【額縁DIY】総額2500円でアンティーク風額縁を作ってみた!既製品とどちらのがお得?反省点は?

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市販では決してお安くないアンティーク額縁をDIYしてみました。大きなアンティークの額縁は部屋のインテリアとしてとても映える存在です。しかし値段が安くなく、額縁自体はDIYでも作れそうなデザインです。そこでDIY好きの筆者が初の額縁DIYにチャレンジ!微妙な仕上がりになったもののデザイン自体は悪くない、という歯切れの悪い結果を迎えました。今後額縁DIYにチャレンジする人に向けて、作成工程を記事にしたので参考にしてください。

額縁DIYのきっかけ

アンティーク風の額縁に一目惚れ

アンティークショップで、とてもおしゃれでかわいい額縁を見かけました。しかし価格は1万3,000円と高額。正直、飾るだけでとくに機能性も必要のない額縁に、1万円超えは悩んでしまいます。さらにいえば額縁自体はシンプルなデザインで、とくに目立った装飾がされているわけでもありません。サイズが大きいのと年代物であること、現地への買い付け費用などが上乗せされているのでしょうか。

高価な品物はDIYで安く手に入れる

高価な額縁を手に取りながら、「作れるのでは……?」という思いが頭をかすめます。しかし、モールを使った細かい装飾は手間ですし、技術も持ち合わせていません。しかしシンプルなデザインでアンティーク感を演出できれば、それなりの仕上がりになるはず。費用も大幅に浮くのでないかと思い、家に帰るなりDIYで額縁作りのプランを進めていきます。

額縁DIYの手順

額縁DIYのやり方を調べると、「DIYでの額縁制作は難しい」という内容の記事を発見しました。角を45度にまっすぐカットするといった技術が、素人には難しいのだそう。

たしかに少しでもずれると、額縁のつなぎ目に隙間ができてしまい、貧相な出来映えになってしまいそうです。素人でも簡単にできるデザインを考えなくてはなりません。

デザイン決め

いろいろ調べてみたところ、額縁は四隅を45度にカットせずとも作れるタイプがたくさんありました。中でも枠を少し太くとったデザインがおしゃれに見えたため、採用することに。

設計図の作成

DIYを成功させるために欠かせないのが、設計図です。

DIYのキモとなる設計図

設計図で少しでも寸法を間違えると、悲惨な結果になります。脳をフル回転させて、ポスターのサイズから額縁の仕上がりサイズを逆算したり、厚みなどミスがないようにしたりと、入念に計算を繰り返して設計図を作り上げていきます。こうして1時間かけて、設計図を完成させました。

額縁DIYで必要な材料

設計図を握りしめて、ホームセンターに向かいます。設計図どおりの木材を探せば良いだけ、そう思っていたはずなのに……
ホームセンターについてさまざまな木材を目にすると、「こっちのサイズの木材のほうが良いのでは?」という思いがムクムクと湧き上がります。

結局、設計段階で考えていた木材よりもSPF材のほうが良いように思えたため、急遽設計図を変更することに。ホームセンターのカットコーナーの店員さんに鉛筆と紙を借りて、計算しなおします。
そうして持ち帰ったのがこちらの材料です。

購入した木材のラインナップ

SPF材(1×4)400mm:2本
SPF材(1×4)745mm:2本
SPF材(1×2)580mm:2本
SPF材(1×2)785mm:2本
ベニヤ板(5mm厚)745×580:1枚

木材だけで、およそ2,000円程度。
さらに、額縁をとめるための金具類も購入しました。

・細いビス
・額縁裏のベニヤをおさえるトンボ
・額縁を吊り下げるための三角カン

こちらが全部で500円ほど。
材料費はおおよその合計で2,500円です。

額縁DIY作り方(やすりがけ・塗装)

すでにカットが済んでいるため、やることの基本は「色を塗る」「組み立て」の2つのみ。さっそく取り掛かっていきます。

やすりがけ

ホームセンターでカットをしてもらうと、自分でやるよりまっすぐキレイに切れます。しかしどうしても毛羽立ちが残ってしまうため、しっかりやすりがけをしましょう。

しっかりやすりがけをしましょう

アンティーク風の塗装

やすりがけが終わったら、塗装に入ります。塗料は100均で購入した工作用水性ペイントのブラウンです。この塗料、塗っている最中は「大丈夫かな……」と不安になるほど、チープな色合いに見えます。

色味が気になる…?

しかし乾いてくると、アンティークらしい赤茶色に。もう少し古ぼけた感じを出す場合、ウォールナット系のニスを混ぜるとそれらしくなります。ぺたりぺたりとまんべんなく塗って、しっかり乾かしましょう。

組み立てていきます!

額縁DIY作り方(組み立て)

組み立て

購入したビスで、組み立てをしましょう。ベニヤ板は絵を後ろからおさえる役割なので、ビスで穴をあけることはありません。しかし、ベニヤ板と額縁の間に紙が入るため、そのぶんの厚みを考慮して組み立てる必要があります。

組み立てには工夫が必要

ベニヤ板の厚み+アルファくらいの位置を想定して、中枠を外枠に打ちつけていきます。木と木がぶつかる場所は釘を打つのが難しかったため、間にはボンドを塗っておきました。

間にはボンドを塗っておきました

木材同士を組み合わせたら、裏側にベニヤ板を押さえるプラスチックトンボを取り付けて……

プラスチックトンボを取り付けました

絵を吊すPカンも取り付けます。

Pカンも忘れずに

完成

これで、完成です。

オリジナルの額縁が完成しました

見た目はアンティーク感も出ていて、悪くありません。
……しかし、重いです。

SPF材を使ったのは間違いとしか言いようがないくらい、重い。壁に取り付けるのであれば、頑丈なビスが必要となるでしょう。サイズも大きいため仕方ないのかもしれませんが、アンティークショップの額縁はこんなに重くありませんでした。
使用する木材はもっと薄く軽い、桐材を使うべきだったのかもしれません。

しかし床においても、なかなかおしゃれ。壁にビス穴をあける勇気が持てるまでは、床にたてかけて使おうと思います。

重いので、壁に取り付けるのであれば、頑丈なビスが必要となるでしょう

DIYか購入か?総合的にお得なのは?

今回、額縁をDIYをするにあたりかかった時間は、デザイン決めから設計図、買い出しに塗装・組み立てもいれると4時間~4時間半はかかっています。費用は2,500円です。
そうしてできたのは、重くて壁にかけられない額縁……「DIYのほうがお得ですよ!」とは言い切れないのが、正直な感想です。

ただ、好みのデザインを探すのはなかなか楽しかったのは事実で、重すぎる木材を選んだりホームセンターで設計替えをしてしまったりといった失敗は、次に活かせます。

そうして経験を積んだ次のDIYでは、「DIYのほうがお得ですよ!」と胸を張って言えるはず。また、手作りはやっぱり愛着が沸くものです。費用面で節約にはなっているため、次はもっとサイズ感と重量を考えてチャレンジしてみようと思います。

まとめ

アンティークアイテムは購入すると高価ですが、自分でアンティーク風に加工をすれば、かなり予算を抑えられます。アンティーク額縁のDIYは「重くて壁にかけるのが容易ではない」という結果になりましたが、デザイン自体は悪くないため、今後、インテリアとして活かせそうです。DIYに失敗はつきもの!あまり落ち込みはせず次のDIYで活かすための経験投資だと考えたいと思います。

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