ゴキブリの処理ってどうしてる?
人生で誰でも一度は目にしたことがあるはずのゴキブリ。
筆者はその名前を口にすることすら恐ろしく、通常は「G」と呼んでいる。部屋の中でGを見つけた日には叫ばずにはいられない。30半ばにしてみっともない、と言われようが、嫌なものは嫌なのだ。一説によると、ゴキブリ嫌いは人間の本能だということを聞いたことがあり、この説を筆者は信じてやまない。
ゴキブリ対策グッズは世の中に数多くある。ゴキブリホイホイ、ホウ酸だんご、駆除スプレーなどなど…。生きているゴキブリを仕留めるグッズは数あれど、駆除したもの、またはすでにお亡くなりになっているゴキブリを捨てるグッズはなかなか見かけないのではないだろうか。
筆者は、ビニール手袋をして、ティッシュペーパーや古新聞に包み、二重にしたビニール袋に入れて厳重に処分している。

ゴキブリは見るのすらダメという人は意外と多いはず。
ゴキブリ廃棄グッズ「ゴキすぅ〜ぽん」とは
今回、見つけたゴキブリ処分グッズが「ゴキすぅ〜ぽん」(特許出願中)。ドラえもんの秘密道具のようなネーミングだが、一体どうやって使うのか、商品を開発したという大阪のリフォーム会社「バリアホーム」にどこで購入できるか連絡したところ、快く「ゴキすぅ〜ぽん」のサンプルを送付してもらったので、ご紹介しよう。

ゴキすぅ〜ぽんは、段ボール素材でできた筒と、ふわふわの玉で1セット。
同社によると、「この商品は、殺虫剤後や室内で燻蒸・燻煙式殺虫剤を使用した後にでてきたゴキブリ等の害虫の死骸に手を近づけることなく、捕獲と廃棄を行える、今までにない発想の画期的な新商品です。」とのこと。
どうやら、絶命したゴキブリを、直接的にも間接的にも触れることなく掃除機の吸引力のみで処分できるアイデア商品というわけだ。
商品の使い方は非常に簡単。以下の流れだ。
まず、掃除機のヘッドの部分を外し、「ゴキすぅ〜ぽん」本体を差し込む。掃除機をスイッチオンして、ゴキブリを吸い込む。最後に、付属のフワフワを吸い込み蓋をする。そのままゴミ箱に捨てて処分。
本体内部にフィルターが付いているので、掃除機の中にゴキブリが吸い込まれることはない。また、「ゴキすぅ〜ぽん」の中には粘着剤がくっついているため、万が一動けたとしても、外部に出てくることはなさそうだ。
使い捨て害虫駆除ツール「ゴキすぅ~ぽん」のご紹介
youtu.be筆者が「ゴキすぅ〜ぽん」を使ってみた
いざ、使ってみようと思ってある大失敗に気づいたのだが、筆者宅の掃除機(エレクトロラックスのエルゴラピード)は「ゴキすぅ〜ぽん」に対応しない。
「ゴキすぅ〜ぽん」は、先端が筒状のため、ヘッドが取り外せるタイプのスティック掃除機か、キャニスター式掃除機でないと使用できない。
エルゴラピードでは、ホースタイプのアタッチメントに付け替えて使用すれば、使えなくもないが吸引力にはいささか心配がある。
今回は、筆者宅のエルゴラピードをハンディモードにし、そこにホース状のアタッチメントに付け替えて使用してみた。参考にしてみてほしい。
①殺虫剤で動きを止める。(注:撮影のため、ゴム製のおもちゃのゴキブリを使用)

ゴキブリ発見!
②ゴキすぅ〜ぽんを掃除機にセット

今季はアタッチメントで挑戦。
③掃除機のスイッチをオンにしてゴキブリを吸い込む

ゴム製なのでちょっと吸いにくかったが無事吸引できた。
④付属の「ふわふわ」を吸って蓋をする

ふわふわの玉が蓋がわりになる。
⑤そのままゴミ箱にポイ!

ノズルを軽く叩くだけで、本体に触れることなく燃えるゴミで廃棄できる。
ちなみに、内部にはフィルターがあり、ゴキブリを掃除機の中に吸ってしまうことはない。また、筒の中には、粘着素材の糊のようなものが塗られており、万が一目を覚まして、外に出てくるような心配もいらない。

細かいフィルターでゴキブリをキャッチ。
まとめ
100均で年内に販売予定
最近暖かい日も増え、春の足音が近づいてきている。一方、暖かくなれなるほど、ゴキブリも活発になる。新生活が始まり、ひとり暮らしを始める方も多いのではないだろうか。これまで、ゴキブリ駆除を親まかせ、家族まかせだった諸君にぜひ、駆除スプレーとともに「ゴキすぅ〜ぽん」を常備しておくことをおすすめしたい。
この「ゴキすぅ〜ぽん」だが、大手100円均一ショップなどで今後購入することができるそう。見つけたら、ぜひ手に取ってみて欲しい。願わくば、ヘッドが外せないスティック掃除機でもサッと使えるようなバージョンも発売されることを期待したい。