新型コロナの影響で、私たちの生活は大きく変化しました。デジタル化の加速だけでなく、人と人との物理的な距離、心理的な距離もこれまでとは変わっています。そんなニューノーマル時代に、“出会い”の場も大きく様変わりしているようです。「こんな時代に新しい出会いなんて無理」と諦める必要はありません。今回は、コロナ禍の婚活事情について、お伝えします。

執筆者のプロフィール

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尾越まり恵(おごし・まりえ)

フリーランスライター。1980年、福岡県北九州市生まれ。2002年、同志社大学を卒業後、リクルートの制作会社でブライダル情報誌『ゼクシィ』に携わり、2011年4月からフリーに。『日経ビジネス』『NewsPicks』などビジネス系の記事が多いが、女性向けメディアやエンタメなど、ジャンルを問わず、インタビュー記事を中心に執筆中。

婚活も「オンライン」にシフトしている

コロナ禍以前から、スマホで出会いを探す「マッチングアプリ」は、広く利用されていました。2020年9月に発表されたリクルートブライダル総研の「婚活実態調査2020」によると、2019年婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は30.4%。そのうち、ネット系婚活サービスの利用者は19.1%で、年々増加しています。

しかし、新型コロナは出会いにも大きな影響を与えました。これまでならアプリを通してマッチングした後は、リアルな場で会っていましたが、今はそれが難しくなっています。大人数の婚活パーティや街コンも、リアルな場では開催ができません。

そこで、出会いにも「オンライン」が取り入れられています。例えば、国内の利用者最大のマッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」では、20年4月からアプリ内に「ビデオデート」と言われるビデオ通話機能がつきました。メッセージを3回やりとりした相手とビデオ通話ができるようになります。

画像: Pairsの「ビデオデート」機能。個人的な連絡先を交換せずにビデオ通話ができる。 www.pairs.lv

Pairsの「ビデオデート」機能。個人的な連絡先を交換せずにビデオ通話ができる。

www.pairs.lv

オンライン婚活の種類

オンライン婚活は、大きく次の3種類に分けることができます。

①マッチングアプリ

画像: 好みの人と会いやすいのが特徴のマッチングアプリ(写真AC)

好みの人と会いやすいのが特徴のマッチングアプリ(写真AC)

Pairs(ペアーズ)」「Omiai」「with」など、さまざまな種類のアプリがありますが、このアプリを通して出会い、オンラインデートを重ねて関係を育む方法です。

マッチングアプリは、事前に相手の顔写真やプロフィールを見られるるのがメリット。年収や身長など、条件によって絞り込みができたり、AIが自分に合う相手を選んでくれたりするので、好みの人と会いやすいのが特徴です。

アプリによって年齢層や登録者のタイプ、金額に違いがあるので、どのアプリを選ぶかもポイントになります。最初の1~2カ月は無料で利用できたり、プレミアムサービスだけが有料だったり、アプリによって違うはありますが、基本的には月額会員制(サブスク)となります。

マッチングアプリのおすすめ
▼Pairs(ペアーズ)

毎日約8000人(男女合計)が登録しているというマンモスマッチングアプリ。従来の出会い系アプリ・出会い系サイトのマイナスイメージを払拭したマッチングアプリのパイオニア的存在。登録者数も多く、マッチングアプリ初心者や地方在住者におすすめ。

画像: 【累計会員数】1,000万人※ 2012年10月〜2019年1月までの累計会員数(Pairs調べ) 【運営】 株式会社エウレカ


【累計会員数】1,000万人※ 2012年10月〜2019年1月までの累計会員数(Pairs調べ)
【運営】株式会社エウレカ

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マッチングアプリのおすすめ
▼Omiai(オミアイ)

日本で最初にFacebook連携を始めたマッチングアプリ。最近ではSMS認証でも登録が可能となったので、Facebookアカウントを持たなくても登録が可能に。安全性が特に高く、クレームのあった会員のプロフィールには「イエローカード」がつくので、慎重に相手を探している人におすすめ。

画像: 【累計会員数】500万人※2019年12月末時点 【運営】 株式会社ネットマーケティング

【累計会員数】500万人※2019年12月末時点
【運営】株式会社ネットマーケティング

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マッチングアプリのおすすめ
▼with(ウィズ)

メンタリストDaiGo監修の心理学×統計学を元にしたマッチングアプリ。マッチング後に送るメッセージなどについてもアドバイスがもらえるのが特徴。占いや相性診断など楽しく婚活ができることでも人気。

画像: 【累計会員数】公表なし 1,000万人【運営】 株式会社イグニス

【累計会員数】公表なし
1,000万人【運営】株式会社イグニス

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②街コン・婚活パーティ

画像: 複数人と同時にやり取りするのが基本の婚活パーティ(写真AC)

複数人と同時にやり取りするのが基本の婚活パーティ(写真AC)

従来は大人数で会っていたパーティ系の出会いも、今はオンラインに移行しています。「街コンジャパン」などのサイトでパーティを探してWEBでチケット決済をすると、Zoomなどビデオ通話ツールのURLが送られてきて、パーティに参加した相手と出会うことができます。

また、婚活パーティ専用のアプリもあります。たとえば「aeru.party」というアプリでは、アプリを立ち上げると、いま開催されているパーティの一覧で出てきて、参加ボタンをクリックするだけで、すぐにパーティに参加できます。

オンラインでの婚活パーティは3対3などの小規模のものから、30人規模の大きなものまでさまざま。また、住んでいる地域を限定しているものもあれば、限定していないものもあります。遠距離恋愛でもOKな人は、リアルでは会えないような遠方の人ともつながれるので、出会いの幅が広がります。

マッチングアプリが1対1なのに対し、こちらは複数人と同時に会うのが基本。パーティは基本的に司会者が場を仕切ってくれるので、最初から1対1は緊張する、何を話したらいいか分からない、という人でも安心です。また、一度に複数人と会えるので、効率よく出会いを求めたい人に向いています。

さらに、事前にプロフィールで性格や仕事、ルックスをチェックできるマッチングアプリと違って、婚活パーティは事前の情報は何もない状態で出会うので、スペックよりも相手と話したときのフィーリングを重視したい人にオススメです。

金額は、パーティごとにチケットを購入する形が基本です。

③結婚相談所

画像: プロのアドバイスも受けられる結婚相談所(写真AC)

プロのアドバイスも受けられる結婚相談所(写真AC)

これまでの結婚相談所の機能も、オンラインに移行しています。コンシェルジュがついて、相性のいい相手の選択からデートの仕方、服装などを細かくアドバイスしてくれるサービスですが、今はオンラインで面談をして、相手とのお見合いも基本はオンラインからスタートです。

マッチングアプリや街コンに比べると金額が高いことがデメリットですが、一方で、結婚への本気度が高い人が集まること、プロのアドバイスを受けられることがメリットです。

オンライン婚活のメリット・デメリット

オンラインに婚活のメリットとデメリットについて、整理してみました。

まずはメリットから紹介します。

●なんといっても手軽

スマホひとつでやりとりができるので、とにかく手軽。男性は特に、最初のお店選びに気を遣いますが、その労力やコストがかからないのは魅力です。また、アプリ内のオンラインデート(Pairsの場合)は、15分で自動的に切れる機能があり、会話に詰まったり盛り上がらなかったりしても、勝手に切れてくれるので、切り時が分からない、好みではない人とダラダラ話さないといけないといった心配はありません。もちろん、気に入った相手とは通話の延長が可能です。

●感染リスクがない

相手の生活スタイルが分からないうちに、初対面の人と会うのはどうしても不安な今、オンラインであれば、感染する・感染させる不安はありません。こんな時代だからこそ、これは大きなメリットだと思います。

●相手の顔がよく見える

今はリアルで会ったとしても、マスクをしている場合がほとんどです。マスク越しに会っても、結局相手の顔や表情がよく分からなかった、という声も多く聞かれます。むしろ、オンラインのほうが相手の顔や表情がよくわかる、というメリットがありそうです。

そして最後にデメリットを。

●「きゅんポイント」が少ない

男性の背の高さにきゅんとする、筋ばった手にきゅんとなる。女性の髪の匂いにぐっとくる、というような、リアルで会った場合に感じられるような五感の情報は、オンラインだとどうしても少なくなります。いい人だなと思って仲良くなれたとしても、恋愛には発展しづらかったり、モチベーションが上がりにくかったりするのは、大きなデメリットと言えるかもしれません。

まとめ

画像: まとめ

何度か経験してみるうちに、自分に向いている方法や、どんな人と相性が合うのかが分かってきます。時間もコストも少なくてすむので、「いい人と出会えたらラッキー!」くらいの軽い気持ちで、一度試してみてはいかがでしょうか。

取材・文◆尾越まり恵
フリーランスライター。1980年、福岡県北九州市生まれ。2002年、同志社大学を卒業後、リクルートの制作会社でブライダル情報誌『ゼクシィ』に携わり、2011年4月からフリーに。『日経ビジネス』『NewsPicks』などビジネス系の記事が多いが、女性向けメディアやエンタメなど、ジャンルを問わず、インタビュー記事を中心に執筆中。

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