【沖縄】Go To トラベル体験!全長11mのキャンピングトレーラーに格安宿泊!

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最近、沖縄の那覇に移住した友人から「おもしろいリゾートを見つけたから、遊びに来い」と誘われました。しかも、全長11mのアメリカ製キャンピングトレーラーに泊まれると聞き、キャンピングカー好きで自らも所有する筆者としては、どのくらい快適なのかを体験したく、今帰仁村(なきじんそん)にある「TAMARU Camping Okinawa」に行ってきました。この記事では、その様子を報告します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラバッグなどのカメラアクセサリー、車中泊グッズなどの記事も執筆中。最近ではとうとう「究極のカメラバッグ」ともいえるキャンピングカーを購入した。作例の撮影という名目で北海道各地を旅行する生活を楽しんでいる。

那覇空港からクルマで1時間半

沖縄美ら海水族館に今帰仁城跡、古宇利島と観光スポットも多い

今回伺った「TAMARU Camping Okinawa」は、那覇空港から約90km、所要時間約1時間半の今帰仁村にあります。とりあえず今帰仁村はどこなの? それ以前にどう読むのという方もいるでしょう。筆者も実は読めませんでした。今帰仁村(なきじんそん)と読みます。名護(なご)市の北西にあり、沖縄でもっとも有名な観光地のひとつ、沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館までクルマで約15分です。さらに世界遺産の今帰仁城跡までは約1km、クルマで約2分。景勝地として知られる古宇利島(こうりじま)もクルマで約20分と観光スポットにも恵まれています。

TAMARU Camping Okinawaへと向かう途中、寄り道した古宇利島へと続く古宇利大橋で撮影した1枚。沖縄らしい風景が続き、那覇からのドライブの楽しいです。

「TAMARU Camping Okinawa」へ到着

那覇空港から今帰仁村まで約1時間半。実際には天気がよかったこともあり、寄り道しながら来ているのでもっとかかっています。時間帯にもよりますが、古宇利島や今帰仁城跡、美ら海水族館などに寄るのもありでしょう。また、あとで紹介しますが、途中、地元のお店に寄って、泡盛の小ビンやシークワーサーなども購入しています。

TAMARU Camping Okinawaの入口。数多くのキャンピングトレーラーが並んでいるので、見落とすことはないでしょう。

広くて清潔な受付ロビー。キャンピングトレーラーのなかはもちろん、ロビーにも清潔なトイレが用意されています。

キャンピングトレーラーの中は?

全長約11m、もはや家。

宿泊受付を済ませて、自分たちのキャンピングトレーラーに向かいます。宿泊するキャンピングトレーラーの隣にクルマを止められるので、荷物の移動などもラクラクです。

バーベキューデッキ付きのキャンピングトレーラー。大きさは高さが約3.5m、全長は約11mです。これが1室扱いになります。

キャンピングトレーラーはアメリカ、FOREST RIVER(フォレストリバー)社製のSALEM HEMISPHERE(セーラム ヘミスフィア)でした。ほとんど1台ずつのカスタムオーダーなので仕様によって価格は異なるそうですが、日本で買うと1台だいたい1,000万円程度と、価格もちょっとした家並みです。内部もみていきましょう。

メインの入口から入ると、キッチンとリビングになっています。ゆったりとしたソファが並び、自宅以上の広々した空間が広がります。

リビングのソファからキッチン側をみたところ。大型テレビに家庭用クラスの冷蔵庫、電子レンジに三ツ口コンロ、オーブンまでが完備されています。

大人5〜6人がラクラクくつろげるスペースが確保されたキッチンとリビング。ゆったりとお酒でも飲みながら、持ち込んだ食材を調理し、調理している人もいっしょに会話に参加できる配置になっています。キッチンの蛇口からは温水も出ますし、オーブンはその気になればローストチキンが普通に焼けるサイズです。冷蔵庫も、数日分の食料や飲み物を十分に収納できます。

寝室スペースもみていきましょう。

メインベッドルームはクィーンサイズベッドを完備

キッチンやリビングが十分に広いのはわかりました。しかし、これだけリビングを広くするとベッドルームは狭いのでは、と心配になります。

家族連れならお父さんとお母さんが使うことになると思われるメインベッドルームは、クィーンサイズベッドです。筆者が普段使っているベッドより広いです。

サブベッドルーム。家族連れなら子どもたちが使うことになるのでしょう。二段ベッドスタイルでシングルベッドがふたつ、セミダブルベッドがひとつあります。

メインベッドルームとサブベッドルームだけで、5人家族が十分に広々と眠れるスペースが確保されています。これ以上、ベッドが必要かは疑問ですが、このキャンピングトレーラー1室で最大8名まで宿泊できることになっています。答えはリビングです。

リビングのふたつのソファが、それぞれセミダブルからダブルサイズのベッドに変わるので、最大で8人が本当にラクラク眠れてしまいます。

気になる水回り、トイレふたつは予想以上に快適

すでに紹介したキッチン回りは、温水使用可能な蛇口、三ツ口コンロ、オーブン、電子レンジなど、ほとんど自宅のキッチン並みか、それ以上に装備です。また、ちょっと驚くのは、シャワールームはさすがにひとつですが、トイレはふたつです。

シャワーも備え付けられたメインバスルーム。細かなアメニティなどもしっかりと用意されています。

日本人的な感覚として、このスペースにトイレがふたつは驚きますが、サブバスルームがあります。これがとても快適です。

広いキャンピングトレーラーとはいえ、いっしょに泊まるのは、家族か、仲のよい友人でしょう。それでも、人の使った直後のトイレなどはやはりちょっと気になります。しかし、「TAMARU Camping Okinawa」のキャンピングトレーラーは、トイレがふたつです。男女で使いわけるとか、家族ごとに使いわけるなどすると、とっても快適に過ごせます。

最後はシャワールームです。さすがに浴槽までは付いていませんが、シャワーを浴びるには十分な広さが確保されています。実際に使用しましたが、なかなか快適でした。ただし、温水をある程度ためておいて使うタイプの仕組みになっているので、何人もの人が一斉に使おうとするとお湯がなくなるので、間隔をあけて使う必要があります。この点は、さすがにキャンピングトレーラーなのだということを感じました。

料金体系は大人数の家族連れやグループがお得

Go To トラベルを使えば実質ひとり1泊1,875円税込から

広々としたキャンピングトレーラーでゆったりと過ごせる「TAMARU Camping Okinawa」ですが、料金システムがやや独特です。しかし、この料金システムを理解しておくと、非常にリーズナブルに豪華なグランピングが楽しめるので、詳細に解説します。

TAMARU Camping Okinawa」はキャンピングトレーラー1台1泊が平日20,000円(税込)、休日前、休日および指定日が24,000円(税込)です。これには小学生以上4名までの料金が入っています。小学生未満は無料です。そして、5名以降はひとり1泊平日2,500円(税込)、休日や指定日は3,000円(税込)がプラスされます。1台のキャンピングトレーラーに宿泊できる最大人数は8人です。

そのため、平日に小学生以上の8人で1台のキャンピングトレーラーを利用すると20,000円(税込)+2,500円×4人なので1泊30,000円(税込)、ひとり当たり3,750円です。また、小学生ふたり、小学生以下ひとりの子どもを連れた5人家族の場合は1泊20,000円(税込)なので、ひとり当たり4,000円(税込)になります。

ただし、「TAMARU Camping Okinawa」は、「Go To トラベル」の対象施設なので、35%の割引と、さらに15%分の地域共通クーポンが付与されます。

小学生以上の8人でキャンピングトレーラーを1台1泊で利用すると、30,000円(税込)の35%割引と15%のクーポンが出るので、実質価格は15,000円(税込)。これを8人で割るとひとり1泊実質1,875円と非常にリーズナブルです。

小学生ふたり以上、小学生以下ひとりを連れた5人家族の場合は1泊20,000円(税込)の割引を考慮した実質価格は10,000円(税込)となるので、ひと家族でキャンピングトレーラーを1台使っても実質ひとり1泊2,000円となります。

豪華なキャンピングトレーラーを専有してゆっくり過ごせることを考えると本当にリーズナブルです。そして、家族や友人、仲間と沖縄をゆっくりと過ごすのに、とても向いた料金システムといえるでしょう。

TAMARU Camping Okinawa代表取締役の金明淑さん。家族や友人、仲間たちとゆっくりと流れる時間を楽しんでほしいといいます。

おじさんたちの沖縄の夜はゆったりと優雅に過ぎていく

日没までにゆったりバーベキューとオリオンビール

キャンピングトレーラーの実力を実感したかった筆者としては、その装備の豪華さなどをすっかりと堪能したわけです。しかし、せっかくここまで来たのに、それだけで終わることもなく、日没前から各キャンピングトレーラーに装備されたデッキでバーベキューを楽しみました。バーベキューメニューは事前予約制で、セットAの1人前2,500円からセットCの1人前4,300円までがあります。また、材料持ち込みの場合、バーベキューグリルの貸し出しは2,000円です。

金さんが用意してくれたスペシャルセット。そのため、各バーベキューセットとは異なる内容になっています。

アメリカ映画しかみたことのないようなバーベキューコンロで肉を焼く様子です。明るいうちから沖縄といえば定番のオリオンビールを飲んでいます。

今回は友人と筆者のふたりだけだったので、少し寂しいですが、大きな冷蔵庫があるという事前情報があったので、那覇からの移動の途中に泡盛やオリオンビール、おつまみなどを買い込んでいました。チェックインして少し休憩したあとは、まずは沖縄といえば外せないオリオンビールを片手にバーベキューを開始。久しぶりに合った友人と近況などのおしゃべりを楽しみます。

日没後は泡盛に地元食材でのんびり語り尽くす

那覇からのドライブで寄り道しながら購入したお酒や地元食材。個人的には飲みきりサイズ? の泡盛の小ビンがおすすめです。

「TAMARU Camping Okinawa」は、基本的に食べ物や飲み物の持ち込みを歓迎してくれるスタイルなので、たっぷりとお酒や地元のお惣菜を持ち込みました。定番のオリンオンビールはもちろん、泡盛も数種類。沖縄以外ではあまり目にしない飲みきりサイズ? の小ビンもあり、複数の泡盛を試してみたい観光客にはうれしいところです。また、海ぶどうや沖縄のてんぷらなども購入して持ち込んでいます。筆者は、沖縄以外では高価な生シークワーサーや生島レモンなども大量に購入しました。

これらをつまみに、深夜までふたりで飲み、語り合ったことはいうまでもありません。

補足ではありますが、「TAMARU Camping Okinawa」から約2.5km、クルマで4分の距離に北山商店があります。ここまでいけば、地元食材はもちろん、数十種類の泡盛、ビール、お惣菜なども手に入ります。買い忘れなどがある場合は、こちらを利用すると便利です。

シークワーサーのとれない地方ではぜいたくでなかなかできない生のシークワーサーをたっぷりと搾った泡盛サワーを飲み過ぎました。

まとめ

次は家族を連れて大人数で連泊して楽しみたい

普段、トラックタイプのキャンピングカーで撮影のために各地をまわっている筆者ですが、アメリカ製の全長約11m、高さ3.5mのキャンピングトレーラーに宿泊できると聞き、その違いを体感するために「TAMARU Camping Okinawa」に向かいました。しかし、全長約5mの筆者のキャンピングカーと全長約11mのキャンピングトレーラーはまったく別物でした。

筆者のキャンピングカーが「動く部屋」なら、キャンピングトレーラーは「動かせる家」です。ホテルとしての機能も、スイートルームのようでした。リビングとベッドルームが基本的に別なっているので、ある程度のプライバシーを確保される点もよいです。しかもトイレがふたつあることで余計な気を使う必要がないのも、友人などと長い時間を過ごすにはストレスがなく快適といえます。キッチンが充実しているので、食材を買い込んで、手の込んだ料理を作るのも楽しそうです。

動かせる家といった印象のキャンピングトレーラー。残念ながら、このサイズになると牽引免許がないと動かすことはできません。

「TAMARU Camping Okinawa」代表取締役の金明淑さんに話を聞くと、家族や友人、仲間でゆったりと過ごしてほしいので、大人数で利用するほうがお得な料金システムにしているといいます。また、広い敷地にゆったりとキャンピングトレーラーを配置しているので、子どもたちはキャンプ場のなかで遊ぶのに満足してしまい、あちこち出掛ける予定だったのに、結局「TAMARU Camping Okinawa」の敷地内でゆったり過ごしているうちに1日が終わってしまう家族連れも多いそうです。

日が暮れると毎日行われるキャンプファイアー。揺れる火のまわりでゆっくり時間が流れます。隣で子どもたちが花火を楽しんでいました。

ほとんどお客さんが親子連れで、連泊が多いという「TAMARU Camping Okinawa」。久しぶりに合う友人とふたりでも、非常にリラックスでき楽しかったです。しかし、次回は友人たちとグループか、家族を連れて1日ではなく、連泊して、ゆったりと過ごしたいと思う環境がそろっていました。もし近くにあれば、Go To トラベルの利用できる、いまなら友人や知人と飲み会をするためだけに利用するのもありだと思います。ぜひ、アメリカ製キャンピングトレーラーで過ごす快適なグランピングを体験してみてください。

■取材協力
TAMARU Camping Okinawa
電話:0980-56-1251
※FOREST RIVER(フォレストリバー)社製キャンピングトレーラーなどの問い合わせにも対応できるそうです。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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