公開日 2020.02.10

疑問と悩み 文字入力編 ひらがなやアルファベット、数字の切り替え方がわからない

Androidスマホでは使用しているキーボードアプリ、つまり「日本語入力システム」によって文字種の切り替えなどの操作が微妙に異なる。例えば、日本語入力システムにはGoogleの「Gboard」を始め、ジャストシステムの「ATOK」や、バイドゥの「Simeji」など多数の種類があるが、キーボードの形状や文字変換の方法など、似通った部分も多いものの、大半の操作は別物だ。

 

かつてAndroidスマホではメーカーによって標準の日本語入力システムが異なるケースが多く、ユーザーは端末を乗り換えるたびにキーボードの操作方法を覚え直さなければならなかった。
それゆえ、文字入力にいきなりつまずいてスマホ嫌いに陥ったり、面倒を嫌って標準のキーボードが全機種で統一されているiPhoneに乗り換えたりしたユーザーも多かったはずだ。いまでも根強く残る「Androidは文字入力がしにくい」という先入観は、おそらくこの辺りの事情が関係しているのだろう。

しかし、現在は状況が大きく改善され、Androidスマホでは日本語入力システムとしてGboardが広く採用されている。いまなお標準の日本語入力システムを独自採用しているのはサムスンのGalaxyシリーズや、FCNTのarrowsシリーズ程度だ。もっとも、これらの端末でも専用アプリさえインストールすれば日本語入力システムの変更は可能なので、当然、Gboardも利用可能ではある。

従って、基本的にはGboardの操作方法さえ押さえておけば、XperiaやAQUOSなど、大半のAndroidスマホで流用が効く。機種は違っても日本語入力システムがGboardなら文字切り替えを始めとする、すべての操作はまったく同じだ。

Gboardで文字やキーボードの配列を切り替える

ひらがなや英数字への文字種の切り替えは、キーボード左下にある「あa1」キーから行える。「あa1」キーをタップするごとに「ひらがな→英字→数字」の順に文字種を切り替えることが可能だ。

一方、キーボード配列の追加は「設定」から行える。日本語入力では「12キー」や「QWERTY」「手書き」「五十音」など、全5種類の配列を利用可能。キーボードの設定を開く方法はいくつかあるが、キーボード上部のツールバーにある歯車アイコンをタップするのが最も手っ取り早いだろう。

■文字種の変更

まず、キーボード左下にある「あa1」キーをタップする。

キーをタップするごとに、キーボードの文字種が切り替わっていく。

 

■キーボード配列の追加と変更

まずキーボード上部の歯車アイコンをタップして、設定画面を呼び出す。

設定画面が開いたら、「言語」→「日本語」をタップしよう。

「12キー」「QWERTY」など、画面上部から使用したい配列を選択し、「完了」をタップする。

キーボード上で配列を変更する際は、地球儀アイコンをタップ。アイコンをタップするたびに配列が切り替わっていく。なお、地球儀アイコンは複数のキーボード配列を利用している時のみ表示される。1種類のキーボード配列を使用している際は表示されないので注意しよう。

 

Galaxyシリーズで文字やキーボードの種類を切り替える

サムスンのGalaxyシリーズでは、標準の日本語入力システムとして独自の「Samsungキーボード」を採用。Gboardと共通する操作もあるが、基本的には別物だ。キーボードの外観もGboardとよく似ているので、使用する際は混同しないように気をつけよう。

 

文字種の切り替えは、キーボード左下の地球儀キーから行える。キーをタップするたびに「ひらがな」と「英字」が切り替わる。数字や記号を入力したい場合は、キーボード左下にある「!#1」キーをタップしよう。
一方、キーボード配列を変更するには、まずSamsungキーボードの設定を開いて「言語とタイプ」から日本語と英語入力用の配列をそれぞれ選択。あとはキーボード上の地球儀アイコンから配列を切り替えればOKだ。

■文字種の切り替え

文字種の切り替えは、キーボード上の「!#1」(もしくは「あいう」)キーから行える。キーの名称はひらがな入力時が「!#1」、数字記号の入力時が「あいう」に切り替わるので、混乱しないように注意しよう。

キーをタップするごとに、「ひらがな→数字記号」の順にキーボードの文字種が切り替わっていく。英字については詳しくは後述するが、地球儀アイコンから使用言語を切り替える必要がある。

 

■キーボード配列の変更

まず、キーボード上部の歯車アイコンをタップして設定を開く。

設定の「言語とタイプ」をタップして選択する。

日本語と英語入力で使用するキーボード配列をそれぞれ選ぼう。

 

■使用言語の切り替え

言語の切り替えは、キーボード上の地球儀アイコンから行える。アイコンをタップするたびに「日本語→英語」の順に言語が切り替わっていくはずだ。なお、Samsungキーボードは文字種の切り替えでは英字は利用できないため、キーボードの言語を「英語」にいったん切り替える必要がある。

 

キーボードアプリ(日本語入力システム)を変更する

せっかくGboardの操作にようやく慣れたのに、新しく乗り換えたスマホの標準キーボードアプリ(日本語入力システム)が別の種類だった──愕然としてしまうかもしれないが、慌てる必要はまったくない。
というのも、AndroidスマホではPlayストアから専用アプリをインストールさえればキーボードアプリを自由に変更できるからだ。端末独自の日本語入力システムが肌に合わない場合は、無理をせず使い慣れたキーボードアプリに変更してしまおう。

■キーボードアプリ(日本語入力システム)の変更方法

まず、Playストアから利用したいキーボードアプリをインストールして初期設定を済ませておく。ここでは例としてGboardの追加方法を紹介する。

Androidの場合、機種によって設定メニューの内容は異なるが、キーボードアプリの追加や変更は「言語」関連の設定から行える場合がほとんど。ここから、インストールした日本語入力システムを有効しよう。例えば、Galaxyシリーズの場合は、「設定」→「一般管理」→「キーボードリストと初期設定」から日本語入力システムの有効&無効化が可能だ。

次に適当なアプリからキーボードを起動し、画面下部のナビゲーションバー右端にあるキーボードアイコンをタップする。

表示されたリストから使用したい日本語入力システムを選択しよう。

 

まとめ

文字入力はスマホの操作の基本中の基本。うまく使いこなせないと、スマホをフル活用することは難しい。まずは好きな文字を入力できるように、ひらがなや英数字への切り替え方をしっかりマスターしよう。
また、現在はAndroidスマホの大半で「Gboard」が標準搭載されているが、一部の機種では独自の日本語入力システムを採用しているケースもある。もし操作がわかりにくいなら、使い慣れた日本語入力システムをPlayストアからインストールして利用したほうが無難だ。

◆篠原義夫(フリーライター)
パソコン雑誌や家電情報誌の編集スタッフを経て、フリーライターとして独立。専門分野はパソコンやスマホ、タブレットなどのデジタル家電が中心で、初心者にも分かりやすい記事をモットーに執筆活動を展開中。

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