コロナ禍で、密を避ける交通手段として自転車の売れ行きが好調です。今回はシニア向けの電動アシスト自転車を対象に選び方を解説。実はいろいろなタイプがある電動アシスト自転車の、おすすめ車種を紹介していきます。

低床タイプ
パナソニック「SW」

実売価格例:7万9210円
バッテリー容量8.0Ah 充電時間約4.5時間
●タイヤ径:20インチ(前輪)/18インチ(後輪)[前20×1.75 HE 後18×2.125 HE]
●カラー:マットジェットブラック、マットクラウディグレー、デザートイエロー
●20.9kg

画像: マットジェットブラック

マットジェットブラック

シンプル装備&軽量ボディは入門ユーザーに最適

またぎやすいU字型フレームを採用。小径タイヤで足つきもよく、安心して運転することができる。

このモデルのいちばんの特徴は、シンプルなこと。ほとんどの電動アシスト自転車に装備されているハンドル部のスイッチパネルが、SWには付いていない。電動アシストのオン/オフは、バッテリーの上部にあるスイッチを押すだけで、特にエコモードやパワーモードといった切り替えもないのである。

装備がシンプルということもあり、重量は20.9キロと、ほかの電動アシスト自転車に比べてかなり軽い。この軽さによって取り回しがしやすくなり、シニアには優しい一台といえる。

モード切り替えのないシンプルスイッチ

画像: バッテリーの上部にあるスイッチを押せばアシスト機能がオンになる。モード切り替えはなく、操作はこれだけ。

バッテリーの上部にあるスイッチを押せばアシスト機能がオンになる。モード切り替えはなく、操作はこれだけ。

こんな人におすすめ!
初めて電動アシスト自転車を購入するユーザー。なるべく少ない出費で、アシスト機能の恩恵を受けてみたい人。

低床タイプ
ブリヂストン「ラクット 20インチ」

実売価格例:13万5600円
バッテリー容量14.3Ah 充電時間約4時間10分
●タイヤ径:20インチ[20×1.75 HE]
●カラー:ルビーレッド、サファイヤブルー、シルキーベージュ
●25.1kg

画像: ルビーレッド

ルビーレッド

走りながらの自動充電が可能で、走行距離は最長130キロ

フレームの底部の高さが23.5センチ。同じブリヂストンの20インチ車種と比べると約10センチも低く設計され、乗り降りのしやすさ、足つきなどはかなりいい。

ラクットシリーズが搭載している特筆すべき装備が自動回復充電機能だ。フロントに搭載されているモーターは左ブレーキをかけたり、走行中にペダルをこぐ動作を停止したりしたときに発電し、自動的に充電される。この機能により、エコモードで130キロという圧倒的な走行距離を実現しているのだ。

日常的な通勤や買い物で使うのであれば、充電は1ヵ月に1回程度で済む。同シリーズで24インチもある。

操作性と視認性に優れた操作パネル

画像: バッテリー残量を表示する数字が大きくて見やすい。また、スイッチ類も大きめの設計で操作しやすい。

バッテリー残量を表示する数字が大きくて見やすい。また、スイッチ類も大きめの設計で操作しやすい。

こんな人におすすめ!
マンションなどの駐輪場から部屋までが遠くて、重いバッテリーを運搬したくない、充電回数を少なくしたいという人。

低床タイプ
ヤマハ「パス シオン-U」

実売価格例:12万4350円
バッテリー容量12.3Ah 充電時間約3.5時間
●タイヤ径:20インチ[20×1.95 HE]
●カラー:グロススモークイエロー、スノーホワイト、レッド、エスニックブルー
●21.5kg

画像: グロススモークイエロー

グロススモークイエロー

軽量化にこだわりつつ、アシストパワーもかなり強力

乗り降りがしやすい低床U型フレームの採用だけでなく、車重21.5キロと、パスシリーズのスタンダード車種に比べて、約5キロの軽量化も実現。駐輪場など、狭い場所での取り回しがとても楽だ。

シニアにも優しいうえに、頼もしい走行性能も魅力。強モードのアシストレベルがパワーアップされ、載せた荷物が重いときや急な坂道でも今まで以上に楽に走行できる。

もちろん、この強いアシストパワーは、こぎ出しからいきなりかかってくるわけではない。始動時はスムーズかつ優しく、強い負荷を必要とするときにはアシストパワーがサポートしてくれる。同シリーズで24インチもある。

低床ながらポップで好感の持てるデザイン

画像: カラーラインアップは4タイプ。どれもがポップな色あいで、街中でも映える。好感の持てるデザインだ。

カラーラインアップは4タイプ。どれもがポップな色あいで、街中でも映える。好感の持てるデザインだ。

こんな人におすすめ!
急坂の多い地域に住んでいて、これまで使っていたモデルのアシストパワーにちょっと力不足を感じているならコレ!

三輪タイプ
パナソニック「ビビライフ」

実売価格例:20万4610円
バッテリー容量16.0Ah 充電時間約4.5時間
●タイヤ径:18インチ(前輪)/16インチ(後輪)[前18×1.75 HE 後16×1.75 HE]
●カラー:ブルー、チタンシルバー
●34.1kg

画像: ブルー

ブルー

車体を傾けて曲がることができるスイング式を採用

後ろの二輪が接地したまま、フロントの部分だけ左右に傾けることができる可変式スイング機構を搭載。

二輪自転車では曲がるときに車体を左右どちらかに倒し込むが、固定式三輪車では重心を移動させずにハンドルだけで曲がっていくことになる。可変スイング機構を備えたビビライフの場合、車体が傾くため、二輪自転車の感覚で曲がることができるのだ。

可変スイング機構の傾きの角度は0~10度、0~25度の2段階で調整でき、さらに傾かせないで固定させることも可能。また、ロングドライブモードで約93キロの走行が可能など、アシスト性能も充実。

安全性を向上させる2灯のテールランプ

画像: 2灯あるテールランプは太陽光で充電することができ、暗くなると自動で点灯。夜間走行での安全性もしっかりとキープ。

2灯あるテールランプは太陽光で充電することができ、暗くなると自動で点灯。夜間走行での安全性もしっかりとキープ。

こんな人におすすめ!
三輪タイプに乗り替えても、重心移動で曲がる二輪自転車の操作感覚で乗りこなしたいならこれで決まり!

三輪タイプ
ブリヂストン「フロンティア ラクット ワゴン」

実売価格例:20万800円
バッテリー容量14.3Ah 充電時間約4時間10分
●タイヤ径:20インチ(前輪)/16インチ(後輪)[前20×1.75 HE 後16×1.75 HE]
●カラー:ミスティミント、ルビーレッド、サファイヤブルー
●28.3kg

画像: ミスティミント

ミスティミント

左ブレーキをかけるとモーターブレーキで制動をアシスト

走りながら充電してくれる自動充電を採用。左ブレーキをかけたときは、自動充電しながらモーターブレーキも作動。上りだけでなく、急な下り坂での走行も、モーターが制動をアシストしてくれる。

ペダルをこぐ力は後輪に伝達され、前輪はモーターがアシストするので、前と後ろの両軸駆動で、少々凹凸のある道路でも安定した走りを実現する。

低床フレームの採用で乗り降りがしやすく、サドルから地面までの最低地上高が67センチと低いので、足つきは非常にいい。シート角度などの見直しにより、こいだときの脚の角度が膝への負担を軽減するようにフレームが設計されている。

充電もしてくれるフロントモーター

画像: 前輪に搭載されているフロントモーター。アシストを必要としない状況では、自動充電が行われるうれしい機能。

前輪に搭載されているフロントモーター。アシストを必要としない状況では、自動充電が行われるうれしい機能。

こんな人におすすめ!
急坂を下るときのブレーキングに不安を覚えているなら安心。バッテリーの充電回数をできるだけ少なくしたい人にも。

三輪タイプ
ヤマハ「パス ワゴン」

実売価格例:20万3770円
バッテリー容量15.4Ah 充電時間約4時間
●タイヤ径:18インチ(前輪)/16インチ(後輪)[前18×1.75 HE 後16×1.75 HE]
●カラー:カカオ、アイボリー、エスニックブルー
●29.3kg

画像: アイボリー

アイボリー

フロント&リアバスケット搭載で、大量の荷物を運べる

乗り降りしやすい低床U型アルミフレーム。長時間座っていても快適さを損なわない「ふっかふかサドル」など、全体的な乗りやすさが特徴的。

また、荷物の積載量の多さも優秀。深さ285ミリのフロントバスケットの容量は19リットル。さらに、開口部のサイズが幅336ミリ×奥行486ミリで容量約39リットル、最大積載重量17キロのリアバスケットも搭載している。

アシスト機能も万全。十二分なアシストパワーはもちろんのこと、センサーが、こぐ力や道路状況を感知し、それに合ったアシスト力をコントロール。こぎ始めも、自然な感覚でスムーズにスタートできる。

前後合わせて約58リットルの収納量

画像: 積載量のあるフロントとリアのバスケット。三輪だからたくさんの荷物を入れてもふらつかず、安定走行が可能。

積載量のあるフロントとリアのバスケット。三輪だからたくさんの荷物を入れてもふらつかず、安定走行が可能。

こんな人におすすめ!
いつもたくさんの物を買い込み、荷物の量が多くなりがちな人。サドルの座りやすさや乗り心地にもこだわりたい人。

電動アシスト非搭載でおすすめのモデルはこれ!

電動アシスト自転車は、脚力が低下しがちなシニアにとっては非常にありがたい機能である。しかし、日常的に自転車を使う頻度が多いけれど、電動アシストだと価格面でちょっと、とお考えのシニア世代もけっこう多いのでは、と思われる。

そこでおすすめなのが、サギサカの「こげ~る」シリーズだ。

サギサカは自転車メーカーではあるが、車いすなどの介護用品も扱っている。そこで得た介護のためのスキルや経験を自転車に生かして作られたのが、このシリーズである。

またぎやすい低床フレームはもちろんのこと、安定感を向上させる低重心設計が特徴的。ペダルの重さを44%も軽減してスムーズな発進を実現しているほか、サドルに腰当てを付けることで、効率よくペダルに力を伝えられるようにしてある。

「こげ~る」シリーズでは、楽に乗れるというだけでなく、ある程度の負荷をかけて自転車をこぐことで、脚の筋力低下防止にもつなげるといったコンセプトも持っている。これは、介護という観点がないとなかなか発想できないものだろう。

サギサカ
こげーるneo
8万6180円(20型)

画像1: 電動アシスト非搭載でおすすめのモデルはこれ!

「超軽い」「軽い」「普通」の3段変速を採用。低重心設計により走行安定性がいい。シニアユースに特化した一台だ。

サギサカ
こげーるライブリー三輪車
9万9688円

画像2: 電動アシスト非搭載でおすすめのモデルはこれ!

電動アシスト三輪車に比べ、価格は約半分。介護のノウハウで生まれたパーツを随所に装備している。

※価格は記事作成時のものです。

■解説/打越俊浩(アウトドアライター)

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