【100均のマウス】ダイソーとキャンドゥどちらを買うべきか?外観や重さ、機能、使い勝手を徹底比較レビュー

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ダイソーとキャンドゥで売られている税込110円の激安マウス。出先でマウスが壊れた!とりあえず今すぐマウスが欲しい!というときに、どちらを買うのがいいのか?実際に2つのマウスを購入し、徹底比較してみました。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

驚異の100円マウス比較

驚いたことに、キャンドゥで購入した「USB光学式マウス」と、ダイソーで購入した 「BLUE LED MOUSE」は、マウス裏面の表記に多少の違いがあるものの、外観はほぼそっくり同じと言っていいレベルになっています。どちらも税込み110円と驚異的な価格です。

パッケージ(表)

写真左がキャンドゥの「USB光学式マウス」、右がダイソーで購入した「BLUE LED MOUSE」。

パッケージ(裏)

パッケージの裏側には、マウスの仕様や対応OS、注意書きなどが記載されています。どちらも基本的に、USBに差し込むだけで使用できるそうです。

パッケージの裏側です。写真左がキャンドゥの「USB光学式マウス」、右がダイソーの「BLUE LED MOUSE」。

マウス本体(表側)

パッケージから取り出したところ。筆者の目の錯覚でなければ、同じマウスが入っていました。

写真左がキャンドゥの「USB光学式マウス」、右が 「BLUE LED MOUSE」。同じに見えます。

マウス本体(裏側)

表側よりは違いはありますが、ほぼ同じと言っていいレベルです。 写真左「USB光学式マウス」、右「BLUE LED MOUSE」。

USB に接続して LED が発光すると「BLUE LED MOUSE」は青く、「USB光学式マウス」は赤く発光するので、なんとか見分けがつくといった印象です。

マウスLED発光状態

USBに接続しLEDが発光した状態。赤く光る写真左が「USB光学式マウス」。青く光る写真右が当然「BLUE LED MOUSE」です。

「USB光学式マウス」は、発売元が株式会社キャンドゥとなっており、「Do! STARS」という同社のプライベートブランドなので、キャンドゥのみでの販売なのでしょう。一方「BLUE LED MOUSE」は、株式会社ECoreの製品になっています。ECoreのホームページを確認すると、主要取引先に株式会社大創産業と株式会社ワッツが記載されていましたので、ダイソー以外での取り扱いもあるのかもしれません。ただし、ホームページの製品一覧にマウスはありませんでした。

「USB光学式マウス」と「BLUE LED MOUSE」はどちらも USB Type A で接続するマウスです。また対応する OS は Windows が7( SP 1を含む)、8、8.1、10。Macは OS X 10.5以降になっています。

マウスの仕様については、分解能が800DPI、読取方式が光学センサー方式、ボタン数3、ケーブル長1.1mといったところまでが共通。大きな違いは LED が赤色か青色かといったところのようです。

また、重さも測ってみたのですが、「USB光学式マウス」が約48g、「BLUE LED MOUSE」が 約47gと違いと呼べる差はありませんでした。

実際の使い勝手

モバイル用途であれば非常に優秀な軽量コンパクトなマウス

外観はキャンドゥ「USB光学式マウス」が赤色LEDを使っているのに対して、ダイソー「BLUE LED MOUSE」は青色LEDを採用している点以外、大きな違いは見つけられませんでした。ただし、多くのマウスの解説を読んでいると、赤色LEDを採用したマウスよりも、波長の短い青色LEDを採用したマウスの方が、使用する面の反射率などに影響を受けづらく、高性能だと説明されています。

そこで、筆者が普段使っているマウスパッドのほか、テーブル面でそのまま、布製のコースターの上で、小型のホワイトボードの上で、という4つの条件で使い勝手に差がないかテストしてみました。結果は、小型のホワイトボードの上では、どちらも反応が非常に悪くなりほぼ使えない印象。それ以外の条件では差はほとんど見られませんでした。

LED ランプが発光していないと、完全に同じマウスに見えます。どちらも非常に軽くてコンパクトなので、モバイルユースにおいてはとても優位です。

ただし、使っているLEDの種類としては高性能なはずの「BLUE LED MOUSE」の方が、特定方向の反応が悪かったので、どうも個体差ではないかと思いました。そこで、さらにダイソーの「BLUE LED MOUSE」をもう1つ購入して、同じようにテストしましたが、マウスカーソルの反応といった点では、両者に差は感じられませんでした。1つ1つを精査して製造できる価格帯の製品ではないので、個体差いわゆる当たり外れがあるのでしょう。

また、どちらの製品もスクロールホイールを採用しています。このスクロールホイールにバリが残っていて、まともに回転しないといった情報もインターネット上にはあります。ですが、筆者が買った計3つの100円マウスでは、スクロールホイールが回転しないものはありませんでした。ただし、スクロールホイールを回転する際の感触は、スムーズでなめらかと言えるレベルのものではないのは事実です。ガリガリとした印象の少し重めの操作感と言えるでしょう。とはいえスクロール動作に不満を感じるレベルのものではありません。

どちらもケーブルを入れて50gを切る、非常に軽量なマウスです。サイズも、通常のマウスよりもさらにひと回り小さい印象なので、ノートパソコンなどと一緒に持ち歩くモバイルユースであれば、信じられないほどコストパフォーマンスの高い、優秀なマウスと言えるでしょう。

まとめ

どちらを買っても後悔のない驚異的なコストパフォーマンス

使い勝手を含め、 LED の発光色以外大きな違いが見つけられなかった2つの100円マウス。そもそもマウスが100円ということ自体がすごいと筆者は思います。

記事としての面白さという点を考えるのであれば「見た目は、まったく一緒ですが、より高性能な青色 LED を採用したBLUE LED MOUSEがおすすめ」と言えるとよいのでしょう。しかし残念なことに、実際に使ってみても大きな差を感じることはありませんでした。結論としては、キャンドゥの「USB光学式マウス」とダイソーの「BLUE LED MOUSE」は、どちらを購入してもほとんど差を感じることはないでしょう。

どちらのマウスも、これだけのクオリティのものが税込110円で売られていること驚異的です。普段使いのメインとしてはやや頼りない部分もありますが、本当に軽くて小さいので、モバイルユースの際のメインとしては十分に使えると筆者は感じました。どちらとも驚くほどコストパフォーマンスの高いマウスと言えます。予備に1つ持っておいてもよいのではないでしょうか。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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