メーカー別おすすめのトイドローン
100グラム未満で、オススメのトイドローンをメーカー別に紹介していく。ひとつのメーカーで複数の機種を挙げている場合、機体のサイズが違うことにより用途が違うということ。どんな場所で遊ぶか、練習するかを考えて、気に入った機種を見つけてほしい。
RYZE(ライズ)
ドローン最大手「DJI」の飛行制御技術とインテル製の制御チップを採用した、小型ドローン専業メーカー。実質的にDJIの小型機部門といえる存在で、機体のクオリティはトップレベルである。
イチオシ!
Tello(テロ)Boost Combo
80グラム

手振れ補正や被写体を認識して旋回する撮影など、高度な撮影機能を搭載。100グラム未満で屋外飛行、撮影重視ならこれで決まり!参考価格19084円
屋外飛行にも対応できる本格派トイドローン。カメラの動画画質は1280ドット×720ドットのHD画質。操縦はスマホで行うが、本機に対応した操縦機も他社から発売されている。「Boost Combo」は、本体のほかに予備バッテリーや予備プロペラ、プロペラガードといったアクセサリーがセットになったパッケージ。あとあと必要になるものがセットになっているので、機体単体を購入するよりお得だ。
G-Force(ジーフォース)
G-Forceは、国内トイドローン販売のトップブランド。トイドローンだけでなく、R/Cボビー製品も多く手がけている。機種ラインナップは豊富で100グラム以上の機種から超小型機まで揃っている。
SQUARED CAM(スクアード・カム)
58グラム

スマホのみで操縦も可能。操縦レベルに合わせて3段階にスピード調整できる。ボタン一つで自動的に機体が戻って来るモードや簡単に宙返りするモードなども搭載されている。参考価格10803円
全面プロペラガードで覆われたプロペラ内蔵のボックス型ドローン。搭載されている1280ドット×720ドットのHDカメラは、飛行前に手動で角度を調整できる。専用操縦機が付属しておりモード1/2の切り換えが可能。操縦機にスマホを装着すれはリアルタイム映像を楽しむこともできる。
LUCIDA(ルシーダ)
34グラム

アームが折り畳めるフォルダブルタイプで、折り畳むと名刺サイズとなる。100グラム未満の機種としては唯一といえるフルHDカメラを搭載。もちろん動画の録画もできる。参考価格10578円
手のひらサイズの小型機にフルHDのカメラを搭載。広角レンズを採用しており映像を見ながらの飛行でもドローンの位置を把握しやすい。専用操縦機(モード1/2切り換え可能)が付属していてスマホを組み合わせればリアルタイム映像を楽しめる。機体制御用の映像センサーを搭載しており、操縦機から手を離すとその場で安定のホバリングを見せる。
Holy Stone(ホーリーストーン)
ドローン大国である中国のトイドローンメーカー。日米のAmazonを中心にトイドローンを販売しており、高評価を受けている。100グラム以上の製品が主力のようだが、100グラム以下の製品にも光るものがあり、価格的にも初心者の練習用に適している。
HS220
80グラム

高度維持や宙返りが簡単にできる機能を搭載。離陸も着陸も1キーで操作できる。機体の向きに関わらず、操縦者からの見た方向に動くヘッドレスモードにも対応している。参考価格8620円
アームを展開しても折り畳んでも飛行できるモデル。アームを展開すれば比較的大型の機体になり、屋外でも安定性が期待できる。搭載されるカメラは1280×720のHD画質。専用操縦機が付属しスマホと組み合わせれば飛行中のリアルタイム映像を楽しめる。最大飛行時間15分は、このサイズの機体としては優秀。スピードも4段階に調整できるので、初心者の練習にも向いている。

【セルフィー】720pHDカメラが付き、ポケットに入る自撮りドローンです。専用Wifiカメラを付き、空中での写真や撮影ができます。iPhone&AndroidスマホはAPPを通じて、リアルタイム映像転送できます。ドローンを使うことで今まで撮れなかった映像を撮れましょう。
【安定性抜群】高性能ジャイロ搭載で上昇、下降、前進、後進、左回し、右回し、ヘッドレスモード...
HS370
46グラム

専用操縦機が付属しており、スマホと組み合わせて飛行中のリアルタイム映像を楽しむことが可能。機体のバッテリーが切れそうになるとLEDで知らせてくれる。参考価格5999円
1280×720のHDカメラを搭載した初心者向けモデル。軽量な機体のため室内向きとなる。約11分飛行できるバッテリーが2個付属しており集中して飛行練習できる。スピードは3段階切り換えで、自動的に自分の手元に戻るリターン機能や宙返り、ヘッドレスモード等の飛行機能を搭載している。

【720Pカメラ&リアルタイム】 720Pカメラ搭載、高解像の動画・写真(1280×720)をスマホに記録できます。リモコンはもちろん、スマホとアクセスした後、ドローンで撮った画像をリアルタイムで見えます。
【高度維持&ワンキー離陸/着陸】 高精度の気圧センサーを搭載して、高度維持機能は可能になり、安定した飛行が実現できます。自動離着陸、ホバリングが可能です。緊急事項が出た場合、緊急停止もできます。ドローンの操作は簡単になります。モード1/2切替え可能...
4DRC(フォーディーアールシー)
こちらもドローン大国・中国のR/Cホビーメーカー。Amazonを中心に低価格な小型ドローンを販売している。100グラム以上の機種では、ライバルメーカーと同等のカメラ性能・飛行性能で価格が圧倒的に安いモデルを積極的に投入している。100グラム未満のモデルは少ないが、やはりコストパフォーマンスは高い。
V9
60グラム

1キー操作で離陸や手元まで戻ってくる機能やヘッドレスモードなど、操縦に関する機能を豊富に搭載。ギリギリ屋外飛行もできる機体である。参考価格4950円
200グラムクラスの機体に見えるデザインながら、飛行重量60グラムの小型ドローン。アームを折り畳んでコンパクトに収納できる。カメラがとらえた映像を解析して飛行安定性を高めており、初心者でもラクに操縦が可能。搭載されるカメラは1280×720のHD・ワイドレンズで、スマホへリアルタイム映像を送信する。専用の操縦機とバッテリーが3つ付属。バッテリー1本で約10分の飛行が可能だ。

✈[折りたたみ式のデザインと収納ボックス]折りたたみ式で柔軟なプロペラにより、ドローンは小型軽量(重量:50g)で持ち運びが簡単です。高品質のABS素材でできており、安全で長持ちします。プロペラガードを使用すると、衝突や落下を気にせず安全に飛行できます。
✈[飛行時間]ドローンには、より安全で交換が簡単なモジ...
京商
国内メーカーのドローン開発は寂しい状況だが、総合模型R/Cメーカーの京商が孤軍奮闘している。主力製品は、室内の専用サーキットでドローンレースをするための「ドローンレーサー」となるが、100グラム未満の空中撮影用のトイドローンもラインナップされている。
LIVE STYLE Type-300HD
35グラム

安定した空中姿勢が自慢の室内専用小型ドローン。専用操縦機が付属するがスマホのみでの操縦も可能。ヘッドレスモードや1キー離陸など、操縦に必要な機能は網羅している。参考価格5910円
飛行重量35グラムの小型ドローン。メーカーは室内専用モデルとしている。機体下部にオプティカルセンサーを搭載しており、ホバリングがピタっと止まるのが特徴。初心者でも操縦機のスティックから指を話せば、機体がその場で止まるので墜落しにくい。カメラは1280×720のHD画質で、操縦機の下部にスマホを装着すればリアルタイム映像が見られる。飛行時間は約6分となっている。

まとめ
かつてラジオコントロール模型では、ヘリコプターの操縦が一番難しいといわれていた。しかし、ドローンの時代になって昔とは比較にならないほど簡単に「空飛ぶ模型」が楽しめるようになった。
ドローン規制の改正が施行されたら、100グラム以下で高画質カメラを搭載した高級機が登場する可能性がある。そうなったとき、すぐに買って楽しめるように、今のうちに入門機でたっぷりと練習しておくのがいいだろう。
◆福多利夫(フリーライター)
デジタル家電関連の記事を得意とする、モノ系ホビー系のフリーライター。一般財団法人家電製品協会認定の家電総合アドバイザーでもある。長年にわたり月刊『特選街』の制作に携わり、パソコン関連の著書も多い。元R/C専門誌スタッフ。