【自己紹介・面接のコツ】人前で「アガらずに話す」には?MCやミスユニバーシティなど「喋りのプロ」に聞いてみた

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新年度が始まり、新しい環境で新生活をスタートさせた人も多いことだろう。環境が変わると付き物なのが「自己紹介」だが、これが意外と厄介。そもそも、まだ全然打ち解けていない大勢の人達の前で喋るなんて……あがり症や人見知りにとって新年度は試練の苦難の連続だという声をよく耳にする。そこで、スポーツMCやミスコン優勝者など、大勢の人たちの前で喋り慣れている「喋りのプロ」たちにコツやポイントを聞いてみることにした。

CASE1:スポーツMC・南隼人さんの場合

まず最初に話を伺ったのは、スポーツMCや実況を務める南隼人(みなみ・はやと)さん。プロ野球やバスケットボール好きならおなじみの存在だろう。現在は千葉ロッテマリーンズの中継レポーターやアルバルク東京のアリーナMCなどを担当し、選手やコーチ・監督と観客・視聴者の架け橋を担う「喋りのプロ」である。

人前で話す時に気をつけていること

――普段人前で話す際、どのようなことに気をつけていますか?

:「第一印象を大切にしています。対面やオンラインでの顔出し時は『笑顔』と『清潔感』、非対面時で通話のみなどの場合は『明るくハキハキした声』を心がけています。具体的に言うと、普段よりもちょっと声を高めに上げて、仲のいい友達と話すときくらいのトーンです」

更に、もう一つポイントを話してくれた。

:「第一声を『では会議を始めます』『お疲れさまです』で始めずに、挨拶から入ってみてはどうでしょうか。僕はいきなりコーナー名を言わずに、『みなさんこんにちは!』から始めるよう心がけています。挨拶+先程の要素(笑顔と声のトーン)で、相手に好印象を与えることができると思いますよ!」

しかし、自己紹介をなんとかクリアしたとて、あがり症には次なる試練が訪れる。本題を話さなくてはいけないのだ。初対面の企業と会議だなんて、恐怖でしかない!という人はどうすればよいのだろうか。

あがり症・人見知りの人へのアドバイス

――あがり症の人へのアドバイスをお願いします。

:「あがり症でありがちな原因は、『自信のなさ』ですね。自信がない理由は準備不足から来るものでは?と思います。相手に対する知識を付けておくはもちろん、打ち合わせの前にリラックスタイムを設けるのも準備の一つだと考えています。時間と知識に余裕を持つことで、心にも余裕が生まれます。知らない土地・学校・会社での新生活が始まり、心に余裕がないと思う人は『10分前行動』から始めてみてはどうでしょうか?10分前行動が習慣になれば、自然と余裕も生まれてくると思います」

また、人見知りについてはこう話してくれた。

:「『自分が人見知りだ』という人、僕は正直気にしなくていいと思うんですよね。自分がやるべきことに集中していれば自然と周りが合わせてくれるので、そのままでいいと思います。相手が人見知りの場合は、他愛もない話から共通点を探って自分に親近感を持ってもらうのがおすすめです。例えば人見知りの野球選手相手だったら、いきなり昨日のプレーの話から入らず、地元とか年齢とかの話をします。そこで見つけた共通点から、自分という人間を認識してもらいます。自分がどんな人かを知ってもらわないと、向こうも話してくれないですからね」

スポーツMC南さんのアドバイスまとめ

・第一印象を大切に!笑顔&清潔感+普段よりちょっと明るめの声を心がけよう
・第一声「お疲れさまです」を「こんにちは」に!挨拶から始めるコミュニケーション
・あがり症対策には『10分前行動』を実践!時間の余裕は心の余裕を生む

CASE2:ミスユニバーシティ2020優勝の現役JDモデル・難波遙さんの場合

次に話を伺ったのは、ミスユニバーシティ2020グランプリの難波遙(なんば・はるか)さん。フェリス女学院大学に通う大学4年生だ。新学期はクラス、ゼミ、サークルなどのメンバーが変わる季節。難波さんには、人前であがらず話すポイントを現役学生目線で語ってもらった。

人前で話す時に気をつけていること

――普段人前で話す際、どのようなことに気をつけていますか?

難波:「私は人前で話すときに、特に何か発表などを行うとき『自分の実力以上の力を無理に出そうとしないように』ということを心がけています。以前は100%どころか120%の力を発揮しようとして張り切っていましたが、自分にプレッシャーをかけすぎるとそれが原因になって緊張してしまうと気付きました……。なので、今は無理に張り切りすぎないようにしています。万が一失敗してしまったとしても、『これが今の自分だ』と受け止めるのも大事です」

自己紹介のポイント

――新学期はクラスやゼミ、サークルなどで自己紹介をする機会が多いと思います。難波さんの思う『自己紹介のポイント』は何ですか?

難波:「まずは名前を覚えてもらえるように工夫しています。私はいつも『大阪の”なんば”に”はるか遠く”の遙です!』と敢えてキャッチーな言い方をしています。自己紹介中は笑顔で、その場にいる人みんなの目を見るようにしています。自分の話を聞いてくれてる人の方を見るだけじゃなく、消極的な人もです。同じグループとして今後は消極的な人とも関わっていくことになりますからね。

ビデオチャットなどリモートの場合は、画面越しの相手の目を見るつもりで、画面割り全部の区画を一つ一つ見ながら話します。リモートでは自分の雰囲気や良さが伝わりづらいので、普段話すときよりジェスチャーを少し大きめにするようにしています」

また、学生ならではの新学期あるあるについてはこう話してくれた。

難波:「私はあまり人見知りをしない性格なんですが、内部進学組や同じゼミの人などが多いクラスになったりして、『メンバー同士が既に仲良しのグループ』に入るときはさすがにちょっと緊張しますね(苦笑)そういう時は、とにかくそのグループを知ることから入って、最初はまず聞くこと重視でいきます。そこから相槌でコミュニケーションを取って、慣れてきたら少しずつ自分から話してみるようにしています」

ミスユニバーシティ2020グランプリ・難波さんのアドバイスまとめ

・自分にプレッシャーをかけすぎない!実力以上の力を無理に出そうとしないように
・自己紹介は「名前を覚えてもらう」「笑顔」「全員の目を見る」こと
・リモートで話すときも画面越しに目線を配って!ジェスチャーも大切に

まとめ

二人が教えてくれたポイントは、どれも専門的な技術や特別な知識が必要ではなく、今からでも実践できるものばかりだ。特に『10分前行動』や『リモート会議で画面の区画を一つずつ見ながら話す』は、ぜひ試してみてほしい。新年度ということで、これらを新習慣として取り入れてみてはどうだろうか。

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戸嶋ルミ(フリーライター)

スポーツ専門ウェブサイトの編集を経てフリーランスのライター、カメラマンに。メインの執筆ジャンルはスポーツ。SSI認定利酒師として日本酒イベントや飲食店での勤務歴もあり。野球とバスケ観戦が生きがい。

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