ここ数年、レモン人気が続いています。少し前の塩レモンブームから始まり、レモンサワーやレモン味のお菓子、最近ではレモネード専門店まで登場し人気を集めています。そんななか、今年気になるのが「無糖レモン飲料」の存在。この記事では、各社から発売されている無糖レモン飲料「どう違うの?」という味わいの疑問を、世界初の“味覚センサー”を使って大解剖。味わいチャートで各商品の特長をご紹介します。商品選びの参考にしてみてください。
【解説】高橋貴洋(味香り戦略研究所主席研究員) 

解説者のプロフィール

画像: 解説者のプロフィール

高橋貴洋(味香り戦略研究所主席研究員)

東京理科大学大学院理学部化学科2007年卒大学院修士課程卒。在学中に味分析に興味を持ち株式会社味香り戦略研究所へ入社。食品の分析を手がけるとともに、味覚や嗅覚のセミナー等を通じ、メディア・企業などにおいしさを科学的に解説している。味香り戦略研究所は世界初の味覚を測定するセンサー“味覚センサー”によって味を数値化し「見える化」することで、おいしさのパズルを解き明かす企業。2004年9月の設立以来、蓄積した味データは10万アイテムを超える。市場分析から販売促進支援のサポートまでフードデジタルソリューション事業を展開する。
▼味香り戦略研究所(公式サイト)

なぜ今?レモン人気の背景

ここ数年、レモンサワーが人気ですよね。ビールやハイボールに代わり、レモンサワーをよく飲むようになった、という人も多いのではないでしょうか。実はこのレモン人気、お酒だけではありません。大ヒットとなった「イカ天 瀬戸内レモン味」や、5月19日から発売を開始した「天乃屋 ぷち歌舞伎揚 塩レモン味」(数量限定発売)など、スナックでもすでに人気の味。近年ではレモネード専門店も登場し、脇役の印象だった「レモン」が一大トレンドとなっているのです。

2004年9月の設立以来、10万品を超える味覚分析により現代人の味覚動向を追跡してきたという味香り戦略研究所。主席研究員の高橋貴洋さんによると、レモン人気にはこんな背景があると言います。

「実は社会が大きなストレスを抱えると『苦味』や『酸味』が味覚トレンドとなる傾向にあります。顕在化してきた夏の気温上昇や様々な世情からくる近年のストレス社会により、顕著になってきたのが酸味による『レモン』トレンドではないかと分析しています」(高橋貴洋さん)

なかでも、最近コンビニなどで目立ち始めたのが各社の無糖レモン飲料。それぞれどんな味わいなのか分析してもらいました。

画像: (図)無糖レモン飲料味の比較

(図)無糖レモン飲料味の比較

どう選ぶ?無糖レモン飲料

レモン人気のなかでも存在感を増しているのが、無糖レモン飲料。何気なく選んでいる人も多いと思いますが、チャートを見ると味わいは実にさまざまです。

「例えばアサヒ飲料の『ウィルキンソン タンサン レモン』は、苦味がしっかりしたタイプでお酒の割材としても相性が良さそうな設計です。サントリーの『サントリー天然水スパークリングレモン』は、しっかりとした飲み応え、かつ酸味がやや強いタイプ。飲み応えとスッキリさの共存を目指した商品で、食事との相性も良いでしょう。一方、日本コカコーラの「い・ろ・は・す天然水にれもん」は、ライトなタイプでゴクゴク飲め、止渇性を有していると言えます」(高橋さん)

お酒と一緒に、食事と合わせて……など好みやシチュエーションに合わせてのレモン飲料選びに、このチャートを参考にしてみてはいかがでしょうか?

各無糖レモン飲料の紹介

ここからは、各商品の特長をご紹介。
併せて、味香り戦略研究所が分析した「味わいチャート」も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

■サントリー
天然水スパークリング
レモン

画像: ■サントリー 天然水スパークリング レモン
画像1: 【レモン炭酸水がトレンド】各社の無糖レモン飲料を分析!味わいチャートでぴったりの1本を見つけよう

飲み応えを表現する味の濃さとやや強い酸味、飲み応えとスッキリさの共存が特長です。

朝摘み有機レモン果汁を使用し、これまでのサントリーブランドの商品の中で最も低い温度で殺菌処理を行うことで、かつてないレモンのみずみずしい味わいを実現した無糖強炭酸水。“搾りたてのようなレモンのおいしさ”に徹底的にこだわり、2018年の発売以来好評の、みずみずしいレモンの味わいをさらに強化。

■サントリー
天然水Clear
レモン

画像: ■サントリー 天然水Clear レモン
画像2: 【レモン炭酸水がトレンド】各社の無糖レモン飲料を分析!味わいチャートでぴったりの1本を見つけよう

バランス型の味わいでゴクゴク飲める。その中でも骨格の味は強く、しっかりとした飲み応えです。

「サントリー天然水」の“清冽なおいしさ”と“搾りたてのようなレモンのおいしさ”で、ストレスの無い飲み心地を実現した天然水。無糖でらくにリフレッシュできる一方、飲みごたえのある味わい。

■キリン
ヌューダ
スパークリングレモン(生産終了)

画像: ■キリン ヌューダ スパークリングレモン (生産終了)
画像3: 【レモン炭酸水がトレンド】各社の無糖レモン飲料を分析!味わいチャートでぴったりの1本を見つけよう

今回の中では苦味が最も控えめで、クリアな酸味が楽しめます。

爽やかなレモンの香りを楽しめる、ビタミンCとクエン酸入りの無糖炭酸水。運動後のみならず日常のリフレッシュにも飲用したい、心と体を元気にリフレッシュできる爽快な味覚が特長。

■い・ろ・は・す
天然水れもん

画像: ■い・ろ・は・す 天然水 に れもん
画像4: 【レモン炭酸水がトレンド】各社の無糖レモン飲料を分析!味わいチャートでぴったりの1本を見つけよう

酸味、飲み応えはやや控え目だが、苦味、渋味のレモンの要素は程よく、シーンを選ばず飲みやすい味わいです。

厳選された日本の天然水に、れもん果汁をひと搾りした、カフェなどでおなじみのれもん水で、「い・ろ・は・す」初の、ありそうでなかった無糖フレーバーウォーター。瀬戸内産れもんエキスを使用している。

■日本コカ・コーラ
ザ・タンサン・レモン

画像: ■日本コカ・コーラ ザ・タンサン・レモン
画像5: 【レモン炭酸水がトレンド】各社の無糖レモン飲料を分析!味わいチャートでぴったりの1本を見つけよう

苦味、渋味、酸味のレモン3要素+強炭酸の組合せで、口当たりのインパクトが強いが、ベースの味は控えめですっきり。ギャップが楽しめます。

日本コカ・コーラ史上最高のガスボリュームとミネラル成分の種類・配合量の見直しにより、さらに刺激が強く、炭酸が持続するゼロカロリー・無糖・ノンカフェインの強炭酸水。強炭酸の刺激とともに、国産レモンエキスを使用し、スッキリとしたレモンの味わいを楽しめる。

■ウィルキンソン
タンサン レモン

画像: ■ウィルキンソン タンサン レモン
画像6: 【レモン炭酸水がトレンド】各社の無糖レモン飲料を分析!味わいチャートでぴったりの1本を見つけよう

苦味、渋味が際立つ味わい。レモンらしさを酸味ではなく、柑橘特有の苦味、渋味で表現した味わい。刺激は持続性のある強い炭酸から。

“強炭酸”“刺激、強め”という価値を追求してきた「ウィルキンソン」ブランドにおいて、特に女性を中心に支持を得ているというウィルキンソン タンサン レモン。キレのあるレモンの爽やかな香りが楽しめる。

*味データは味香り戦略研究所が測定時に取得した各サンプル結果に基づいています。

新発売「キリンレモン スパークリング無糖」

今回味わいチャートには入っていませんが、ロングセラーブランド「キリンレモン」から初の無糖炭酸水「キリンレモン スパークリング 無糖」も、6月2日に新登場したばかりです。
切りたてのレモンのような爽やかな味わいを、瀬戸内レモンエキスと純水を使用して強炭酸で仕上げています。人工甘味料・着色料・保存料不使用で、カロリーゼロの無糖炭酸水です。

画像: 新発売「キリンレモン スパークリング無糖」

味覚センサーとは

九州大学と株式会社インテリジェントセンサーテクノロジーが共同開発した、世界初の味覚を測定するセンサーです。味覚センサーでは「おいしさ」の重要な構成要素となる基本的な味覚(旨味、苦味、塩味、酸味、甘味、渋味)を数値化し、客観的に表現することが可能です。

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