【業務スーパーレシピ】包丁不要・まな板も不要 辛ウマ調味料を使ってペペロンチーノを作ってみた!

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去年、今年と新型コロナウイルスの影響はありましたが、自宅を事務所としている筆者は、撮影や取材がないかぎり普段から「在宅勤務」です。そのため、自宅で自炊が基本のライフスタイル。安くて、簡単で、できれば満足感もあり、そこそこおいしい「在宅勤務飯」を食べたいのです。そんなときの強い味方が「業務スーパー」。今回は、コストパフォーマンスの高い業務スーパーで購入した「花椒辣醤」や「洋葱醤」などを使って、簡単中華風ペペロンチーノを紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラバッグなどのカメラアクセサリー、車中泊グッズなどの記事も執筆中。最近ではとうとう「究極のカメラバッグ」ともいえるキャンピングカーを購入した。作例の撮影という名目で北海道各地を旅行する生活を楽しんでいる。

もしかしたら中華とイタリアンは相性がよいのでは?

唐辛子たっぷりの中華調味料はパスタにもいける

中国人のうちの妻も筆者同様「業務スーパー」が好きで、さまざまな調味料などを買ってきます。特に、唐辛子の辛さとサンショウの香りが高い「花椒辣醤(ファージャオラージャン)」や、タマネギと唐辛子、ニンニク、ショウガを合わせた万能調味料「洋葱醤(ヤンツォンジャン)」などがお気に入りで、我が家の常備調味料です。

これらは主に中華料理を作る際に使っていたのですが、ある日、「唐辛子にニンニクって、イタリアンの基本とあまり変わらないのでは」と思い、唐辛子を花椒辣醤と洋葱醤に置き換えて作ったのが、簡単中華風ペペロンチーノです。中華調味料とパスタの相性は思った以上に良好で、ニンニクや唐辛子を刻む手間がないのもうれしい。簡単なので、作り方を紹介します。

材料

ポイントは「花椒辣醤」に「洋葱醤」をプラス

今回の調理に使った材料は、すべて業務スーパーで購入しました。当然ですが、オリーブオイルや塩などは買い置きがある場合、そちらで問題ありません。

エキストラバージンオリーブオイル(910g) 498円

冷凍パプリカ 178円

刻みにんにく(1kg) 498円

洋葱醤 218円

刻みにんにくのオイル漬け 175円

花椒辣醤 218円

食塩(1kg) 68円

スパゲティ1.6mm(500g) 87円

※筆者が実際に近所の「業務スーパー」で購入した際の価格(税抜)です。セールなどの状況により変動することがあると思われます。

オリーブオイルや食塩、さらには「刻みにんにくのオイル漬け」と「刻みにんにく(1kg)」まで購入しているので、トータルの会計は高く見えます。しかし、調味料を除くと「スパゲティ1.6mm(500g)」約200g、「冷凍パプリカ」約100gしか調理には使用しないので、2人前で約71円(調味料を除く)、1人前は約36円(調味料除く)と非常にコストパフォーマンスのよい料理です。
また、花椒辣醤だけでも中華風ペペロンチーノは作れるのですが、洋葱醤を加えるとタマネギのコクなどにより、味に奥行きが出ます。

調理手順

(1)オリーブオイルに調味料を混ぜる

火にかける前のフライパンに、オリーブオイルを大さじ6〜7杯(約50g)、刻みニンニク大さじ1杯、花椒辣醤小さじ1杯、洋葱醤小さじ1杯を、どれも少し多めに入れます。軽くかき混ぜて、調味料をオイルになじませましょう。火はまだつけません。最初に、刻みニンニクや花椒辣醤、洋葱醤といった調味料をオリーブオイルに入れておくことで、時間をかけて味や香りをオイルに移します。

オイルに調味料をなじませる

(2)塩をひとつかみ入れてお湯を沸かす

大きめの鍋(我が家では中華鍋)に水を約2L入れ、塩をひとつかみ投入し、火にかけます。パスタをゆでるためのお湯を沸かします。今回のパスタに入れる塩は、このときに入れた塩のみです。そのため、写真のようにケチらず多めに入れましょう。

塩はケチらず多めに

(3)お湯が沸くのを待ちながら手順を確認

パスタをおいしく作るコツは、「麵がゆであがってから、ソースを絡めるまでの数分間にある」と思っています。そのため、お湯が沸くまでに、その数分間の手順を再度確認します。

今回使ったパスタ(スパゲティ)は、標準ゆで時間が7分です。「冷凍パプリカは、最後の1分ほどパスタと同じ鍋でゆでる」「調味料を入れたオイルは4分ほど温めたい」と考えています。そのため、パスタを鍋に入れたら3分タイマーをかけます。3分のタイマーが鳴ったら、さらに3分のタイマーをセットし、オイルの入ったフライパンを火にかけます。そして2回目の3分タイマーが鳴ったら最後の1分タイマーをセットし、「冷凍パフリカ」をパスタの鍋に投入。これをシミュレーションしておきます。

パスタのゆで時間から逆算する

(4)沸騰したお湯にパスタを投入

スパゲティ約200gを、沸騰したお湯に投入します。麵の量は量ってもいいですが、麵を握って、細めのペットボトルの口くらいの太さの束で1人前(約100g)と考え、アバウトに入れても問題ないと思います。そして3分のタイマーをセットします。

筆者はパスタ用の鍋も持っていますが、パスタだけでなく、麵類をゆでるときはいつも中華鍋を使っています。中華鍋だと吹きこぼれる心配もほぼなく、洗うのも簡単だからです。

中華鍋なら吹きこぼれないので便利

(5)3分経ったらオイルのフライパンを火にかける

最初の3分タイマーが鳴ったら、次の3分タイマーをセット。そしてオリーブオイルと調味料を入れたフライパンのコンロに火を着けます。最初は中火で、油が泡立ってきたら、火はいちばん弱くしてしまいましょう。

ペペロンチーノを作るときに、筆者はいつも、刻んだニンニクと唐辛子を焦がして失敗していました。ポイントは、炒めるのではなく、オイルを沸騰させずに温めるイメージで調理すること。そうすると、失敗が減るようです。

炒めるのではなく温めるイメージで

(6)パスタのお湯に冷凍パプリカを投入

2回目の3分タイマーが鳴ったら、最後に1分タイマーをセット。そして、冷凍パプリカをパスタの鍋にひとつかみ投入します。量は好みで調整してください。

パプリカの量はお好みでOK。

(7)フライパンにパスタとパプリカを移す

最後の1分タイマーが鳴ったら、パスタとパプリカをフライパンに移します。筆者はザルなどを使わずに、トングでそのまま、隣のフライパンにパスタとパプリカを移動する派です。

ザルを使わずにトングでフライパンに移動するのには、理由があります。この方法だと、パスタのゆで汁も少量、フライパンに入るからです。ペペロンチーノは、ゆで汁とオイルを混ぜて乳化させることが大事。まろやかな口当たりになり、オイルの風味とゆで汁の塩分が融合して、とてもおいしくなるのです。

もし、ザルを使う場合は、オイルを入れたフライパンに、パスタのゆで汁を大さじ数杯程度、加えることをおすすめします。

トングを使うとゆで汁もいっしょにフライパンに入れられる

(8)オイルとパスタを混ぜ合わせて完成

フライパンに移動したパスタとパプリカを、オイルとしっかり混ぜ合わせたら完成です。フライパンのコンロの火は、弱火のままです。

(9)パプリカが目立つように盛り付け

お皿に盛り付けて完成です。このときにパプリカが目立つように盛り付けると、色合いが美しいと思います。また、ちゃんと野菜が入っているという雰囲気も出るでしょう。

パプリカで彩りと栄養をアップ!

まとめ

安くて時短!しかも満足感もありアレンジも簡単

調味料代を入れたとしても、おそらく1人前100円以下というハイコストパフォーマンス。そして、お湯を沸かす時間を入れても調理時間は10分前後、しかも包丁もまな板も使っていません。発生する洗い物も最低限ですから、時間も節約できます。また、乾麺のパスタを1人約100gですから、ボリュームもたっぷりで満足感も十分です。在宅勤務中に作る「在宅勤務飯」としては、非常に優れたメニューだと思います。

また、今回は冷凍パプリカだけを加えましたが、業務スーパーの「冷凍カットほうれん草」、「冷凍菜の花」などを加えるだけで、野菜のバリエーションを増やせますし、ハムやウインナーなどを加えるのもありでしょう。アレンジバリエーションは無限大といえます。ちなみに我が家では、妻が「これ、おいしいから大好き」といいながら、辛すぎて筆者には食べられない「海外製激辛唐辛子調味料」をかけて食べるのも、アレンジといえるでしょう。

簡単でおいしいので、ぜひ試してみてください。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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