【popIn Aladdin2 レビュー】プロジェクターの置き場所と配線問題を解決した画期的な製品

リビング家電

本機は、LEDシーリングライトにプロジェクターとスピーカーを内蔵した、ユニークなエンターテインメント機器。設置場所や電源、配線などの心配がないのが人気。さらに、家族で楽しめるアプリやコンテンツを内蔵。自動読み聞かせの絵本や等身大の動物図鑑など知育を意識したものが多い。

今回のテストアイテムはこちらpopIn popIn Aladdin 2

実売価格例:9万9800円

プロフィール
LEDシーリングライトにプロジェクターとスピーカーを内蔵した、ユニークなエンターテインメント機器。設置場所や電源、配線などの心配がなく、価格も手ごろで人気を集めている。2代目となり、さらに実力が向上した。

短焦点プロジェクターを内蔵したLEDシーリングライトで、4~10畳で60~100型程度の大画面投映が可能。フルHD画質で、映画やドラマの鑑賞にも適する。

popIn Aladdin 2

SPEC
●投写方式/単板DLP方式●投映サイズ(設置距離)/約40~約120型(0.85~2.09m)●画質/フルHD●照明適用畳数/~8畳●器具光束/最大4300lm●光色/2800~6000K●スピーカー/8W+8W●OS/Android 9.0●消費電力/135W●無線LAN/IEEE802.11a/b/g/n/ac●サイズ/幅476mm×高さ145mm×奥行き476mm●重量/4.9g

ハーマンカードン製スピーカー採用

ハーマンカードン設計のステレオスピーカーシステムを採用。本機1台で音までもカバーし、真のオールインワンを実現。

フルHD解像度になり、レンズシフトも搭載

プロジェクターの課題といえる「置き場所」と「配線」を解決した画期的な製品だ。2018年に発売された初代モデルも人気だったが、2020年6月発売の本機は、解像度を高精細なフルHDに引き上げたほか、狭い部屋でも大画面の投映が可能な短焦点レンズや、画面を見やすい位置に動かせる調整機能も搭載。

メイン機能であるLED照明も、明るさや色みの調整幅が広く、かつきめ細かに行えるなど、ユーザーの意見を採り入れて改善された。

実際に自宅に設置してみたが、本体重量は4.9キロと引掛シーリング(天井に設置されている照明器具に電力を供給するソケットのこと)の想定荷重内に収まるもので、取り付けの際も不安は感じなかった(取り付け方法は取扱説明書で丁寧に解説されている)。

家具の置き場所の関係で、8畳間ながら投映距離は1.3メートル程度と短くなってしまったが、それでも70型の大画面が手軽に得られたのには驚き。画面位置も、ソファーに腰かけた状態から少し見上げる程度の高さに設定できたので、十分に実用的だ。

スマホの画面も映せ、ネット動画も快適視聴

本機の価値を高めているのが、内蔵のコンテンツである。例えば、絵本の読み聞かせや「等身大動物図鑑」など、子供のいる家庭では重宝するだろう。

「等身大」を正確に表示するための工夫もなされるなど、配慮と知恵の感じられる作り込みの繊細さに感心した。

知育を意識したコンテンツが中心

家族で楽しめるアプリやコンテンツを内蔵。自動読み聞かせの絵本や等身大の動物図鑑など知育を意識したものが中心。

また、タイマーを使えば、起床時刻になると森の映像が映し出され、鳥のさえずりが聞こえる、といった使い方もでき、朝の目覚めを楽しくしてくれる。

操作体系が洗練されていて、リモコンの反応もいい。スマホの画面を映すこと(キャスト)も可能なので、映画やドラマなど、ネット動画の視聴もすこぶる快適。AVメーカーも真っ青の出来栄えだ。

おすすめ度…A⁺

設置場所や配線の心配は無用! 手軽に大画面が映せ、内蔵コンテンツも魅力的

ココが〇
設置問題を解決したうえに、豊富でユニークなコンテンツによる利用シーンの提案は画期的だ。”モノ”ではなく、”コト”でユーザーに夢を与える。

ココが✕
映像の明るさは、700ANSIルーメン。日中でも、直射日光が入らなければ十分に映像の内容を把握できるが、日没後向きの水準だ。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C-」までの9段階評価になっています。

※価格は記事作成当時のものです。

文/鴻池賢三(AV評論家)

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