エプソン「MOVERIO BT-40S」は、目の前の風景に各種情報を重ねて表示する、AR(拡張現実)というジャンルの眼鏡型ディスプレイ。今回テストしてみて、プロジェクターではまだ体験できない明るくて鮮やかな高画質大画面は、新しい映像体験といえるレベルだ。滑らかで奥行きも感じられていい。

今回のテストアイテムはこちら
エプソン「MOVERIO BT-40S」

実売価格例:11万5500円

●プロフィール
目の前の風景に各種情報を重ねて表示する、AR(拡張現実)というジャンルの眼鏡型ディスプレイ。エプソン独自の0.45型シリコンOLED(有機EL)デバイスと光学技術により、明るく鮮明な表示を実現している。

画像: 眼鏡のようにかけると、透明な部分に入力した映像が表示され、実際の風景に重ね合わせたシースルー映像を見ることができる。音は、イヤホンを接続して楽しめる。

眼鏡のようにかけると、透明な部分に入力した映像が表示され、実際の風景に重ね合わせたシースルー映像を見ることができる。音は、イヤホンを接続して楽しめる。

SPEC(本体)
●ディスプレイ方式/Si-OLED●パネルサイズ/0.453型 16:9●解像度/1920ドット×1080ドット●画角/約34度(対角)●仮想画面サイズ/60型相当(仮想視聴距離2.5m時)●接続端子/USB Type-C、4極ミニジャック●サイズ/幅194㎜×高さ41㎜×奥行き164㎜●重量/165g

Androidと接続して大画面が楽しめる

独自技術によるAR対応型スマートグラス「MOVERIO」。映像デバイスと光学技術の改良を積み重ねてきた技術駆動型の製品である。グラス単体のBT-40では、対応スマホ(Android)とUSB接続して、仮想大画面を楽しむことが可能。このBT-40Sには、専用Android端末が付属する。

Android端末が付属し、ネット配信動画も見られる

画像: コンパクトなAndroid端末が付属し、スマホのように任意のアプリをインストールして使用できる。Wi-Fi機能を搭載し、各種のネット配信動画も視聴できる。

コンパクトなAndroid端末が付属し、スマホのように任意のアプリをインストールして使用できる。Wi-Fi機能を搭載し、各種のネット配信動画も視聴できる。

本機で何ができるか、どんな楽しみが得られるかは、アプリしだいである。一般的に、ARグラスは産業用途で先行していて、倉庫でのピッキング作業や、工場での組み立て作業、各種機器の保守業務などの効率化で実利が認められ、採用が進んでいる。ホームエンターテインメントの分野での普及はまだこれからだが、表示映像の大きさや明るさ、精細度や色再現といった画質が向上すれば、より用途が広がり、利用者も増える可能性がある。

見ている風景に、映像や情報が重ねて表示される

画像: AR対応アプリを利用すれば、視線をそのままに、ナビゲーションなどの情報を同時に得ることもできる。

AR対応アプリを利用すれば、視線をそのままに、ナビゲーションなどの情報を同時に得ることもできる。

解像度はフルHDで、映像の明るさも向上

今回は、家庭用エンターテインメント装置として評価した。新型の本機は、解像度が1920ドット×1080ドットのフルHDに達し、映像の明るさも向上。文字情報であれば、日中の屋外でも、背景が空でなければ鮮明に読み取ることができる。また、映画鑑賞をする場合は、付属のシェードを使うといい。背景が無地で暗くなり、コントラストの高い画質が得られる。

映像のサイズ感について、同社では2.5メートル先に60型、5メートル先に120型としている。視野を覆う画角は固定だが、目の焦点距離や見える風景の距離に左右される。筆者の場合、最大で3メートル先に140型(16対9)の映像があるように感じられた。これはもうプロジェクターとスクリーンの世界だが、有機ELならではの明るく高コントラストで色鮮やかな映像は、桁違いに美しい。

おすすめ度…A

目の前に100型超の大画面!有機ELならではの色鮮やかな映像が美しい

ココが〇

プロジェクターではまだ体験できない明るくて鮮やかな高画質大画面は、新しい映像体験といえるレベル。滑らかで奥行きも感じられる。

ココが✖️

同梱のAndroid端末は、画面が小さく、設定操作や検索時の文字入力がしづらい。グラス部を活用した操作アイデアを期待したい。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C−」までの9段階評価になっています。

※価格は記事作成時のものです。
●解説/鴻池賢三 (AV評論家)

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