【SNS疲れに】匿名で使えるから安心 ゆるい交流で癒される「優しいSNS」4選

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最近、匿名性や安心・安全を重視したSNSが注目を集めています。今回は、プレッシャーやしがらみを感じることなく、気楽に他の人と交流できる4つのSNS「焚き火チャット」「Gravity(グラビティ)」「Peer Radio(ピアラジオ)」「ilka(いるか)」をご紹介します。SNSによるトラブルや誹謗中傷が社会問題となり、フォローや「いいね」の数を競ったり、他人の生活をかいま見たりすることで起きる「SNS疲れ」という言葉を耳にすることも増えた今、「もっと気楽にSNSを使いたい」という方は必見です。

焚き火チャット

BGMに流れるたき火の音を聞きながら、匿名で他のユーザーと交流できるSNS。現在リリースされているのはiPhone版のアプリのみとなっています。

メアド不要で始められる

登録にメールアドレスなどは必要なく、ユーザー名を決めてアイコンを選ぶだけで完了。アイコンは、あらかじめ用意された動物のイラストから選択します。

▼4:5の切りぬきにするか。(面倒だけど丁寧)

森をイメージした優しい雰囲気のデザイン。

焚き火チャットの大きな特徴は、フォローや友達申請のような機能を備えていない点にあります。「相互相互フォローの人が投稿をしたから“いいね”を押さないと!」といったプレッシャーから解放されます。

テキストの投稿やチャットで交流

ホーム画面には、ユーザーの「つぶやき」が流れてきます。それぞれの投稿をタップすると、「いいね」「わかる」などの選択肢が表示され、投稿に対する感想を相手に伝えることができます。また、「話しかける」を選ぶことで、個別にチャットで会話をすることも可能です。

自分の気持ちに合うものを選んで感想を伝えられる。

「つぶやき」に投稿できるのは文字のみで、写真などの投稿はできません。1回に投稿できるのはTwitterと同じ140文字まで。

文字だけで気軽に今の気持ちをつぶやける。

自分の投稿に対する「いいね」「わかる」などの反応は、「リアクション」画面から見ることが可能。この数は投稿内には表示されず、自分しか見ることができないのも気楽です。

他の人の投稿についたリアクション数は見えないので、競わずに済む。

チャットで会話したいときは「待機モード」に

画面の下には、たき火の周りに動物が集まっているイラストが描かれてていますが、じつはこの動物は、それぞれが実際のユーザーを表しています。

動物をタップするとユーザーのプロフィールが表示され、そこからチャットを開始できる。

「待機モード」をオンにすると、アイコンに設定している動物がここに表示され、他のユーザーはタップして個別チャットで話しかけることができます。「なんとなく退屈だから誰かと会話がしたい」というときに使える機能です。

このほかに、他のユーザーが自由に参加できる公開チャットグループを作成できる「グループチャット」機能も搭載。

トラブル回避の機能として、特定のユーザーのブロックやNGワードの設定も可能。さらに、簡単に初期化できる仕様になっているので、顔見知りのユーザーが増えて疲れてきたら初期化して仕切り直すといった使い方もできます。

Gravity(グラビティ)

写真や動画も投稿できる匿名SNS。利用開始時には、メールアドレスもしくは電話番号を使った認証と、生年月日の登録が必要になります。

性格診断テストができる

Gravityのユニークな点は、登録時に性格診断テストができること。メールアドレスとパスワードを登録すると診断がスタート。心理テストのような質問に答えることで「外的性格」と「内的性格」が表示されます。

なお、診断結果のうち「外的性格」はプロフィールページに誰でも見られる状態で表示され、「内的性格」は相互フォローしている人だけに公開されます。

「性格プロトタイプをチェック」から、詳しい説明を読むことができる。

アイコンはあらかじめ用意されたイラストから選択。背景色も選ぶことが可能です。また、プロフィールページには、テキストでの自己紹介に加えて趣味や関心事、職種などをタグで追加できます。

趣味などのタグは、あらかじめ用意されたものから選ぶだけでなく、自分で作ることも可能。

写真や動画の登録もOK!

投稿には300文字までの文章に加え、写真や動画をつけることもできます。さらに、TwitterやInstagramのようにハッシュタグを付けたり、音楽アプリ「Spotify」で配信されている楽曲の一部を共有したりも可能です。

写真や動画、ハッシュタグなど、投稿の自由度は高い。

他のユーザーの投稿には、一般的なSNSと同様に、「いいね」をつけたりコメントしたりすることが可能。また、気に入った投稿を保存する「コレクト」機能も用意されています。

「いいね」やコメントで他のユーザーと交流できる。

関わりたくないユーザーがいる場合は、ブロックしたり、投稿を非表示にしたりが可能。また、退会したいときは、設定画面から「退会リクエスト」を送信することで手続きを行います。

写真の投稿に対応していたり、他の人の投稿にコメントできたりと、全体的な使い勝手はTwitterやInstagramなどの一般的なSNSに比較的近いと感じました。

Peer Radio(ピアラジオ)

Peer Radio(ピアラジオ)は、自分の思っていることなどを音声で録音して投稿できるSNS。現在利用できるのはiPhoneアプリのみですが、Android版も開発中とのこと。

登録申請をして利用を開始

アプリの画面を開くと「招待コード」の入力画面が表示されますが、友人などからの招待がなくても、フォームから登録申請をすることで取得が可能です。

まずは「招待コード」取得の申請をする。

本名とメールアドレス、参加したい理由などを入力して送信すると、すぐに画面に招待コードが表示されるので、それを使って登録を進めましょう。なお、登録にはFacebookもしくはAppleのアカウントとの連携が必要になります。

音声で投稿するスタイル

ホーム画面には、さまざまなユーザーの音声の投稿が並び、気になる投稿を選んで再生できます。ポッドキャストアプリなどに近いイメージですね。

プロフィール画像は8種類の猫の写真からランダムで割り当てられるので、そこから個人が特定される心配もありません。

割り当てられた猫の写真は、後から選び直すことも可能。

投稿の録音は、アプリの「つぶやく」画面から簡単に行えます。公開範囲は、すべてのユーザーが聞ける「全体」、相互相互フォローの人だけに公開する「ピアフレンド」、特定のフレンドへの限定公開から選択が可能です。

投稿内容に応じた「テーマ」を選ぶことで、他のユーザーに見つけてもらいやすくなる。

投稿に「いいね」をつける機能はなく、再生回数も表示されませんが、テキストで感想などをコメントすることは可能。このコメントは投稿者だけが閲覧できます。

「文章で書くより話したほうが自分の考えを伝えやすい」という人に向いているサービスです。

ilka(いるか)

長くサービスを提供している匿名・癒やし系SNSの古参。iPhone、Androidともに利用可能です。


名前を登録しないSNS

ここまでに紹介してきた他のアプリは、利用開始時にニックネームを登録しましたが、このアプリは完全な「名無し」で利用する点が特徴です。

ホーム画面にはユーザーの投稿がランダムに流れてきますが、投稿者名やアイコンといった個人を識別できる要素は一切なく、投稿日時も表示されません。

投稿者を区別できないので、ユーザー単位での友達申請やフォローなどの機能もありませんが、個別の投稿に対しては、「応援」「共感」などのボタンで気持ちを伝えることが可能。また、気に入った投稿に「スター」をつけておけば、後から読み返すことができます。

他の人の投稿に対する思いを気楽に伝えられる。

投稿は文字のみの250字まで、ハッシュタグをつけることもできますが、使っている人はあまりいない印象です。

文字だけでシンプルに気持ちを吐き出せる。

自分の投稿に対する「応援」「共感」などの反応は「履歴」画面から確認できますが、数字が見えると気になってしまうという場合はオフにすることも可能です。

意外と多くの人が応援や共感をしてくれる。

匿名SNSの中でもユーザー間のつながり方が特にゆるいので、誰かに読んでもらうために投稿するというよりは、投稿を通して自分の気持ちを整理するという印象。疲れ気味のときにちょうどいいサービスです。

まとめ

匿名性や安心・安全を重視した4つのSNS「焚き火チャット」「Gravity(グラビティ)」「Peer Radio(ピアラジオ)」「ilka(いるか)」をご紹介しました。「SNS独特のしがらみやトラブルは避けたいけれど、自分の気持ちを人に伝えたり、気軽に誰かと交流したりできる場所は欲しい」という方は、これらのサービスを試してみてはいかがでしょうか?

文◆酒井麻里子(ITライター)

スマホ、PC、ガジェットなどのデジタル製品レビューや、アプリ・サービスの解説記事などを執筆。Twitter(@sakaicat)では、デジタル関連の気になる話題や、ちょっと役立つ小ネタを発信。

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