つり革や手すりを素手で触りたくない人が急増
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、電車やバスのつり革やエレベーターのボタンに直接触れることに抵抗を持つ人が増えてきた。しかし、ドアノブ、ATMやコンビニのタッチパネルなど、不特定多数の人が触れる可能性があるものに接する機会は意外と多い。
とはいえ、揺れる電車の中で踏ん張れない人が、つり革につかまらないのは転倒の危険もある。
また、エレベーターのボタンを触りたくないからと、消毒液を吹きかけたり、ボールペンなど鋭利なもので押す人が増えており、エレベーターのボタンが変色しボロボロになっているケースもあるという。出典:神奈川新聞2020年07月08日
ドアオープナー、つり革フックなどタッチレス製品が注目
そんななか、注目されているのが、非接触ドアオープナー・タッチレスフック・アシストフックといわれるアイテムだ。
つり革を掴むことに特化したものや、ドアノブや手すりにひっかけられるフック、タッチパネルにも使用できるものまで様々なタイプのタッチレスアイテムが登場している。なかから人気のあるアイテムをいくつか紹介しよう。
マルチフック

マルチフックの特徴は「ベルトの持ち手」。ベルトがあることによって、腕を高く上げる必要がなくなり肩が楽になる。また夏に気になる腕をあげたときの「汗染み」も心配しなくてよくなる。
つり革だけでなく、荷台部分などの手すりにも使用できるようになったり、子供も無理のない姿勢でつり革を使用することができる。
また、ドアオープナーとしても様々な扉のドアノブやドアレバーに直接触れずに開閉することができ、エレベーターや自販機のボタンにも直接触れずに操作できる。約45g(本体部分)と非常に軽量なので毎日持ち歩いても苦にならない。また、デザインも子供向けから大人向けのシックなものまで様々なデザインが用意されている。
ZEROタッチ2

クラウドファンディングMakuakeで注目された「ZEROタッチ」の第二弾「ZEROタッチ2」がパワーアップして登場している。改良点は、ピンオンリールを付属したこと。リールが伸びるので、サッと使えて手を離しても落とす心配がなくなる。また、タッチペンを搭載することにより、より多くのタッチパネルに対応し、スマホの操作も可能となっている。
ギルドデザイン「純銅削り出しアシストフック」

殺菌性で注目される「銅」を使ったフックも多いが、ギルドデザインのフックは日本製の純銅(純度99.9%)を加工したもの。つり革にひっかけたり、ボタンを押すことはもちろん、銅には導電性があるため、ATM、スマートフォンなどのタッチパネル操作も可能。実は、銅はスマートフォン用のタッチペン先端にも使用される素材なので画面に傷つけることなく使用できる。使用後の手入れも簡単で、通常の手洗いと同様にプレートを中性洗剤でよく洗い、乾かせばいい。
ふっく君

ふっく君は、看板屋さんが作ったタッチレス製品。素材のアクリルに、屋外の看板に使われるインクジェット出力にUVのラミネート加工を施したもので、発色が良く、耐久性もあるのが特徴。使用後は水洗い可で、汚れが目立つ場合は台所用洗剤を使用して洗うことができるので衛生的。子供が喜んで持ってくれそうなデザインも多い。
まとめ
新型コロナウイルス感染拡大予防で必需アイテムとなったマスクとアルコール消毒。外出自粛が解除され、withコロナ時代のマストアイテムとしては「タッチレスグッズ」が注目を集めそうだ。